HOME 国内、大学

2025.04.11

流経大競技会の不適正行為が判明 ハンマー投を非公認の場所で実施 今後2年間の主催禁止

一般社団法人関東学生陸上競技連盟は4月10日、流経大陸上競技部の主催競技会における不適正行為があったことと、経緯、処分について発表した。

流経大の保有している第3種公認を取っている「龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド(愛称:流通経済大学龍ケ崎フィールド)」において2008年から競技会(いわゆる記録会)を開催しているが、ハンマー投について「少なくとも2008年度中」から昨年6月29日まで、同大学の管理施設である「広瀬記念グラウンド」で行われていたという。

広告の下にコンテンツが続きます

本競技場から約1.6km離れた場所にある「広瀬記念グラウンド」は競技場の公認を取っていなかったが、「たつのこフィールド」で実施したこととして公認記録の申請を行っていたという。

該当事案について関東学連は「発覚の経緯が自主申告」であったことと「調査に協力的だった」ことについて触れつつも「自校の競技者にとどまらず外部からの参加競技者の記録の有効性や他競技会への参加資格にも影響を与えたことや、実施期間が長期であること」を踏まえて処分を課すことを決めた。

処分については流経大の25年4月1日から2年間の競技会主催の禁止を通達。また、2008年当時から関与していた指導者3名に対して2年間の関東学連主催大会への参加禁止、現監督について1年6ヵ月の同参加禁止の処分とした。

なお、記録については「広瀬記念グラウンドで実施された過去のハンマー投の記録については、公認記録の取消措置」がなされる一方で、同競技会を資格記録として関東学連主催競技会に出場した選手の記録・成績については公認記録の取消申請をしないことと、個人順位・対校得点についても抹消しないことを発表している。

大学主催の競技会としては、昨年8月にも国武大で不適正行為が発覚。その際に日本学連は「陸上競技は、記録のスポーツです。ルールに則った正しい計測は、その大前提となります。公認された競技場で正しく実施される競技会において、共通の方法で計測がされることによって、場所や時代を超えて記録を比較することが可能となります。この大前提が崩れれば、陸上競技がスポーツとして成立せず、そして、陸上競技の魅力も失われてしまいます」などと声明を発表していた。

今回の件を含め、改めて「本連盟に関係するすべての競技者、指導者等においては、本連盟が掲げる学生競技者憲章を再度確認の上で、日々の研鑽に努められることを心よりお願いします」と呼びかけた。

※記事に一部誤りがありましたのでお詫びをして訂正します。

一般社団法人関東学生陸上競技連盟は4月10日、流経大陸上競技部の主催競技会における不適正行為があったことと、経緯、処分について発表した。 流経大の保有している第3種公認を取っている「龍ケ崎市陸上競技場たつのこフィールド(愛称:流通経済大学龍ケ崎フィールド)」において2008年から競技会(いわゆる記録会)を開催しているが、ハンマー投について「少なくとも2008年度中」から昨年6月29日まで、同大学の管理施設である「広瀬記念グラウンド」で行われていたという。 本競技場から約1.6km離れた場所にある「広瀬記念グラウンド」は競技場の公認を取っていなかったが、「たつのこフィールド」で実施したこととして公認記録の申請を行っていたという。 該当事案について関東学連は「発覚の経緯が自主申告」であったことと「調査に協力的だった」ことについて触れつつも「自校の競技者にとどまらず外部からの参加競技者の記録の有効性や他競技会への参加資格にも影響を与えたことや、実施期間が長期であること」を踏まえて処分を課すことを決めた。 処分については流経大の25年4月1日から2年間の競技会主催の禁止を通達。また、2008年当時から関与していた指導者3名に対して2年間の関東学連主催大会への参加禁止、現監督について1年6ヵ月の同参加禁止の処分とした。 なお、記録については「広瀬記念グラウンドで実施された過去のハンマー投の記録については、公認記録の取消措置」がなされる一方で、同競技会を資格記録として関東学連主催競技会に出場した選手の記録・成績については公認記録の取消申請をしないことと、個人順位・対校得点についても抹消しないことを発表している。 大学主催の競技会としては、昨年8月にも国武大で不適正行為が発覚。その際に日本学連は「陸上競技は、記録のスポーツです。ルールに則った正しい計測は、その大前提となります。公認された競技場で正しく実施される競技会において、共通の方法で計測がされることによって、場所や時代を超えて記録を比較することが可能となります。この大前提が崩れれば、陸上競技がスポーツとして成立せず、そして、陸上競技の魅力も失われてしまいます」などと声明を発表していた。 今回の件を含め、改めて「本連盟に関係するすべての競技者、指導者等においては、本連盟が掲げる学生競技者憲章を再度確認の上で、日々の研鑽に努められることを心よりお願いします」と呼びかけた。 ※記事に一部誤りがありましたのでお詫びをして訂正します。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

         

Latest articles 最新の記事

2026.04.08

ダイヤモンドリーグ・ドーハ大会は6月19日に延期 選手、観客の安全を考慮

世界最高峰の陸上シリーズであるダイヤモンドリーグ(DL)の主催者は4月8日、同リーグ第1戦として予定されていた5月8日のドーハ大会を、6月19日に延期すると発表した。 DLは毎年5月から9月にかけて世界各地で開催される1 […]

NEWS 佐藤拳太郎が東海大短距離コーチ就任「両立へ全力を捧げる」髙野監督「彼しかいないと直感」

2026.04.08

佐藤拳太郎が東海大短距離コーチ就任「両立へ全力を捧げる」髙野監督「彼しかいないと直感」

東海大は4月8日、陸上競技部の新体制発表会見を行い、部長で短距離監督の髙野進氏と、新たに短距離ブロックコーチに就任した佐藤拳太郎(富士通)が登壇した。  伝統あるブルーのラインが入ったジャージに「これまで赤色が多かったの […]

NEWS 東海大・西出仁明駅伝監督が意気込み「スピードの東海復活を」両角総監督「役割分担明確に」

2026.04.08

東海大・西出仁明駅伝監督が意気込み「スピードの東海復活を」両角総監督「役割分担明確に」

東海大は4月8日、新体制発表会見を行い、両角速総監督と西出仁明駅伝監督が登壇した。 両角総監督は佐久長聖高(長野)を指導して全国高校駅伝優勝など実績を残した。11年から母校・東海大の駅伝監督に就任。17年に出雲駅伝を制す […]

NEWS 東京世界陸上金のベンジャミンとアングロがセイコーGGPに参戦 世界室内60m優勝アンソニーは200mに出場

2026.04.08

東京世界陸上金のベンジャミンとアングロがセイコーGGPに参戦 世界室内60m優勝アンソニーは200mに出場

日本陸連は4月8日、セイコーゴールデングランプリ2026東京(5月17日/東京・国立競技場)の海外選手のエントリー第2弾を発表し、昨年の東京世界選手権男子400mハードル金メダリストのR.ベンジャミン(米国)が400mに […]

NEWS ジャマイカのダグラスが女子短距離2冠 200mはU20歴代3位タイの22秒11/カリフタゲームズ

2026.04.08

ジャマイカのダグラスが女子短距離2冠 200mはU20歴代3位タイの22秒11/カリフタゲームズ

グレナダの首都セントジョーンズで4月4日から6日まで、カリフタゲームズが開催され、女子200mU20の部でS.M.ダグラス(ジャマイカ)がU20世界歴代3位タイの22秒11(+1.9)で優勝した。S.ミラー・ウイボ(バハ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年4月号 (3月13日発売)

2026年4月号 (3月13日発売)

別冊付録 記録年鑑 2025

東京マラソン、大阪マラソン、名古屋ウィメンズマラソン

page top