HOME 大学

2025.03.08

國學院大・平林清澄「箱根駅伝をとおして自分を磨くことができた」日本学連表彰式に出席「もっと高みを」
國學院大・平林清澄「箱根駅伝をとおして自分を磨くことができた」日本学連表彰式に出席「もっと高みを」

日本学連の栄章贈与式に出席した平林清澄

日本学連は3月8日、都内で栄章贈与式を行い、2024年に日本学生新記録を樹立した選手たちを表彰した。

2024年2月の大阪マラソンで2時間6分18秒の学生新、初マラソン日本最高(いずれも当時)をマークして優勝した平林清澄(國學院大)が出席。表彰を受けた後の挨拶では、自身の記録が2月2日の別府大分毎日マラソンで若林宏樹(青学大)に2時間6分07秒へ、さらに2月24日の大阪マラソンで黒田朝日(同)が2時間6分05秒へと更新されたことに触れ、「今後の世界選手権やオリンピックへ、切磋琢磨しながら、よりマラソン界のレベルを引き上げられるように、今後も精進していきたいと思います」と語った。

大学4年間を振り返り、「陸上のノウハウも最初から学んだと思いますし、箱根駅伝という大きなコンテンツをとおして自分を磨くこともできました」と平林。そして、「駅伝そのものの自分の中での価値を高められた」と続けた。

広告の下にコンテンツが続きます

福井・美方高から國學院大へ入学すると、1年時からその才能が開花。学生三大駅伝には4年間すべてに出走し、主要区間を担当。3年の箱根駅伝後からは主将に就任し、箱根駅伝「優勝」を見据えて大阪マラソンでの快走をはじめ力強くチームを牽引した。

学生ラストイヤーの三大駅伝は、出雲では自身が駒大とのアンカー勝負を制し、6年ぶり2度目の優勝へ導く区間賞。全日本では4年連続の7区で青学大とのトップ争いを演じ、初優勝に大きく貢献した。

最後の箱根駅伝は過去最高タイの3位と悲願達成は果たせなかったが、チームの〝歴史を変える挑戦〟を全うした。

卒業後はロジスティードで、「世界」を目指した挑戦が始まる。今回の表彰式に臨み、改めて「大学の長距離界のレベルがものすごく上がってきていると思いますし、世界を目指すうえでもっと高みを目指していかないといけない」と気持ちを引き締める。

「今回、一つの結果として評価していただいたので、しっかりと次に向けて精進したいと思います」

2月の別大で9位にとどまり、東京世界選手権代表には届かなかった。だが、「ロサンゼルス・オリンピックが大きな目標になってくると思うので、それに向けてがんばりたい」と平林は、まっすぐ前を見つめた。

※記事中に誤りがありましたので訂正しました。

日本学連は3月8日、都内で栄章贈与式を行い、2024年に日本学生新記録を樹立した選手たちを表彰した。 2024年2月の大阪マラソンで2時間6分18秒の学生新、初マラソン日本最高(いずれも当時)をマークして優勝した平林清澄(國學院大)が出席。表彰を受けた後の挨拶では、自身の記録が2月2日の別府大分毎日マラソンで若林宏樹(青学大)に2時間6分07秒へ、さらに2月24日の大阪マラソンで黒田朝日(同)が2時間6分05秒へと更新されたことに触れ、「今後の世界選手権やオリンピックへ、切磋琢磨しながら、よりマラソン界のレベルを引き上げられるように、今後も精進していきたいと思います」と語った。 大学4年間を振り返り、「陸上のノウハウも最初から学んだと思いますし、箱根駅伝という大きなコンテンツをとおして自分を磨くこともできました」と平林。そして、「駅伝そのものの自分の中での価値を高められた」と続けた。 福井・美方高から國學院大へ入学すると、1年時からその才能が開花。学生三大駅伝には4年間すべてに出走し、主要区間を担当。3年の箱根駅伝後からは主将に就任し、箱根駅伝「優勝」を見据えて大阪マラソンでの快走をはじめ力強くチームを牽引した。 学生ラストイヤーの三大駅伝は、出雲では自身が駒大とのアンカー勝負を制し、6年ぶり2度目の優勝へ導く区間賞。全日本では4年連続の7区で青学大とのトップ争いを演じ、初優勝に大きく貢献した。 最後の箱根駅伝は過去最高タイの3位と悲願達成は果たせなかったが、チームの〝歴史を変える挑戦〟を全うした。 卒業後はロジスティードで、「世界」を目指した挑戦が始まる。今回の表彰式に臨み、改めて「大学の長距離界のレベルがものすごく上がってきていると思いますし、世界を目指すうえでもっと高みを目指していかないといけない」と気持ちを引き締める。 「今回、一つの結果として評価していただいたので、しっかりと次に向けて精進したいと思います」 2月の別大で9位にとどまり、東京世界選手権代表には届かなかった。だが、「ロサンゼルス・オリンピックが大きな目標になってくると思うので、それに向けてがんばりたい」と平林は、まっすぐ前を見つめた。 ※記事中に誤りがありましたので訂正しました。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.19

「大阪から世界へ」OSAKA夢プログラム報告会が開催!ハンマー投・福田翔大「北京、ロスとさらに多くの代表を」

公益財団法人大阪陸上競技協会が展開する選手サポートプログラム「OSAKA夢プログラム」の第Ⅲ期報告会が11月18日、大阪市内のホテルで開催された。 東京世界選手権に出場した男子ハンマー投の福田翔大(住友電工)、女子100 […]

NEWS 甲佐10マイルに東京世界陸上マラソン代表・近藤亮太と小山直城がエントリー! 5000m代表・森凪也、前回覇者・玉目陸も

2025.11.18

甲佐10マイルに東京世界陸上マラソン代表・近藤亮太と小山直城がエントリー! 5000m代表・森凪也、前回覇者・玉目陸も

12月7日に熊本県甲佐町役場前をスタート・フィニッシュとする第50回熊本甲佐10マイルロードレースのエントリー選手が11月18日、発表された。 招待選手は既に発表されていたが、9月の東京世界選手権マラソンで11位に入った […]

NEWS 国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る
PR

2025.11.18

国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る

スイスのスポーツブランド「On(オン)」が昨夏に発売したマラソンレースに特化したレーシングシューズ「Cloudboom Strike(クラウドブーム ストライク)」の人気が止まらない。 抜群の履き心地、通気性、サポート力 […]

NEWS 中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V

2025.11.18

中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V

中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会の陸上競技が11月17日、広東省広州市で行われ、女子100mでは16歳の陳妤頡が11秒10(+0.7)でこの種目大会最年少優勝を果たした。この記録はU18世界歴代4位タイ、U2 […]

NEWS クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒

2025.11.17

クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒

一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top