HOME 駅伝

2024.10.21

最長区間で勢いを得た東京メトロとベアーズが初のクイーンズ駅伝出場権/プリンセス駅伝
最長区間で勢いを得た東京メトロとベアーズが初のクイーンズ駅伝出場権/プリンセス駅伝

東京メトロの佐藤奈々、上杉真穂、ベアーズ・矢治璃瑞奈

◇第10回全日本実業団対抗女子駅伝予選会(プリンセス駅伝in宗像・福津/福岡県宗像市・宗像ユリックス前発着、6区間42.195km)

第10回プリンセス駅伝が10月20日に行われ、後半でトップを走ったユニクロが2時間19分16秒で初の1位。16位までに11月24日の全日本実業団対抗駅伝(クイーンズ駅伝/宮城)の出場権が与えられるなか、11位に東京メトロ、14位にベアーズがそれぞれ入り、初めてクイーンズ駅伝出場権を手にした。

広告の下にコンテンツが続きます

2020年創部の東京メトロ。プリンセス駅伝には前々回から出場しており、今回で3年連続3回目の出場だ。過去2回は前々回は27位、前回は24位に終わっている。

だが、昨年8月には全中1500m優勝や、デンソー時代にはクイーンズ駅伝5区区間2位などの実績を残した小笠原朱里や、センコーから森田歩実が加入。今年2月にスターツから、マラソンで2時間22分29秒の記録を持つ上杉真穂ら4選手も移籍し、戦力がアップした。

1区の小笠原が8位でつなぐと、最長区間3区(10.7km)の上杉が11位から7位へ進出。その後もしっかり粘り抜いた。

「5位ぐらいを狙えたと思うので、結果には満足していません。ようやくチームになってきたばかりなので、今後はクイーンズ駅伝で戦えるチーム作りをしていきたい」と中村悠希監督。初の全日本大会へ目を向けていた。

広告の下にコンテンツが続きます

一方のベアーズは2年連続2回目のプリンセス駅伝。前回から順位を6つ上げてクイーンズ駅伝出場権を獲得した。

1区21位スタートも、2区の廣田百世が区間7位で5人抜き。3区に入った坂口愛和が区間5位で8つ順位を上げて8位まで浮上した。後半も大崩れすることなく走り切り、2022年の創部からわずか3年余りで全日本大会出場を手にした。

今春に東農大を卒業した1年目の坂口は「クイーンズ駅伝では、全員が目標の走りができたらいいなと思います。トップレベルの選手がたくさんいるので、挑戦する気持ちで走ります」と笑顔で意気込んだ。

文/田端慶子

◇第10回全日本実業団対抗女子駅伝予選会(プリンセス駅伝in宗像・福津/福岡県宗像市・宗像ユリックス前発着、6区間42.195km) 第10回プリンセス駅伝が10月20日に行われ、後半でトップを走ったユニクロが2時間19分16秒で初の1位。16位までに11月24日の全日本実業団対抗駅伝(クイーンズ駅伝/宮城)の出場権が与えられるなか、11位に東京メトロ、14位にベアーズがそれぞれ入り、初めてクイーンズ駅伝出場権を手にした。 2020年創部の東京メトロ。プリンセス駅伝には前々回から出場しており、今回で3年連続3回目の出場だ。過去2回は前々回は27位、前回は24位に終わっている。 だが、昨年8月には全中1500m優勝や、デンソー時代にはクイーンズ駅伝5区区間2位などの実績を残した小笠原朱里や、センコーから森田歩実が加入。今年2月にスターツから、マラソンで2時間22分29秒の記録を持つ上杉真穂ら4選手も移籍し、戦力がアップした。 1区の小笠原が8位でつなぐと、最長区間3区(10.7km)の上杉が11位から7位へ進出。その後もしっかり粘り抜いた。 「5位ぐらいを狙えたと思うので、結果には満足していません。ようやくチームになってきたばかりなので、今後はクイーンズ駅伝で戦えるチーム作りをしていきたい」と中村悠希監督。初の全日本大会へ目を向けていた。 一方のベアーズは2年連続2回目のプリンセス駅伝。前回から順位を6つ上げてクイーンズ駅伝出場権を獲得した。 1区21位スタートも、2区の廣田百世が区間7位で5人抜き。3区に入った坂口愛和が区間5位で8つ順位を上げて8位まで浮上した。後半も大崩れすることなく走り切り、2022年の創部からわずか3年余りで全日本大会出場を手にした。 今春に東農大を卒業した1年目の坂口は「クイーンズ駅伝では、全員が目標の走りができたらいいなと思います。トップレベルの選手がたくさんいるので、挑戦する気持ちで走ります」と笑顔で意気込んだ。 文/田端慶子

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.26

編集部コラム「令和7年の大会取材」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 名古屋アジア大会の派遣設定記録クリアと日本選手権優勝で代表内定 参考競技会も決定

2025.12.25

名古屋アジア大会の派遣設定記録クリアと日本選手権優勝で代表内定 参考競技会も決定

日本陸連は12月25日までに来年の名古屋アジア大会の派遣設定記録と、選考要項にかかる参考競技会について公開した。 来年9月19日から10月4日まで行われるアジア大会。日本開催は1994年の広島以来、32年ぶりとなる。陸上 […]

NEWS 関東学連・原晋駅伝対策委員長 箱根駅伝の改革「裾野を広げてさらなる強化」 五輪イヤーが記念大会「世界を目指す」

2025.12.25

関東学連・原晋駅伝対策委員長 箱根駅伝の改革「裾野を広げてさらなる強化」 五輪イヤーが記念大会「世界を目指す」

関東学生陸上競技連盟の植田恭史会長や次呂久直子幹事長、原晋駅伝対策委員長ら6人が12月25日、東京都庁に小池百合子知事、神奈川県庁に黒岩祐治知事を訪問した。 この日発表された出場校の増加(通常開催計24チーム、記念大会計 […]

NEWS 箱根駅伝の出場チーム増が決定!記念大会も「改革」4年に一度の五輪イヤー、予選会は全国へ門戸拡大

2025.12.25

箱根駅伝の出場チーム増が決定!記念大会も「改革」4年に一度の五輪イヤー、予選会は全国へ門戸拡大

関東学生陸上競技連盟(関東学連)は12月25日、箱根駅伝における「記念大会改革」と「出走チーム数増加」について発表した。 2028年の第104回大会から、これまで5年に1回だった記念大会を五輪イヤーの4回大会ごとに変更。 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/前年より質・量ともに充実の山梨学大 主将の弓削征慶「今までより良い位置で走れる」

2025.12.25

箱根駅伝Stories/前年より質・量ともに充実の山梨学大 主将の弓削征慶「今までより良い位置で走れる」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「山上り一本にかける」 箱根駅伝予選会の出場を回避した山梨学大のキャ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top