2025.02.06
2月6日、世界陸連が同団体サイト内で展開するバーチャルミュージアム「世界陸上競技博物館」(MOWA)に、パリ五輪女子走高跳金メダリストのヤロスラワ・マフチフ(ウクライナ)が五輪で着用したユニフォームの展示を始めたことを発表した。
マフチフは2001年生まれ。17歳だった19年ドーハ大会においてU20世界新を樹立して銀メダルと華々しい国際大会デビューを果たし、21年東京五輪では3位。その後も、世界選手権や世界室内など主要大会で勝利を収め、昨年のパリ五輪優勝で、五輪、世界選手権、世界室内選手権、欧州選手権、欧州室内選手権と、主要タイトルの“グランドスラム”も達成した。
さらに、7月のダイヤモンドリーグ・パリ大会では2m10に成功。ステフカ・コスタディノワ(ブルガリア)が1987年に樹立した世界記録を37年に塗り替え、名実ともに史上最高のハイジャンパーとなった。
さらなる記録の更新は簡単ではないものの、マフチフは25年シーズンに向けて2m11や2m12の挑戦に意欲を見せており、「一層、自分を向上させたいし、そのために努力している。競技を観に来てくれる人たちの期待に応えたいです」とコメントしている。
MOWAは世界中のどこからでも陸上競技の歴史を知れるように、世界陸連が2021年に開設。過去の写真や、選手たちが実際に着用したスパイクやユニフォーム、大会のメダルなどを3Dモデルで展示している。日本人では五輪の女子マラソンで金メダルを獲得した高橋尚子、野口みずきのシューズが飾られている。
【画像】世界陸連・コー会長とともに自らのユニフォームを手にし笑顔を見せるマフチフ
🇺🇦's Yaroslava Mahuchikh's singlet, shorts, and name bib from the historic day she completed her medal collection with Olympic gold have been donated to the World Athletics Heritage Collection and can be seen on display in the online 3D platform of the Museum of World Athletics.
— World Athletics (@WorldAthletics) February 5, 2025
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.11.17
2025.11.16
橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.19
「大阪から世界へ」OSAKA夢プログラム報告会が開催!ハンマー投・福田翔大「北京、ロスとさらに多くの代表を」
公益財団法人大阪陸上競技協会が展開する選手サポートプログラム「OSAKA夢プログラム」の第Ⅲ期報告会が11月18日、大阪市内のホテルで開催された。 東京世界選手権に出場した男子ハンマー投の福田翔大(住友電工)、女子100 […]
2025.11.18
国内外のレースでトップアスリートたちが好記録を樹⽴! On「Cloudboom Strike」日本長距離界のホープ・篠原倖太朗がその魅力を語る
スイスのスポーツブランド「On(オン)」が昨夏に発売したマラソンレースに特化したレーシングシューズ「Cloudboom Strike(クラウドブーム ストライク)」の人気が止まらない。 抜群の履き心地、通気性、サポート力 […]
2025.11.18
中国全国運動会女子100mで16歳・陳妤頡が11秒10!U18世界歴代4位タイ&28年ぶりU20アジア新で大会最年少V
中国の総合スポーツ競技会の第15回全国運動会の陸上競技が11月17日、広東省広州市で行われ、女子100mでは16歳の陳妤頡が11秒10(+0.7)でこの種目大会最年少優勝を果たした。この記録はU18世界歴代4位タイ、U2 […]
2025.11.17
クイーンズ駅伝「クマ対応」出没時間によって開催・中止を本部で決定 広瀬川沿い、1区の松島町、利府町内を警戒
一般社団法人日本実業団陸上競技連合は11月17日、全日本実業団対抗女子駅伝(クイーンズ駅伝in宮城/11月23日)における「クマ対応」を発表した。 頻発するクマによる被害を鑑みての対応。松島町の文化交流館前のスタート地点 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025