2025.03.26
女子やり投の北口榛花(JAL)が合宿先の鹿児島県・奄美大島で会見を開いた。
昨年のパリ五輪で女子トラック&フィールド種目初の金メダルを獲得した北口。2月中旬から約1ヵ月はスペインのテネリフェ島で合宿を積んで一時帰国し、3月21日から奄美大島でトレーニングしている。
奄美大島はJALのイベント『JALアスリートアカデミー』で22年に一度訪れているが合宿は初めて。「大学2年生くらいまではこの時期に沖縄で合宿していたのですが、国内合宿は久しぶりでいろんな人に情報収集してもらいました。奄美大島の人たちは温かくて、アスリートアカデミーも一番思い出に残っています」と笑顔を見せる。
国内合宿を選択した理由について、「去年はこの時期に体調を崩したこともあり、自分でコントロールしたかったです。また、チェコのジュニア合宿と一緒にするので、ジュニア選手と付き合って練習すると痛い目に遭う(笑)。でも、直接コーチに技術的なアドバイスをもらったほうがストレスはないです」と語る。
スペイン合宿から投てき練習をスタート。「何ができそうで、何ができなそうかというのが、1ヵ月は短くて、完璧に“これだ”というのは見つけ切れていない。1人でやっているけど悩みながら練習していて、初戦までにある程度の形を見つけたい」。
今年の最大目標は9月の東京世界選手権。そこに向けては、シーズン初戦は5月3日のダイヤモンドリーグ(DL)紹興大会となる。日本女子初の世界選手権連覇が懸かるが、「そのプレッシャーは感じていなくて、私も過去の記録を追いかける立場」と気負いはない。
世界選手権で、女子やり投の決勝が行われる8日目のチケットは完売。「たくさんの方々が来てくださるのはうれしいです。金メダルを取る経験をして、表彰台の一番上で国歌をを聞く空気感、チャンスはそこでしかない。大切な時間だと思うので、東京で日本の方々がたくさん来てくださる中で、特別な空間を日本のみなさんと一緒に分かち合える世界陸上にできるように頑張りたいです」と力を込めた。
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北口榛花(JAL)
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赤松諒一×真野友博
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