2026.01.03
◇第102回箱根駅伝(東京・大手町~神奈川・箱根町往復/10区間217.1km)
第102回箱根駅伝の復路が行われ、青学大が総合10時間37分34秒の大会新で3連覇を達成した。
今年も白熱したシード争いで、最後の10番目を勝ち取ったのが出場92回目の日大。2014年の第90回大会で7位になって以来、12年ぶりのシード復活を果たした。
就任3年目の新雅弘駅伝監督は「選手たちが一生懸命に努力し、コツコツと積み重ねてきた成果に対して、神様がご褒美をくれたのだと感じています」と振り返り、選手たちの奮闘に目を細めた。
1区17位スタートを受けたシャドラック・キップケメイ(3年)が、3年連続の2区を区間2位・8人抜きと力走。9位に押し上げると、往路はその後もシード圏内をキープする。5区の鈴木孔士(4年)も区間9位にまとめ、「上り切った達成感を噛み締めつつ、今まで支えてくださった方々に恩返しができたと思いながらゴールテープを切りました」。
復路でも、10000mのエントリー上位10人平均で5位という走力を生かし、シード圏内を死守。復路一斉スタートから追い上げる帝京大に最終区で逆転を許したものの、中央学大との熾烈な10位争いには勝ち切った。
10区序盤から延々とデッドヒートを繰り広げた大仲竜平(4年)は「厳しい争いになることは把握していました」と臨み、「絶対に負けないという強い意志を持って臨みました」。そして、18km過ぎに中央学大を突き放し、歓喜のフィニッシュに飛び込んだ。
1936年からの4連覇を含む優勝回数は歴代3位の12回を誇り、出場回数も歴代2位。箱根駅伝きっての名門だが、至近10年で4度出場を逃すなど、苦戦が続いていた。
その流れの中で大学OBで、岡山・倉敷高を全国高校駅伝で3度の優勝に導いた新監督が、23年5月から指導に携わると、同年の予選会を5位で4年ぶりに突破。そして、3年連続の箱根路でついにシード復帰を果たした。
「9位から12位の争い」を想定し、9区に駅伝主将の中澤星音、10区に大仲と信頼を寄せる4年生を登録。「2人はこれまでも走った経験があり、絶対に通用すると信じていました。競り合いの中でも非常によく頑張ってくれました」と新監督は称える。
来年度は、新監督が指導開始時の1期生が最上級生となる。継続して取り組む「集団走」の強化を進めつつ、「単独走」の強化にも着手中。全体の底上げをさらに進め、名門復活への道をさらに走り続ける。
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