HOME 国内、大学

2025.04.27

落合晃が東京世界陸上へ前進 開催国枠エントリー記録にピタリ! 「一本一本のレースを大切に」/日本学生個人
落合晃が東京世界陸上へ前進 開催国枠エントリー記録にピタリ! 「一本一本のレースを大切に」/日本学生個人

男子800m決勝フィニッシュ直後の落合晃

◇日本学生個人選手権(4月25日~27日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)3日目

ワールドユニバーシティゲームズ代表選考会を兼ねた日本学生個人選手権が行われ、男子800mで日本記録保持者(1分44秒80)の落合晃(駒大)が1分45秒88で優勝した。9月の東京世界選手権開催国枠エントリー設定記録(1分45秒88)を満たした。

日本記録保持者として、大学での800mデビュー戦から強烈なインパクトを残した。

落合は号砲から200m付近までは集団内で推移したが、スッと前に出る。「51秒台で入ろうと思っていた」と言う400mこそ53秒での通過となったが、2周目もほぼイーブン。そのままトップを譲ることなく速報タイマーには1分45秒90の表示だった。「どうしようかな、最悪やんってなりました」。

正式結果は「1分45秒88」。東京世界選手権開催国枠エントリー設定記録にピタリ届き、「そこを目標にしていたので、一つ良かったです」と笑顔で振り返った。

大学生の大会は初で、今季の800mも初戦。それでいて勝ちきる強さを見せ、「一つ自分の自信にしたいです。1周目を51秒台で入れれば、44秒、43秒台も見えてくると思います」と、納得しつつも課題を口にする。

広告の下にコンテンツが続きます

駒大では大八木弘明総監督が指導するGgoatのメンバーとともに生活や練習をともにする。種目が違うことから「基本は一人でメニューをこなしています」。しかし、それ以上に「同じところで練習しているので、すごく刺激もいただけてプラスになっています」と実感を込める。

今後は静岡国際、アジア選手権、日本選手権、ユニバーシアードと大きい試合が続いていく。「毎試合狙っていけるわけではないので、一本一本のレースを大切にしていきたいです」。日本記録保持者の新たなシーズンはまだまだ始まったばかりだ。

◇日本学生個人選手権(4月25日~27日/神奈川・レモンガススタジアム平塚)3日目 ワールドユニバーシティゲームズ代表選考会を兼ねた日本学生個人選手権が行われ、男子800mで日本記録保持者(1分44秒80)の落合晃(駒大)が1分45秒88で優勝した。9月の東京世界選手権開催国枠エントリー設定記録(1分45秒88)を満たした。 日本記録保持者として、大学での800mデビュー戦から強烈なインパクトを残した。 落合は号砲から200m付近までは集団内で推移したが、スッと前に出る。「51秒台で入ろうと思っていた」と言う400mこそ53秒での通過となったが、2周目もほぼイーブン。そのままトップを譲ることなく速報タイマーには1分45秒90の表示だった。「どうしようかな、最悪やんってなりました」。 正式結果は「1分45秒88」。東京世界選手権開催国枠エントリー設定記録にピタリ届き、「そこを目標にしていたので、一つ良かったです」と笑顔で振り返った。 大学生の大会は初で、今季の800mも初戦。それでいて勝ちきる強さを見せ、「一つ自分の自信にしたいです。1周目を51秒台で入れれば、44秒、43秒台も見えてくると思います」と、納得しつつも課題を口にする。 駒大では大八木弘明総監督が指導するGgoatのメンバーとともに生活や練習をともにする。種目が違うことから「基本は一人でメニューをこなしています」。しかし、それ以上に「同じところで練習しているので、すごく刺激もいただけてプラスになっています」と実感を込める。 今後は静岡国際、アジア選手権、日本選手権、ユニバーシアードと大きい試合が続いていく。「毎試合狙っていけるわけではないので、一本一本のレースを大切にしていきたいです」。日本記録保持者の新たなシーズンはまだまだ始まったばかりだ。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.08.01

女子走幅跳デイヴィス・ウッドホール 今季世界最高7m12で3連覇 男子1万mはヤング 100mライルズは楽々予選通過/全米選手権

◇2025全米選手権(7/31~8/3、ユージン)1日目 東京世界選手権の選考を兼ねた全米選手権がはじまり、女子走幅跳ではパリ五輪金女王のT.デイヴィス・ウッドホールが7m12(+1.2)の今季世界最高記録で3連覇を飾っ […]

NEWS 9月の東京世界陸上から全女子選手対象に遺伝子検査 世界陸連「女子スポーツの健全性の保護と促進」

2025.07.31

9月の東京世界陸上から全女子選手対象に遺伝子検査 世界陸連「女子スポーツの健全性の保護と促進」

世界陸連(WA)は7月30日、女子選手の公平性を確保するため、世界選手権などに出場する全女子選手に対し、1回限りの遺伝子検査を実施すると発表した。 9月1日から発効され、9月13日開幕の東京世界選手権(東京・国立競技場) […]

NEWS 東京世界陸上ランキングが更新 100m桐生祥秀、400mH豊田兼がターゲットナンバー圏内に浮上!

2025.07.31

東京世界陸上ランキングが更新 100m桐生祥秀、400mH豊田兼がターゲットナンバー圏内に浮上!

7月31日、世界陸連(WA)は東京世界選手権の出場資格を示すランキング「Road to Tokyo25」を更新し、男子100mで桐生祥秀(日本生命)が出場資格を得られるターゲットナンバー(TN)圏内に浮上した。 このワー […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第59回「酷暑の好記録と指導者たちの育成力」

2025.07.31

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第59回「酷暑の好記録と指導者たちの育成力」

山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第59回「酷暑の好記録と指導者たちの育成力」 猛暑! この言葉で誰もが合点するほどの暑さである […]

NEWS ベルリンマラソン 女子にパリ五輪6位の鈴木優花、日本記録保持者の前田穂南がエントリー!

2025.07.31

ベルリンマラソン 女子にパリ五輪6位の鈴木優花、日本記録保持者の前田穂南がエントリー!

9月21日に開催されるベルリンマラソンの主催者は7月30日、女子の招待選手を発表し、日本からはパリ五輪6位の鈴木優花(第一生命グループ)と、2時間18分59秒の日本記録を持つ前田穂南(天満屋)がエントリーした。 鈴木はパ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年8月号 (7月14日発売)

2025年8月号 (7月14日発売)

詳報!日本選手権
IH地区大会

page top