2024.11.03
◇第56回全日本大学駅伝(11月3日/愛知・熱田神宮~三重・伊勢神宮:8区間106.8km)
大学駅伝ナンバーワンを決める全日本大学駅伝が行われ、國學院大が5時間9分56秒で悲願の初優勝を果たした。東洋大は13位で、前回(12位)に続いてシード権を逃した。2年連続でのシード落ちは第35、36回(2003、2004年の9位、不出場)以来、実に20年ぶりとなる。
1区の小林亮太(4年)は8位スタートと流れを作ったが、4~6区まで区間ふたケタに沈み、7、8区は区間ひとケタでまとめたが浮上までは至らなかった。
酒井俊幸監督は「最低でもシードは取らないといけなかった。箱根駅伝予選会というタフな環境でやってきた立教大(7位)などに負けている。有利なスケジュールで来ているにもかかわらず負けるわけにはいかないだろうという話はしたが、それができなかったのは勝負に対してのこだわりが薄いのかなと思います」と厳しい。
6区の石田洸介(4年)は区間21位。「4年生はまだ復帰途中で、正直練習がまだ足りません。一番不足していたのが石田」とし、梅崎蓮については「全日本の予選後からずっと調子が悪いですが、練習は継続できている。フォームもだいぶ崩れているので修正中です」と冷静に受け止めていた。
むしろ、「7、8区はもらう位置が悪い中で3年生たちが走れたのは収穫」と酒井監督。区間ふたケタ順位だった中盤が「シード権を逃したところ。選手層を厚くしたいです」と語る。期待を寄せていた松井海斗ら1年生がケガで使えず、「松井がいればだいぶ組み立てが違う」。
昨年も12位から箱根駅伝で4位と鉄紺の意地を見せたが、「去年はこの段階から4番に持って行ったが、楽観視はできない。もうやるしかないので切り替えてやっていく」と静かに燃えていた。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.06.15
編集部コラム「私のインターハイ地区大会」
2025.06.15
小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.16
2025高校最新ランキング【女子】
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.15
編集部コラム「私のインターハイ地区大会」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 広告の下にコンテンツが続きます 攻め(?)のアンダーハンドリレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃 […]
2025.06.15
NCG5000mはアジア選手権5位・荒井七海が13分47秒58で日本人トップ!東海大・永本脩が学生トップ/日体大長距離競技会
第322回日本体育大学長距離競技会兼第16回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)の2日目が6月15日に行われ、最終種目のNCG男子5000mはB.キプトゥー(麗澤大)が13分46秒77で1着を占め […]
2025.06.15
小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク
6月14日に米国・ポートランドで行われたポートランド・トラックフェスティバルの男子3000m障害で、小原響(GMOインターネットグループ)が日本歴代8位の8分22秒64をマークした。 大会は世界陸連コンチネンタルツアー・ […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会