2025.10.17

◇第19回U18・第56回U16大会(10月17~19日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場)1日目
U18・U16大会の第1日目が行われ、男子300mハードル決勝は後藤大樹(洛南高1京都)が35秒44で優勝し、予選で自らマークしたU18日本記録を0.02秒更新した。
U18日本記録を再び塗り替えた後藤だったが、「34秒台を目標にしていたので、少し悔しいです」と満足はしていなかった。
目標の記録に届かなかった最大の理由は「右足首をくじいて」しまったこと。勢い良く進めていた中盤の4台目でアクシデントに見舞われ「腰が落ちて減速してしまった」と振り返るものの、それでも予選の記録は上回る力強さを見せた。
インターハイは400mハードルで高校歴代3位の49秒84をマークして、初の1年生優勝。国民スポーツ大会では少年B100mで2位に入っている。「1年生の間はいろんな種目にチャレンジしているので、300mハードルも一つ入れてみようと参加しました」と、今大会は300mハードルを選んだ。
400mハードルではインターバルを15歩だったが、柴田博之先生とも相談して「今回は前半を13歩で刻んで、後半15歩に切り替えるかたちに変えました」。13歩を練習したのは2日前で、「ほぼぶっつけ本番」で臨んで記録を出せるところに能力の高さを感じさせる。
中学時代は110mハードルで全中優勝。洛南高では1年目からスプリントやハードルの多種目に挑戦し、「いろんなところが部分部分で磨けている感じがする1年でした。すべてが次につながってくると思う良いシーズンでした」と実感を込める。
来シーズンに向け、「400mハードルを中心にしながら、出る種目は悩んでいます」と話す16歳。「為末さん(大/広島皆実高)の記録を目標にしていきたいです」と、高校記録(49秒09)更新を見据えていた。
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