HOME 海外

2021.06.06

女子10000mでハッサンが29分06秒82の世界新! 従来の世界記録を10秒以上更新/FBKゲームス
女子10000mでハッサンが29分06秒82の世界新! 従来の世界記録を10秒以上更新/FBKゲームス

初マラソン初優勝を飾ったハッサン(オランダ)(19年ドーハ世界選手権)


6月6日、ヘンゲロ(オランダ)でWA(世界陸連)コンチネンタルツアー・ゴールドのFBKゲームスが開催され、女子10000mでS.ハッサン(オランダ)が29分06秒82の世界新記録を樹立した。従来の世界記録はA.アヤナ(エチオピア)が2016年のリオ五輪で出した29分17秒45。

2019年世界選手権1500m、10000m金メダリストのハッサンはこれが今季初の10000m。2000mまでペースメーカーが引っ張った後、独走状態となるなか3000mを8分48秒、5000mを14分38秒で通過。世界記録を上回るペースを維持し続け、9000mからの1000mを2分45秒でカバーして快挙につなげた。

28歳のハッサンはエチオピア出身。15歳だった2008年に難民としてオランダへ移住し、13年にオランダ国籍を取得している。昨年10月には世界歴代4位の29分36秒67をマークしていた。

広告の下にコンテンツが続きます

■女子10000m世界歴代5傑
29.06.82 S.ハッサン(オランダ)21年
29.17.45 A.アヤナ(エチオピア)16年
29.31.78 王 軍霞(中国)    93年
29.32.53 V.チェルイヨット(ケニア)16年
29.42.56 T.ディババ(エチオピア)16年

6月6日、ヘンゲロ(オランダ)でWA(世界陸連)コンチネンタルツアー・ゴールドのFBKゲームスが開催され、女子10000mでS.ハッサン(オランダ)が29分06秒82の世界新記録を樹立した。従来の世界記録はA.アヤナ(エチオピア)が2016年のリオ五輪で出した29分17秒45。 2019年世界選手権1500m、10000m金メダリストのハッサンはこれが今季初の10000m。2000mまでペースメーカーが引っ張った後、独走状態となるなか3000mを8分48秒、5000mを14分38秒で通過。世界記録を上回るペースを維持し続け、9000mからの1000mを2分45秒でカバーして快挙につなげた。 28歳のハッサンはエチオピア出身。15歳だった2008年に難民としてオランダへ移住し、13年にオランダ国籍を取得している。昨年10月には世界歴代4位の29分36秒67をマークしていた。 ■女子10000m世界歴代5傑 29.06.82 S.ハッサン(オランダ)21年 29.17.45 A.アヤナ(エチオピア)16年 29.31.78 王 軍霞(中国)    93年 29.32.53 V.チェルイヨット(ケニア)16年 29.42.56 T.ディババ(エチオピア)16年

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.10.30

中越が県高校最高の2時間5分38秒!オール区間賞で2連覇 女子は新潟明訓が首位譲らず3年連続V/新潟県高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた新潟県高校駅伝が10月30日、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムを発着とする駅伝周回コースで行われ、男子(7区間42.195km)は、中越が県高校最高記録の2時間5分38秒で2年連続19回目 […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第62回「伝統の火を灯し続ける~ある記念品と箱根駅伝予選会~」

2025.10.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第62回「伝統の火を灯し続ける~ある記念品と箱根駅伝予選会~」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第62回「伝統の火を灯し続ける~ある記念品と箱根駅伝予選会~」 1959年~62年まで4年間の […]

NEWS 日本陸連、暑熱下の大会「危険な状況回避して」来年の全中、インターハイは予定変更できず

2025.10.30

日本陸連、暑熱下の大会「危険な状況回避して」来年の全中、インターハイは予定変更できず

日本陸連は10月30日にメディア向けの説明会を開き、暑熱下での競技会運営について、田﨑博道専務理事と強化部・磯貝美奈子部長が登壇して報告した。 日本陸連は7、8月の主催大会において「WBGT(暑さ指数)が31度以上となる […]

NEWS 日本陸連が東京世界陸上を有森裕子会長、田﨑博道専務理事を総括「今回の経験を生かして、つなげていきたい」

2025.10.30

日本陸連が東京世界陸上を有森裕子会長、田﨑博道専務理事を総括「今回の経験を生かして、つなげていきたい」

日本陸連は10月30日、9月に行われた東京世界選手権の総括会見を開き、有森裕子会長、田﨑博道専務理事が登壇した。 日本陸連創設100年の節目に迎えたビッグイベントに対し、「その成功が今後の陸上界の成長、発展につながる」( […]

NEWS 山崎一彦強化委員長が東京世界陸上を総括「今までにない活躍」「底上げができた」選手、指導者の海外経験を推進していく構え

2025.10.30

山崎一彦強化委員長が東京世界陸上を総括「今までにない活躍」「底上げができた」選手、指導者の海外経験を推進していく構え

日本陸連は10月30日、9月に行われた東京世界選手権の総括会見を開き、強化委員会の山崎一彦・強化委員長が登壇した。 34年ぶりに東京開催となった世界選手権で日本代表は銅メダル2を含め、入賞11を数えた。入賞順位からポイン […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top