◇滋賀国民スポーツ大会(10月3日~7日/滋賀・平和堂HATOスタジアム:彦根総合スポーツ公園陸上競技場)
滋賀国民スポーツ大会・陸上競技が5日間の日程を終了し、男女総合優勝は122点を獲得した兵庫が14年ぶり3度目の優勝を果たした。女子総合も優勝。こちらは6年ぶりの頂点だった。両部門の制覇は2006年の兵庫国体以来2回目という偉業で、チーム関係者は笑顔を見せた。
「プレッシャーなく出てほしかったので、あまり総合争いなどの話しはせず、とにかく笑顔で出発して、笑顔で帰ってきてね、ということだけ伝えていました。ですから、今、何点とか、入賞者をテントに掲示するなどはしていなかったんです」
男子監督を務めた山田真利先生(社高)はそう話す。
まさに総合力でつかんだ優勝だった。個人トップは3種目。初日の少年男子A5000mで新妻遼己(西脇工高3)が13分35秒33の自己新で制すと、同級生の山田大智が、同5000m競歩で優勝した。女子少年A5000m競歩も逢坂ひかり(市西宮高2)が制し、長距離・競歩王国の存在感を発揮した。
他にも、少年男子A三段跳ではインターハイVの磯山福太郎(西宮東高3)が2位、少年男子Aハンマー投の清水蓮大(社高3)も2位、少年女子共通100mハードルは井上凪紗(滝川二高3)が13秒34で2位と奮闘した。
こうしたジュニアの活躍に「世界で活躍してくれる選手がチームの中にいるだけで中高生の気持ちも上がるし、うれしかったと思います」と女子監督の新井宏昌先生(園田学園高)。女子100mハードルで東京世界選手権に出場した中島ひとみ(長谷川体育施設)は今回100mに出場。「日本代表として参加することで、何か伝えられることがあるんじゃないか」と強行スケジュールのなかで参加した。専門外ながら100mで2位に入り、「中学時代からかわいがってくれている先生方に少しでも恩返しできたかな」と笑顔を見せた。
他にも成年女子やり投3位に入った武本紗栄(オリコ)、同女子三段跳2位の船田茜理(ニコニコのり)ら、国内トップ選手が参加し、中高生との時間を過ごした。男女混合4×400mリレーのアンカーを務め2に貢献した寺本葵(天理大)は「初めて兵庫として出場でき、本当にうれしいです。日本代表のような選手も、試合以外でも一緒に行動して和気あいあいと過ごせました」と貴重な経験に。「和やかな雰囲気でやれたのは成年選手のおかげ」と新井先生は感謝した。
山田先生は「小学校から盛んですし、中学、高校と各年代が安定して育成・強化してくれていて、合宿でも熱心です。それが結集した結果です」と地域の陸上熱に胸を張った。
来年の国スポは青森県を舞台に行われる。
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