HOME 国内

2026.02.27

日本記録保持者・大迫傑が新たな挑戦「ミステリーボックスを開ける感じ」/東京マラソン
日本記録保持者・大迫傑が新たな挑戦「ミステリーボックスを開ける感じ」/東京マラソン

マラソンの大迫傑

◇東京マラソン2026(3月1日/東京・東京都庁スタート、東京駅前行幸通りフィニッシュ)

MGCシリーズ2025-2026・G1(男女とも)でアボット・ワールドマラソンメジャーズの東京マラソンが3月1日、開催される。大会2日前のこの日は都内でファンミーティングが開かれ、有力選手が取材に応じた。

広告の下にコンテンツが続きます

2時間4分55秒の日本記録保持者・大迫傑(リーニン)は「非常に良いトレーニングができているので、いい意味で自分に期待しないというか、本当に自分のやってきたことを出すだけだと思っています」と、本番への思いを語った。

昨年12月のバレンシアマラソンで、4年9ヵ月ぶりに日本記録を奪還。そこから、約3ヵ月のスパンで再びマラソンに挑む。その狙いについては、海外トップランナーも実施していることも踏まえ、「トレーニングを継続したり、体調をどう上げていくか。シューズも進化している中で、可能ではないかと考えて、チャレンジしてみたい」と考えたという。

これまでは「半年か8ヵ月ぐらいは空いていた」なかで、実際に取り組んでみると「身体の戻りも早くて、身体としては順調に来られているかな」と言う。バレンシア後は2週間程度の休養を経てトレーニングを再開。1月1日からはボルダーで高地練習をこなしてきた。

2日後の本番に向けては、「明日のテクニカルミーティングで決まるペース次第」とし、「それを聞いてからどのペースで行くかを決めたい」と大迫。チャレンジの過程に「ミステリーボックスを開けるみたいな感じ」と笑顔を逃せつつ、「自然体でレースができると思いますし、あらゆる状況、展開に対応できる柔軟性があると思っています」というコンディションに自信をのぞかせる。

大迫が更新する前の日本記録保持者だった鈴木健吾(横浜市陸協)とも交流を重ね、鈴木が1月のヒューストンマラソン(ハーフ)に出場した際には米国の自宅で一緒に過ごし、トレーニングを共にしたり「酒を酌み交わしたり」したという。

その鈴木や、若手の台頭は大いに歓迎。日本記録を奪還したことについて「自己ベストを更新できた」という捉え方で、34歳という年齢のことなど「向かい風がある中で、それを吹き飛ばせたという達成感が大きいかな」と話す。

だがそれ以上に、日本の長距離界全体の盛り上がりに期待を込める。鈴木や、さらに若い世代を含め、「どんどん日本記録が更新されていかないと」。大迫自身の新たな挑戦が、さらなる刺激となるか。

レースは3月1日午前9時10分スタート(車いすは9時05分)。レースの模様は日本テレビで生中継される。

◇東京マラソン2026(3月1日/東京・東京都庁スタート、東京駅前行幸通りフィニッシュ) MGCシリーズ2025-2026・G1(男女とも)でアボット・ワールドマラソンメジャーズの東京マラソンが3月1日、開催される。大会2日前のこの日は都内でファンミーティングが開かれ、有力選手が取材に応じた。 2時間4分55秒の日本記録保持者・大迫傑(リーニン)は「非常に良いトレーニングができているので、いい意味で自分に期待しないというか、本当に自分のやってきたことを出すだけだと思っています」と、本番への思いを語った。 昨年12月のバレンシアマラソンで、4年9ヵ月ぶりに日本記録を奪還。そこから、約3ヵ月のスパンで再びマラソンに挑む。その狙いについては、海外トップランナーも実施していることも踏まえ、「トレーニングを継続したり、体調をどう上げていくか。シューズも進化している中で、可能ではないかと考えて、チャレンジしてみたい」と考えたという。 これまでは「半年か8ヵ月ぐらいは空いていた」なかで、実際に取り組んでみると「身体の戻りも早くて、身体としては順調に来られているかな」と言う。バレンシア後は2週間程度の休養を経てトレーニングを再開。1月1日からはボルダーで高地練習をこなしてきた。 2日後の本番に向けては、「明日のテクニカルミーティングで決まるペース次第」とし、「それを聞いてからどのペースで行くかを決めたい」と大迫。チャレンジの過程に「ミステリーボックスを開けるみたいな感じ」と笑顔を逃せつつ、「自然体でレースができると思いますし、あらゆる状況、展開に対応できる柔軟性があると思っています」というコンディションに自信をのぞかせる。 大迫が更新する前の日本記録保持者だった鈴木健吾(横浜市陸協)とも交流を重ね、鈴木が1月のヒューストンマラソン(ハーフ)に出場した際には米国の自宅で一緒に過ごし、トレーニングを共にしたり「酒を酌み交わしたり」したという。 その鈴木や、若手の台頭は大いに歓迎。日本記録を奪還したことについて「自己ベストを更新できた」という捉え方で、34歳という年齢のことなど「向かい風がある中で、それを吹き飛ばせたという達成感が大きいかな」と話す。 だがそれ以上に、日本の長距離界全体の盛り上がりに期待を込める。鈴木や、さらに若い世代を含め、「どんどん日本記録が更新されていかないと」。大迫自身の新たな挑戦が、さらなる刺激となるか。 レースは3月1日午前9時10分スタート(車いすは9時05分)。レースの模様は日本テレビで生中継される。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.04.08

佐藤拳太郎が東海大短距離コーチ就任「両立へ全力を捧げる」髙野監督「彼しかいないと直感」

東海大は4月8日、陸上競技部の新体制発表会見を行い、部長で短距離監督の髙野進氏と、新たに短距離ブロックコーチに就任した佐藤拳太郎(富士通)が登壇した。  伝統あるブルーのラインが入ったジャージに「これまで赤色が多かったの […]

NEWS 東海大・西出仁明駅伝監督が意気込み「スピードの東海復活を」両角総監督「役割分担明確に」

2026.04.08

東海大・西出仁明駅伝監督が意気込み「スピードの東海復活を」両角総監督「役割分担明確に」

東海大は4月8日、新体制発表会見を行い、両角速総監督と西出仁明駅伝監督が登壇した。 両角総監督は佐久長聖高(長野)を指導して全国高校駅伝優勝など実績を残した。11年から母校・東海大の駅伝監督に就任。17年に出雲駅伝を制す […]

NEWS 東京世界陸上金のベンジャミンとアングロがセイコーGGPに参戦 世界室内60m優勝アンソニーは200mに出場

2026.04.08

東京世界陸上金のベンジャミンとアングロがセイコーGGPに参戦 世界室内60m優勝アンソニーは200mに出場

日本陸連は4月8日、セイコーゴールデングランプリ2026東京(5月17日/東京・国立競技場)の海外選手のエントリー第2弾を発表し、昨年の東京世界選手権男子400mハードル金メダリストのR.ベンジャミン(米国)が400mに […]

NEWS ジャマイカのダグラスが女子短距離2冠 200mはU20歴代3位タイの22秒11/カリフタゲームズ

2026.04.08

ジャマイカのダグラスが女子短距離2冠 200mはU20歴代3位タイの22秒11/カリフタゲームズ

グレナダの首都セントジョーンズで4月4日から6日まで、カリフタゲームズが開催され、女子200mU20の部でS.M.ダグラス(ジャマイカ)がU20世界歴代3位タイの22秒11(+1.9)で優勝した。S.ミラー・ウイボ(バハ […]

NEWS 仙台ハーフのエントリー発表!世界陸上代表・小山直城、小林香菜らが特別招待 太田蒼生も出場予定

2026.04.08

仙台ハーフのエントリー発表!世界陸上代表・小山直城、小林香菜らが特別招待 太田蒼生も出場予定

仙台国際ハーフの大会主催者は4月8日、仙台市で5月に開催されるジャパンプレミアハーフシリーズ「仙台国際ハーフ2026」の招待選手ならびにエントリーリストを発表した。 男子では特別招待選手として、東京世界選手権マラソン代表 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年4月号 (3月13日発売)

2026年4月号 (3月13日発売)

別冊付録 記録年鑑 2025

東京マラソン、大阪マラソン、名古屋ウィメンズマラソン

page top