2024.11.28
富士通は11月24日、「Running Day 2024」を神奈川県川崎市の「Fujitsu Technology Park」で開いた。このイベントは
「スポーツの秋を楽しもう!」と銘打ち、同社所属で400mハードルの岸本鷹幸、棒高跳の江島雅紀、元競歩選手の荒井広宙さんが講師として参加した。また、義足ユーザーを対象としたランニング教室も併催し、こちらには兎澤朋美が講師を務めた。
晴天に恵まれるなか、イベント冒頭ではパラアスリートの兎澤が、健常者も含めてスポーツ義足の仕組みを紹介。その後はかけっこ教室やウォーキング教室で汗を流し、最後は義足ユーザーとの混合リレーイベントで盛り上がりを見せた。午前、午後の2部行い、老若男女およそ60名が参加。年齢や障害の有無にかかわらず、誰もが垣根を越えて笑顔で楽しく身体を動かしていた。
参加者は「体育の授業ではあんまりやったことない動きが多くて楽しかったです」と笑顔。岸本は「子どもたちの競技レベルが想像をはるかに上回ってきました」と舌を巻き、江島は「陸上競技の発展のため、競技力の向上だけではなくて、地域の方との交流が必要。義足の方との交流ができたので、今後も活動していきたい」と語った。
今夏のパリ・パラリンピック女子走幅跳(T63/片大腿義足)で5位入賞を果たした兎澤は、自身もこうしたイベントに参加したことをきっかけに競技に打ち込んだという。
「みなさん積極的に動いて、走りたいという気持ちで臨んでくださったので、すごく濃い時間になりました」と振り返り、健常者と一緒のイベントとなったことについて、「義足の人たちと、子どもたちが交わる機会というのが少ないのが現状。一緒にリレーをするなど、同じ目標に向かってできるのはすごく良いイベントでした。子どもたちは、障がいに対する認識、心のバリアがなく、フラットに思ったことを聞いてくれて、バリアも取り除きやすい。これからもどんどん広がっていけば、誰もが生きやすい社会になっていくんじゃないかなと感じました」と語った。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.20
【箱根駅伝2026名鑑】中央大学
2025.11.20
【箱根駅伝2026名鑑】青山学院大学
-
2025.11.20
-
2025.11.20
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.22
新所属初レースの赤﨑暁「調整もレースもうまくいかず」ニューイヤー駅伝へ「エースとして」/八王子LD
◇2025八王子ロングディスタンス(11月22日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、パリ五輪マラソン6位の赤﨑暁(クラフティア)が出場。6組で28分57秒99を要し […]
2025.11.22
田澤廉が約2年ぶり10000m 27分31秒90「戻れるかずっと不安だった」今後はマラソン挑戦の可能性も示唆/八王子LD
◇2025八王子ロングディスタンス(11月22日/東京・上柚木公園陸上競技場) 男子10000mに特化した八王子ロングディスタンスが行われ、7組日本人トップ(6着)の鈴木芽吹(トヨタ自動車)が27分05秒92をマーク。塩 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025