HOME 駅伝

2025.02.09

國學院大が逆転でV2!! アンカー鎌田匠馬「5人がしっかりつないでくれた」/宮古島大学駅伝
國學院大が逆転でV2!! アンカー鎌田匠馬「5人がしっかりつないでくれた」/宮古島大学駅伝

25年宮古島大学駅伝を制した國學院大(アンカー鎌田匠馬)

◇宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025(2月9日/沖縄県宮古島市・宮古島市陸上競技競技場発着6区間:82km)

「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025」が行われ、國學院大が4時間8分38秒で2連覇を果たした。

まさに“劇的”な結末が待っていた。國學院大のアンカー・鎌田匠馬(3年)にタスキが渡った時点で49秒差。鎌田は「5人がしっかりつないでくれたので、思いを受け取って1位でゴールしないといけないという気持ちでした」と気合が入っていた。

広告の下にコンテンツが続きます

ただ、「頭で考えてしまう癖があります」と自らを理解する鎌田は序盤からペースが上がりきらない。そこで、5km付近で監督車に乗る前田康弘監督から声がかかったという。「駅伝は気持ちで走るものだろう」

「そこから気持ちを入れ替えて走ることができました」と言う鎌田のペースは上がり、終盤に前を行く順大を逆転。最後は笑顔でガッツポーズでフィニッシュし、「すごく夢中なくらいうれしかったですね」と笑顔で振り返った。

序盤から流れも悪くなく、1区・鼻野木悠翔(1年)が7秒差の区間4位で滑り出すと、2区・浅野結太(1年)が区間賞の走りで先頭に浮上した。「うまくまとめられましたし、自分の中で殻は破れたと思います」と納得顔だった。

3区の田中愛睦(2年)は後半で失速し、順大に逆転を許したが、最終的には逆転での優勝。前田監督は競り合いとなったことで、「やっぱり“駅伝”ができて、さらに競り勝てたことは大きいですね」とうなずく。

初の総合優勝へ機運が高まっていた箱根では総合3位だった。「青山学院さんに勝つには、課題を見つけて練習で埋めていく作業をしっかりやらないと勝てないです」と指揮官。鎌田は「今年も箱根優勝は目指していかないといけないと思っています」。

日本学生ハーフマラソン選手権、別府大分毎日マラソンでも3年生が結果を残しており、宮古島でも國學院大が存在感を高めた。

◇宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025(2月9日/沖縄県宮古島市・宮古島市陸上競技競技場発着6区間:82km) 「宮古島大学駅伝ワイドー・ズミ2025」が行われ、國學院大が4時間8分38秒で2連覇を果たした。 まさに“劇的”な結末が待っていた。國學院大のアンカー・鎌田匠馬(3年)にタスキが渡った時点で49秒差。鎌田は「5人がしっかりつないでくれたので、思いを受け取って1位でゴールしないといけないという気持ちでした」と気合が入っていた。 ただ、「頭で考えてしまう癖があります」と自らを理解する鎌田は序盤からペースが上がりきらない。そこで、5km付近で監督車に乗る前田康弘監督から声がかかったという。「駅伝は気持ちで走るものだろう」 「そこから気持ちを入れ替えて走ることができました」と言う鎌田のペースは上がり、終盤に前を行く順大を逆転。最後は笑顔でガッツポーズでフィニッシュし、「すごく夢中なくらいうれしかったですね」と笑顔で振り返った。 序盤から流れも悪くなく、1区・鼻野木悠翔(1年)が7秒差の区間4位で滑り出すと、2区・浅野結太(1年)が区間賞の走りで先頭に浮上した。「うまくまとめられましたし、自分の中で殻は破れたと思います」と納得顔だった。 3区の田中愛睦(2年)は後半で失速し、順大に逆転を許したが、最終的には逆転での優勝。前田監督は競り合いとなったことで、「やっぱり“駅伝”ができて、さらに競り勝てたことは大きいですね」とうなずく。 初の総合優勝へ機運が高まっていた箱根では総合3位だった。「青山学院さんに勝つには、課題を見つけて練習で埋めていく作業をしっかりやらないと勝てないです」と指揮官。鎌田は「今年も箱根優勝は目指していかないといけないと思っています」。 日本学生ハーフマラソン選手権、別府大分毎日マラソンでも3年生が結果を残しており、宮古島でも國學院大が存在感を高めた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.07

日本陸連・有森裕子会長に岡山市市民栄誉賞「本市の名を高めることに特に顕著な功績」五輪2大会メダル

岡山市は11月7日、女子マラソンで五輪2大会連続メダリストの日本陸連・有森裕子会長に、岡山市市民栄誉賞を授与し同日授与式が執り行われた。 有森会長は岡山県岡山市出身の58歳。女子マラソンにおいて、1992年バルセロナ五輪 […]

NEWS 神奈川県高校駅伝で誤誘導により4校記録無効 嘆願書提出の三浦学苑が関東大会に異例のオープン参加 高体連が認める

2025.11.07

神奈川県高校駅伝で誤誘導により4校記録無効 嘆願書提出の三浦学苑が関東大会に異例のオープン参加 高体連が認める

11月3日の神奈川県高校駅伝(横浜市のフィールド小机・日産スタジアム付設ハーフマラソンコース)で誤誘導による4校が記録無効となり、記録無効となった4校のうち三浦学苑について、高体連が関東高校駅伝(11月22日/埼玉・熊谷 […]

NEWS 仙台育英男女2連覇 地区代表は男子・八戸学院光星10年ぶり都大路、女子・東北2年連続全国切符/東北高校駅伝

2025.11.07

仙台育英男女2連覇 地区代表は男子・八戸学院光星10年ぶり都大路、女子・東北2年連続全国切符/東北高校駅伝

全国高校駅伝の出場権を懸けた東北高校駅伝は11月6日、秋田県立中央公園陸上競技場で行われ、男女ともに仙台育英(宮城)が優勝を果たした。県大会1位校を除いた最上位校に与えられる全国大会の地区代表は、男子は八戸学院光星(青森 […]

NEWS 溝内里紗が愛媛銀行を退職 24年プリセス駅伝に出場

2025.11.07

溝内里紗が愛媛銀行を退職 24年プリセス駅伝に出場

愛媛銀行は、所属する溝内里紗が10月末で退部したことをチームのSNSで発表した。 溝内は徳島県出身の社会人3年目。中学から陸上を始め、全国中学校駅伝に出場。高校までは中距離をメインにしながら駅伝でも活躍した。 大学は京都 […]

NEWS コモディイイダの杉本将太が現役引退「新しい目標を立てて第二の人生をスタートさせたい」東海大卒、昨年はニューイヤー駅伝出走

2025.11.07

コモディイイダの杉本将太が現役引退「新しい目標を立てて第二の人生をスタートさせたい」東海大卒、昨年はニューイヤー駅伝出走

コモディイイダは男子駅伝部の杉本将太の現役引退を発表した。 杉本は千葉県出身で東海大望洋高から東海大を経て23年に入社。高3時には3000m障害でインターハイにも出場した。東海大では3000m障害で関東インカレ2年時に3 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年11月号 (10月14日発売)

2025年11月号 (10月14日発売)

東京世界選手権 総特集
箱根駅伝予選会&全日本大学駅伝展望

page top