◇第69回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/1月1日、群馬県庁発着・7区間100km)
第69回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)の記者会見が12月30日、スタート・フィニッシュ地点となる群馬県庁で行われた。
有力選手7名が登壇。前回王者・トヨタ自動車の太田智樹は「前のほうでもらったらなるべく先頭で、後ろでもらったらできるだけ前でタスキを渡せるようにがんばりたい」と意気込みを語った。
前回は2区区間賞で独走態勢を築き、そのまま8年ぶり優勝へとつながった。今回は3区での出走となる。
1区が吉居大和、2区が鈴木芽吹とルーキーコンビが担当するが、「上位で持ってきてくれる」と信頼は厚い。その勢いを、エースとして結果へと結びつける役割を担う。
パリ五輪は10000mに出場したものの、アキレス腱痛の影響で24位にとどまり、「結果としては全然ダメで、個人としては悔しい」と振り返る。そこから中部実業団駅伝6区区間賞など、「状態は少しずつ上がってきて、ここに向けてはしっかりと準備できた」と言う。
同じ3区にはパリ五輪10000mをともに走った旭化成・葛西潤ら、スピードランナーがそろうが、チームが掲げる「連覇」への自信が揺らぐことはない。
個人としては、東京世界選手権に向けたリスタート。五輪と世界選手権は違うとはいえ、「同じ世界大会」と捉え、「パリ五輪の悔しさを晴らしたい」と決意のほどを語った。
大会は2025年1月1日、群馬県前橋市の群馬県庁前をスタート、県内を反時計回りに1周して再び県庁前にフィニッシュする7区間100.0kmのコースで開催。TBS系列で午前8時30分から生中継される。
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