2025.04.14
4月13日、世界陸連(WA)コンチネンタルツアー・ブロンズのオクラホマ・スローシリーズ・ワールドインビテーションの最終日が米国オクラホマ州で行われ、男子円盤投でパリ五輪銀メダルのM.アレクナ(リトアニア)が75m56の世界記録を樹立して優勝した。従来の世界記録はアレクナ自身が昨年のこの大会でマークした74m35。
アレクナは現在22歳。世界選手権では22年オレゴンで銀、23年ブダペスト銅と2大会連続でメダルを獲得している。今季はこれが2戦目で、1投目から74m89と従来の世界記録を上回り、4投目に75m56と史上初の75m超えを記録した。
また、2位のM.デニー(豪州)は世界歴代2位の74m78をスロー。デニーもこれまでの世界記録を上回った。パリ五輪銅メダルのデニーは4月に入って立て続けに自己記録を更新しており、10日には74m25をマーク。自身が3日前に打ち立てたばかりのオセアニア記録を更新した。
3位以下も好記録が相次ぎ、S.マティス(米国)は71m27、C.プリューファー(ドイツ)が71m01、L.オコエ(英国)が70m76と70mオーバーで自己記録を更新。69m94のH.ヤンセン(ドイツ)、69m65のC.ロメロ(チリ)もベスト記録をマークしている。
同大会はオクラホマ州タルサ郊外の投てき専用フィールドで行われる競技会。円盤投に最適な強い向かい風が吹くことで知られ、近年は世界のトップスロワーがこぞって参戦している。
【動画】史上初の75m超え!アレクナの投てきをチェック
🚨BREAKING-WORLD RECORD🚨
— Beau Throws (@beau_throws) April 13, 2025
Watch Mykolas Alekna throw 75.56m. The first man over 75m🤯
📹 @Kirstylawdiscus pic.twitter.com/56A3Yq3vvD
男子円盤投世界歴代10傑
75.56 M.アレクナ(リトアニア) 2025. 4.13 74.78 M.デニー(豪州) 2025. 4.13 74.08 J.シュルト(東ドイツ) 1986. 6. 6 73.88 V.アレクナ(リトアニア) 2000. 8. 3 73.38 G.カンテル(エストニア) 2006. 9. 4 71.86 Y.ドゥムチェフ(ソ連) 1983. 5.29 71.86 D.ストール(スウェーデン) 2019. 6.29 71.86 K.チェー(スロベニア) 2023. 6.16 71.84 P.マワホフスキ(ポーランド)2013. 6. 8 71.70 R.ファゼカシュ(ハンガリー)2002. 7.14RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.09.18
-
2025.09.18
2025.09.12
前夜祭イベントでギネス“世界新” 寺田明日香が高速道路KK線でリレー参加/東京世界陸上
2025.09.13
明日午前開催の女子マラソン 鈴木優花の補欠登録を解除/東京世界陸上
-
2025.09.14
-
2025.09.13
-
2025.09.15
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.18
マクローリン・レヴロン47秒78!!降りしきる雨のなか女子400m世界歴代2位、大会新の激走/東京世界陸上
◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)6日目 東京世界陸上6日目のイブニングセッションが行われ、女子400mはシドニー・マクローリン・レヴロン(米国)が世界歴代2位、大会新の47秒78でこの種目初優勝を飾った。 […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/