HOME 国内

2025.03.19

サトウ食品新潟アルビRCに競歩コーチ・鈴木雄介氏と円盤投・北原博企が入団!「新潟から世界を目指す」
サトウ食品新潟アルビRCに競歩コーチ・鈴木雄介氏と円盤投・北原博企が入団!「新潟から世界を目指す」

鈴木氏(左)と北原(チーム提供)

サトウ食品新潟アルビレックスランニングクラブは3月18日、競歩の鈴木雄介氏、男子円盤投日本インカレ王者・北原博企(新潟医療福祉大)の2名が4月1日付で入団することを発表した。鈴木氏は同クラブ所属のまま、新潟食料農業大でコーチを務める。

鈴木氏は1988年生まれの37歳。石川・能美市出身で中学時代から全国トップのウォーカーとして活躍してきた。

小松高ではインターハイ優勝、世界ユース選手権銅メダル、順大でも日本インカレ優勝や世界ジュニア選手権銅メダル獲得など国内外で実績を残し、富士通入社2年目の2011年テグ世界選手権では20km競歩で8位入賞を果たしている。

広告の下にコンテンツが続きます

15年には20kmで世界新記録となる1時間16分36秒を樹立。これは五輪実施種目としては日本勢50年ぶりの快挙だった。今年2月の日本選手権20kmで山西利和(愛知製鋼)が1時間16分10秒と更新するまで、10年間世界記録を保持していた。

その後、ケガやオーバートレーニング症候群に陥り、長く競技から離れた時期もあったが、18年5月に復帰。19年の日本選手権50km競歩で3時間39分07秒の日本新記録を樹立すると、同年9月のドーハ世界選手権では競歩史上初の世界大会金メダルに輝いた。

その後、内定していた東京五輪を辞退するなど、再びコンディション不良に陥り、トップフォームを取り戻すに至らず。昨年7月に現役を引退。同9月に25年4月から新潟食農大コーチ就任が発表されていた。今後はサトウ食品新潟アルビレックスランニングクラブに在籍しながら、学生の指導に当たる。

広告の下にコンテンツが続きます

鈴木氏は「まずは自己ベストを毎年更新できるチームを作り、いずれ大学・日本のトップで戦えるような選手を育てたい」と抱負をコメントした。

北原は新潟・新発田市出身で、紫雲寺中、開志国際高を経て、新潟医療福祉大に進学。この春に卒業を迎え、地元クラブへ。

円盤投は高校から始め、卒業間際に高校歴代5位の55m36(1.75kg)をマーク。大学に入ってさらなる成長を遂げ、4年だった昨年は6月の日本学生個人選手権で日本歴代6位、学生歴代2位の59m95を放って2連覇を達成。6月の日本選手権4位入賞をステップに、9月の日本インカレで学生日本一に輝いた。

北原は「子供のころからあこがれのチームに所属できることになり、とてもうれしい」と述べ、「地元新潟から世界に羽ばたく選手になりたい」と力強くコメントした。

サトウ食品新潟アルビレックスランニングクラブは3月18日、競歩の鈴木雄介氏、男子円盤投日本インカレ王者・北原博企(新潟医療福祉大)の2名が4月1日付で入団することを発表した。鈴木氏は同クラブ所属のまま、新潟食料農業大でコーチを務める。 鈴木氏は1988年生まれの37歳。石川・能美市出身で中学時代から全国トップのウォーカーとして活躍してきた。 小松高ではインターハイ優勝、世界ユース選手権銅メダル、順大でも日本インカレ優勝や世界ジュニア選手権銅メダル獲得など国内外で実績を残し、富士通入社2年目の2011年テグ世界選手権では20km競歩で8位入賞を果たしている。 15年には20kmで世界新記録となる1時間16分36秒を樹立。これは五輪実施種目としては日本勢50年ぶりの快挙だった。今年2月の日本選手権20kmで山西利和(愛知製鋼)が1時間16分10秒と更新するまで、10年間世界記録を保持していた。 その後、ケガやオーバートレーニング症候群に陥り、長く競技から離れた時期もあったが、18年5月に復帰。19年の日本選手権50km競歩で3時間39分07秒の日本新記録を樹立すると、同年9月のドーハ世界選手権では競歩史上初の世界大会金メダルに輝いた。 その後、内定していた東京五輪を辞退するなど、再びコンディション不良に陥り、トップフォームを取り戻すに至らず。昨年7月に現役を引退。同9月に25年4月から新潟食農大コーチ就任が発表されていた。今後はサトウ食品新潟アルビレックスランニングクラブに在籍しながら、学生の指導に当たる。 鈴木氏は「まずは自己ベストを毎年更新できるチームを作り、いずれ大学・日本のトップで戦えるような選手を育てたい」と抱負をコメントした。 北原は新潟・新発田市出身で、紫雲寺中、開志国際高を経て、新潟医療福祉大に進学。この春に卒業を迎え、地元クラブへ。 円盤投は高校から始め、卒業間際に高校歴代5位の55m36(1.75kg)をマーク。大学に入ってさらなる成長を遂げ、4年だった昨年は6月の日本学生個人選手権で日本歴代6位、学生歴代2位の59m95を放って2連覇を達成。6月の日本選手権4位入賞をステップに、9月の日本インカレで学生日本一に輝いた。 北原は「子供のころからあこがれのチームに所属できることになり、とてもうれしい」と述べ、「地元新潟から世界に羽ばたく選手になりたい」と力強くコメントした。

サトウ食品新潟アルビRC新入団の意気込みをチェック!

●鈴木雄介コーチ 新潟食料農業大学にて競歩を専門に指導します。まずは自己ベストを毎年更新できるチームを作り、いずれ大学・日本のトップで戦えるような選手を育てたいです。 ●北原博企 子どもの頃からのあこがれのチームに所属できることになりとてもうれしいです。今シーズンは自己ベストを更新することが目標。地元新潟から世界へ羽ばたく選手になりたい!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.09.17

女子1500m・キピエゴンが先頭譲らず史上初の3連覇! ハンマー投・カツバーグが84m70でV2/世界陸上Day4

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上4日目のイブニングセッションが行われ、女子1500m決勝ではフェイス・キピエゴン(ケニア)が3分52秒15で同種目史上初の3連覇を果たした。 これぞ女王 […]

NEWS 110mH5位の村竹ラシッド 人生懸けて過ごした1年「何が足りなかったんだろう」/東京世界陸上

2025.09.17

110mH5位の村竹ラシッド 人生懸けて過ごした1年「何が足りなかったんだろう」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上の4日目のイブニングセッションが行われ、男子110mハードルで村竹ラシッド(JAL)が13秒18(-0.3)で5位入賞を果たした。昨年のパリ五輪(5位) […]

NEWS 入場者数が30万人突破!! 平日夜でも約4万人が歓声送る/東京世界陸上

2025.09.17

入場者数が30万人突破!! 平日夜でも約4万人が歓声送る/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京2025世界陸上財団は9月16日、東京世界陸上の4日目(DAY4)までの総入場者数が30万人を突破したことを発表した。 世界陸上は大会初日、2日目とイブニングセ […]

NEWS 足の痛みに耐えた赤松諒一 2大会連続8位タイも「2m28は絶対に跳べると思っていた」/東京世界陸上

2025.09.17

足の痛みに耐えた赤松諒一 2大会連続8位タイも「2m28は絶対に跳べると思っていた」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上4日目のイブニングセッションが行われ、男子走高跳決勝に出場した赤松諒一(SEIBU PRINCE)が2m24を跳び、8位入賞を果たした。 前回のブダペス […]

NEWS 走高跳・瀬古優斗10位 初出場で入賞逃す悔しさを感じつつ「夢の舞台を経験して最高」/東京世界陸上

2025.09.17

走高跳・瀬古優斗10位 初出場で入賞逃す悔しさを感じつつ「夢の舞台を経験して最高」/東京世界陸上

◇東京世界陸上(9月13日~21日/国立競技場)4日目 東京世界陸上の4日目のイブニングセッションが行われ、男子走高跳決勝に出場した瀬古優斗(FAAS)が2m20で10位だった。 入賞を逃し、満足はしていない。だが、世界 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年10月号 (9月9日発売)

2025年10月号 (9月9日発売)

【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/

page top