2025.11.11
米国アンチ・ドーピング機関(USADA)は11月10日までに、2022年オレゴン世界選手権100mで銀メダルを獲得したM.ブレイシーが、内部告発者の情報に基づく調査の結果、アンチ・ドーピング規則違反で45ヵ月(3年9ヵ月)の資格停止処分の制裁を受け入れたと発表した。
USADAは昨年(2024年)はじめ、ブレイシーに対し、競技外テストを実施。ここで禁止薬物テストステロンの陽性反応を示し、2024年2月5日に暫定出場停止処分となった。USADAや世界陸連の独立不正監査機関(AIU)、麻薬取締局などによると、当初はブレイシーが調査の妨害を試みたという。しかし、追求を受けてすぐに違反を認めた。このテストステロンの使用と妨害の試みは、単一の違反として扱われた。
禁止薬物の意図的な使用や重大な過失があった場合、標準的には4年間(48ヵ月)の資格停止処分となるが、ブレイシーは20日以内に違反を認めたことと、調査協力で27ヵ月(2年3ヵ月)短縮され、処分期間は21ヵ月(1年9ヵ月)となった
だが、ブレイシーは2023年8月から2024年6月にかけて居場所情報関連義務違反(1年間で検査の3回居場所義務違反を犯すと、資格処分対象となる)も犯したため、2回目の違反として別途24ヵ月(2年)の出場停止処分を受けた。
合算すると資格停止期間は45ヵ月に上る。暫定出場停止開始日の2024年2月5日から算定され、競技に復帰できるのは2027年11月から。2022年世界選手権の銀メダル剥奪はないものの、2023年6月1日以降のすべての成績は抹消される。
ブレイシーは1993年12月生まれの31歳。100mで9秒85(2021年)の自己ベストを持ち、2022年世界選手権では個人種目のほかに4×100mリレーでも銀メダルを手にしている。
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