HOME 学生長距離

2025.01.31

ユニバ代表を懸けた丸亀決戦! 駒大・山川拓馬、國學院大・青木瑠郁、早大・工藤慎作ら注目/日本学生ハーフ
ユニバ代表を懸けた丸亀決戦! 駒大・山川拓馬、國學院大・青木瑠郁、早大・工藤慎作ら注目/日本学生ハーフ

25年日本学生ハーフに出場する青木瑠郁、山川拓馬、工藤慎作

ワールドユニバーシティゲームズの代表選考会を兼ねた第28回日本学生ハーフマラソン選手権は2月2日、香川丸亀ハーフマラソンと併催で行われる。前回までは東京・立川シティハーフマラソンと併催だったが、今回からは国内屈指の高速コースとして知られる香川・丸亀を舞台に熱戦が繰り広げられる。

注目は前回まで8大会連続でワールドユニバーシティゲームズ・ハーフマラソン代表を輩出している駒大。9大会連続となる全日本大学駅伝8区日本人歴代2位で、1時間1分36秒の自己記録を持つエース格の山川拓馬(3年)がどれだけの走りを見せるか。

箱根駅伝6区区間2位の伊藤蒼唯(3年)、初ハーフとなった上尾で1時間2分05秒と好走した谷中晴(1年)、初挑戦の桑田駿介(同)も楽しみな存在。学生三大駅伝での王座奪還を目指す新チームの初陣で上位争いをにぎわせそうだ。

昨年の出雲駅伝と全日本大学駅伝で優勝し、箱根駅伝では総合3位だった國學院大勢も力のある選手がそろう。前回覇者の青木瑠郁(3年)や新主将を務める上原琉翔(同)、前回5位の辻原輝(2年)、野中恒亨(2年)といった箱根駅伝出走の6人がエントリー。ハーフは得意とする距離で、勝負強さも兼ね備えている。

前回2位で中央学大の新エースとなる近田陽路(3年)は箱根では10区区間11位とやや振るわなかったが、持ち記録は昨年の丸亀でマークした1時間2分08秒。前回3位の工藤慎作(早大2)は箱根5区で歴代3位の記録で好走しており、ロードでの強さが光る。

箱根では4区9位と力を出し切れなかった白川陽大(3年)は前回4位で、昨年の関東インカレ1部ハーフで3位の実力者。中大勢は昨年の日本選手権で3000m障害2位の柴田大地(2年)や箱根3区区間賞の本間颯(同)らもエントリーされている。

広告の下にコンテンツが続きます

昨年11月の上尾でU20日本最高記録となる1時間1分38秒を叩き出している棟方一楽(大東大2)、箱根で2年連続8回目の総合優勝を飾った青学大の10区区間賞・小河原陽琉(1年)、昨年12月の甲佐10マイル一般の部を制した玉目陸(順大1)も力がある。

また、併催の丸亀ハーフには、いずれも4年生の篠原倖太朗(駒大)や吉田礼志(中央学大)、山本歩夢(國學院大)といった学生トップに加え、パリ五輪マラソン代表の大迫傑(Nike)、パリ五輪男子10000mに出場した太田智樹(トヨタ自動車)、川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)ら実力者が名を連ねている。

レースは10時35分にスタート。岡山放送(ローカル)とBSフジで生中継が予定されている。

ワールドユニバーシティゲームズの代表選考会を兼ねた第28回日本学生ハーフマラソン選手権は2月2日、香川丸亀ハーフマラソンと併催で行われる。前回までは東京・立川シティハーフマラソンと併催だったが、今回からは国内屈指の高速コースとして知られる香川・丸亀を舞台に熱戦が繰り広げられる。 注目は前回まで8大会連続でワールドユニバーシティゲームズ・ハーフマラソン代表を輩出している駒大。9大会連続となる全日本大学駅伝8区日本人歴代2位で、1時間1分36秒の自己記録を持つエース格の山川拓馬(3年)がどれだけの走りを見せるか。 箱根駅伝6区区間2位の伊藤蒼唯(3年)、初ハーフとなった上尾で1時間2分05秒と好走した谷中晴(1年)、初挑戦の桑田駿介(同)も楽しみな存在。学生三大駅伝での王座奪還を目指す新チームの初陣で上位争いをにぎわせそうだ。 昨年の出雲駅伝と全日本大学駅伝で優勝し、箱根駅伝では総合3位だった國學院大勢も力のある選手がそろう。前回覇者の青木瑠郁(3年)や新主将を務める上原琉翔(同)、前回5位の辻原輝(2年)、野中恒亨(2年)といった箱根駅伝出走の6人がエントリー。ハーフは得意とする距離で、勝負強さも兼ね備えている。 前回2位で中央学大の新エースとなる近田陽路(3年)は箱根では10区区間11位とやや振るわなかったが、持ち記録は昨年の丸亀でマークした1時間2分08秒。前回3位の工藤慎作(早大2)は箱根5区で歴代3位の記録で好走しており、ロードでの強さが光る。 箱根では4区9位と力を出し切れなかった白川陽大(3年)は前回4位で、昨年の関東インカレ1部ハーフで3位の実力者。中大勢は昨年の日本選手権で3000m障害2位の柴田大地(2年)や箱根3区区間賞の本間颯(同)らもエントリーされている。 昨年11月の上尾でU20日本最高記録となる1時間1分38秒を叩き出している棟方一楽(大東大2)、箱根で2年連続8回目の総合優勝を飾った青学大の10区区間賞・小河原陽琉(1年)、昨年12月の甲佐10マイル一般の部を制した玉目陸(順大1)も力がある。 また、併催の丸亀ハーフには、いずれも4年生の篠原倖太朗(駒大)や吉田礼志(中央学大)、山本歩夢(國學院大)といった学生トップに加え、パリ五輪マラソン代表の大迫傑(Nike)、パリ五輪男子10000mに出場した太田智樹(トヨタ自動車)、川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)ら実力者が名を連ねている。 レースは10時35分にスタート。岡山放送(ローカル)とBSフジで生中継が予定されている。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

【高平慎士の視点】自信持って走り切った井上直紀の強さ光る 選手層に厚み“標準突破”へ期待持てるレース/織田記念

4月29日に広島・ホットスタッフフィールド広島で行われた織田記念。その男子100mは上位5人が10秒1台、それも0.03秒差以内にひしめく大熱戦となり、大学4年の井上直紀(早大)が自己新の10秒12(+0.4)で制した。 […]

NEWS 廣中璃梨佳が5000m日本人トップ!熱戦の男子100mは井上直紀 女子100mH中島が12秒93/織田記念

2025.04.30

廣中璃梨佳が5000m日本人トップ!熱戦の男子100mは井上直紀 女子100mH中島が12秒93/織田記念

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、女子5000mは序盤から積極的なレース運びをした廣中璃梨佳(JP日本郵政G)が日本人トップの15分19秒23で3位に […]

NEWS 中大・吉居駿恭が5000m連覇!圧巻スパートで13分26秒71「一歩一歩前進できるように」/織田記念

2025.04.29

中大・吉居駿恭が5000m連覇!圧巻スパートで13分26秒71「一歩一歩前進できるように」/織田記念

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、最終種目となった男子5000mは残り250mから仕掛けた吉居駿恭(中大)が13分26秒31で混成を制し、大会連覇を果 […]

NEWS “ラストシーズン”の寺田明日香「意外と走れた」決勝6位も予選で12秒台マーク/織田記念

2025.04.29

“ラストシーズン”の寺田明日香「意外と走れた」決勝6位も予選で12秒台マーク/織田記念

◇織田記念(4月29日/広島・ホットスタッフフィールド広島) 日本グランプリシリーズの織田記念が行われ、女子100mハードルは中島ひとみ(長谷川体育施設)が自己新となる12秒93(+1.8)で優勝した。 東京五輪代表で元 […]

NEWS 【学生長距離Close-upインタビュー】東京六大学5000mV東大・秋吉拓真「みんなが驚くような番狂わせを」

2025.04.29

【学生長距離Close-upインタビュー】東京六大学5000mV東大・秋吉拓真「みんなが驚くような番狂わせを」

学生長距離Close-upインタビュー 秋吉拓真 Akiyoshi Takuma 東大4年 「月陸Online」限定で大学長距離選手のインタビューをお届けする「学生長距離Close-upインタビュー」。47回目は、東大の […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top