HOME ニュース、国内

2020.12.04

【長距離】山口浩勢が男子3000m障害初優勝 五輪内定まであと2秒届かず/日本選手権
【長距離】山口浩勢が男子3000m障害初優勝 五輪内定まであと2秒届かず/日本選手権


◇日本選手権・長距離(12月4日/大阪・ヤンマースタジアム長居)

東京五輪の選考会を兼ねた日本選手権・長距離が大阪・ヤンマースタジアム長居で行われ、男子3000m障害は山口浩勢(愛三工業)が初優勝を飾った。だが、東京五輪代表の内定条件となる8分22秒00を切っての優勝まであと約2秒の8分24秒19で「勝ったうれしさより悔しさのほうが大きい」と語った。

2000mを5分35秒で回る予定だったが、「(オープン参加の)フィレモン(・キプラガット、愛三工業)がそれほど調子が良くないと言っていた影響もある」と5分38秒を要した。その後は、「独走になってからラスト行き切る力がなかった」と反省する。

広告の下にコンテンツが続きます

大本命・三浦龍司(順大)が直前の練習で障害に脚をぶつけた影響で欠場したこともレース展開やタイム面で予想外の展開となったようだ。

それでも、「甘えになるが、競り合いになれば今日も8分22秒は切れる練習をしてきた」と、来季に向けて手応えをつかんでいる様子だった。

8分28秒01の自己新で楠康成(阿見AC)が2位、青木涼真(Honda)が8分30秒81で3位に入った。ケガから復帰の塩尻和也(富士通)は「100%やってきたが、いろいろ改善するところがあると感じた」と5位。2大会連続の五輪に向けて「まだチャンスはある。一からやっていきたい」と語った。

広告の下にコンテンツが続きます

■男子3000m障害
山口浩勢(愛三工業)8.24.19
楠 康成(阿見AC)8.28.01
青木涼真(Honda)8.30.81
滋野 聖也(プレス興業)8.31.88
塩尻 和也(富士通)8.34.55
篠藤  淳(山陽特殊製鋼)8.46.18
阪口 竜平(SGHグループ)8.48.30
潰滝 大記(富士通)8.51.13

◇日本選手権・長距離(12月4日/大阪・ヤンマースタジアム長居) 東京五輪の選考会を兼ねた日本選手権・長距離が大阪・ヤンマースタジアム長居で行われ、男子3000m障害は山口浩勢(愛三工業)が初優勝を飾った。だが、東京五輪代表の内定条件となる8分22秒00を切っての優勝まであと約2秒の8分24秒19で「勝ったうれしさより悔しさのほうが大きい」と語った。 2000mを5分35秒で回る予定だったが、「(オープン参加の)フィレモン(・キプラガット、愛三工業)がそれほど調子が良くないと言っていた影響もある」と5分38秒を要した。その後は、「独走になってからラスト行き切る力がなかった」と反省する。 大本命・三浦龍司(順大)が直前の練習で障害に脚をぶつけた影響で欠場したこともレース展開やタイム面で予想外の展開となったようだ。 それでも、「甘えになるが、競り合いになれば今日も8分22秒は切れる練習をしてきた」と、来季に向けて手応えをつかんでいる様子だった。 8分28秒01の自己新で楠康成(阿見AC)が2位、青木涼真(Honda)が8分30秒81で3位に入った。ケガから復帰の塩尻和也(富士通)は「100%やってきたが、いろいろ改善するところがあると感じた」と5位。2大会連続の五輪に向けて「まだチャンスはある。一からやっていきたい」と語った。 ■男子3000m障害 山口浩勢(愛三工業)8.24.19 楠 康成(阿見AC)8.28.01 青木涼真(Honda)8.30.81 滋野 聖也(プレス興業)8.31.88 塩尻 和也(富士通)8.34.55 篠藤  淳(山陽特殊製鋼)8.46.18 阪口 竜平(SGHグループ)8.48.30 潰滝 大記(富士通)8.51.13

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.17

110mH村竹ラシッド「人生でこんなに悔しい経験はない」メダルまであと少し「陸上は難しい」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上の4日目のイブニングセッションが行われ、男子110mハードルで村竹ラシッド(JAL)が13秒18(-0.3)で5位入賞を果たした。 昨年のパリ五輪と同じ […]

NEWS 走高跳・赤松諒一「攻めた助走はできた」世界大会3連続入賞の8位タイには「悔しい気持ちが大きい」/東京世界陸上

2025.09.16

走高跳・赤松諒一「攻めた助走はできた」世界大会3連続入賞の8位タイには「悔しい気持ちが大きい」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場) 4日目 東京世界陸上4日目のイブニングセッションが行われ、男子走高跳決勝の赤松諒一(SEIBU PRINCE)が、2m24で8位入賞を果たした。 8位タイだった前回大会、 […]

NEWS 3000m障害三浦龍司とケニア選手との接触は妨害にあたらず 日本陸連が審判長に上訴も認められず/東京世界陸上

2025.09.16

3000m障害三浦龍司とケニア選手との接触は妨害にあたらず 日本陸連が審判長に上訴も認められず/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場) 日本陸連は16日、男子3000m障害決勝で三浦龍司(SUBARU)とエドマンド・セレム(ケニア)がフィニッシュ直前に接触した件について、審判長に抗議したものの、妨害にはあ […]

NEWS 中島佑気ジョセフが91年の高野進以来の400mファイナリストに!「目標を達成できて本当に幸せ」/東京世界陸上

2025.09.16

中島佑気ジョセフが91年の高野進以来の400mファイナリストに!「目標を達成できて本当に幸せ」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上4日目のイブニングセッションが行われ、男子400m準決勝で中島佑気ジョセフ(富士通)が44秒53をマークし、2着で決勝進出を果たした。 34年前、旧国立 […]

NEWS 110mH村竹ラシッドが堂々5位!パリに続く入賞、悔し涙にも「何年かかってでもメダルを取りたい」/東京世界陸上

2025.09.16

110mH村竹ラシッドが堂々5位!パリに続く入賞、悔し涙にも「何年かかってでもメダルを取りたい」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上の4日目のイブニングセッションが行われ、男子110mハードルで村竹ラシッド(JAL)が13秒18(-0.3)で5位入賞を果たした。 フィニッシュの瞬間、 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top