◇東京世界陸上(9月13日から21日/国立競技場)2日目
東京世界陸上の2日目のモーニングセッションに女子100mハードル予選が行われ、福部真子(日本建設工業)が12秒92(+0.1)の組4着で、タイムで拾われて、22年オレゴン大会、24年パリ五輪と世界大会3大会連続で準決勝に進んだ。
「スタートが出遅れた感覚でした」と福部。中盤以降も「ピッチが上がってこず、どんどんと海外選手は力強く進んでいってしまった。感覚的にもタイムはこんなもんかな。必死に走って何もできなかった」と振り返る。フィニッシュした直後はパリ五輪などのレベルも頭をよぎり敗退したと感じていたといい、セミファイナルに「ホッとしました」と笑顔を見せる。
昨年秋に患った菊池病のため、今も微熱は続き、両アキレス腱痛や膝の痛みもあるが、「体温計は手に取らず、不安要素は一つでも消したかった」。難しい状況なのは覚悟の上で、できることに集中した。入場時、選手紹介時の大きな拍手に「何をくよくよしているんだろうって励みになりました」。福部のこれまでの苦難、そしてそれを乗り越えてこの舞台に立ったことをみなが知り、称えている証でもあった。
準決勝では「日本記録(12秒69)の更新を目指します」と自己記録更新を狙い、「夜は得意なので、もう少し上げられます」。涙の末につかんだ先で駆け抜けた笑顔の12秒間。明日の準決勝はもっと良い時間にする。
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