◇東京五輪テストイベントREADY STEADY TOKYO/世界陸連コンチネンタルツアー・ゴールド(5月9日/東京・国立競技場)
東京五輪テストイベント(コンチネンタルツアー・ゴールド)男子走幅跳は、ドーハ世界選手権8位入賞の橋岡優輝(富士通)が優勝。日大を卒業して社会人1年目の初タイトルを手にした。1回目に8m07(+1.8)をマーク。その後は記録を伸ばせなかったが、ただ1人8m台に乗せた。
4月29日の織田記念が「富士通デビュー戦」。3月には室内で8m19の室内日本新を跳んでいたが、織田記念では日大の先輩でもある小田大樹(ヤマダホールディングス)に敗れた。それでも、5回のファウルで8m30~50あたりを跳ぶなど仕上がりの良さを見せ、日本記録8m40は射程圏内に収めている。
室内(5回)、織田記念(5回)、そして今大会(4回)とファウルの多い試合が続いている橋岡。「いい助走と悪い助走が交互に来てしまった」と修正に至らなかった。だが、「飛距離は織田記念ほど出ていませんが、感覚は悪くなかった」という。昨年のセイコーゴールデングランプリでも国立競技場のピットに立っている橋岡。その時はなじまなかったという助走路も、新品だった当時と比べ「だいぶ(地面)つかめるようになった」と好印象に変わったようで、「去年よりもいいものが得られたかな」と、本番となる東京五輪に向けても絶好の“テスト”ができた。
すでに東京五輪の参加標準記録は突破済み。日本選手権で3位以内になれば代表に決まる橋岡。「調子と感覚が噛み合ってくれば自己ベストは狙えます。日本選手権に向けて準備していきたいです」と焦らずに仕上げていく。

|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.06.29
-
2025.06.17
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.30
【高校生FOCUS】男子棒高跳・井上直哉(阿南光高)「全国3冠取りたい」と意気込むボウルターは柔道黒帯
FOCUS! 高校生INTERVIEW 井上直哉 Inoue Naoya 阿南光高3徳島 注目の高校アスリートに焦点を当てる高校生FOCUS。今回はインターハイ徳島県大会男子棒高跳で5m21の県高校新記録をマークし、続く […]
2025.06.30
【学生長距離Close-upインタビュー】急成長を続ける大東大・大濱逞真 「自信を持ってエースと言えるように」
学生長距離Close-upインタビュー 大濱逞真 Ohama Takuma 大東大2年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。49回目は、大東大の大 […]
2025.06.30
64年東京五輪5000m銅のデリンジャー氏が死去 91歳 米国代表やオレゴン大コーチも務める
6月27日、米国の元長距離選手で、後にコーチとしても活躍したビル・デリンジャー氏が逝去した。91歳だった。 デリンジャー氏は5000mで3大会連続してオリンピックに出場(1956年メルボルン、1960年ローマ、1964年 […]
2025.06.30
100mトンプソンが世界歴代6位の9秒75!! シェリー・アンも最後の国内選手権で3位/ジャマイカ選手権
東京世界選手権の代表選考会となるジャマイカ選手権が6月26日から29日にキングストンで開催された。 男子100mはK.トンプソンが世界歴代6位、今季世界最高の9秒75(+0.8)で優勝した。トンプソンは現在23歳。これま […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会