HOME 中学

2024.10.21

15歳・福田花奏が女子100mHで13秒09!! U18日本記録更新の快挙に「言葉も出ません」/U18・16大会
15歳・福田花奏が女子100mHで13秒09!! U18日本記録更新の快挙に「言葉も出ません」/U18・16大会

24年U16大会女子100mHで13秒09のU18日本新を樹立した福田花奏

女子100mYHのU18日本歴代10傑

(ハードルの高さ:0.762m,ハードル間8.5m)
13.09 1.6 福田花奏(神河中3兵庫)   2024.10.20
13.26 1.2 木梨光菜(倉敷中央高2岡山) 2023.10.21
13.31 1.6 今村好花(太宰府東中2福岡) 2024.10.20
13.32 0.9 林美希(中京大中京高2愛知) 2022.10.21
13.34 0.0 石原南菜(白鴎大足利高1栃木)2024.10.13
13.39 0.8 吉田唯莉(小松商高2石川)  2016.10.21
13.40 0.9 山田裕未(市船橋高2千葉)  2021.10.22
13.43 0.9 福井有香(桐蔭高2和歌山)  2022.10.21
13.44 0.4 茨木凜(九里学園高2山形)  2017.10.20
13.46 1.3 安藤愛未(至学館高3愛知)  2019. 9. 1
13.46 -0.9 井上凪紗(滝川二高2兵庫)  2024. 9.14

女子100mYH中学歴代10傑

13.09 1.6 福田花奏(神河3兵庫)    2024.10.20
13.31 1.6 今村好花(太宰府東2福岡)  2024.10.20
13.54 1.4 吉永優衣(西諌早3長崎)   2023.10.16
13.58 1.6 恩田未来(館林四3群馬)   2019.10. 6
13.59 0.9 坂田涼音(太田3千葉)    2022.10.23
13.61 1.5 楠田ゆうな(阿久根3鹿児島) 2023. 7.14
13.65 1.4 藤田紗季(金津3福井)    2024.10.15
13.66 1.4 藤森菜那(入野3静岡)    2012.10. 7
13.74 1.7 岸本礼菜(咲くやこの花3大阪)2021. 9. 5
13.75 1.7 井千夏(宮ノ陣3福岡)    2023. 8.27

◇第18回U18・第55回U16陸上大会(10月18~20日/三重交通Gスポーツの杜伊勢陸上競技場) 3日目 U18・U16陸上大会の最終日が行われ、ユース規格(ハードルの高さ76.2cm)で実施されたU16女子100mハードルで福田花奏(神河中3兵庫)が13秒09(+1.6)で優勝。昨年のU18大会で高校2年生だった木梨光菜(倉敷中央高・岡山)がマークした13秒26のU18日本記録を一気に0.17秒更新する衝撃的なタイムで頂点に立った。 活況を呈する日本ハードル界にまたひとりキラリと光る新星が誕生した。これまでのU16大会の大会記録は13秒59、中学記録は13秒54で、それらを大幅に更新したばかりか、13秒09は2学年上までの世代を含むU18の今季世界リストでも2位に食い込む好記録。ハードルの高さが一般規格(83.8cm)より7.6cm低い高さとはいえ、ハードル間は同じ8.5m。ワールドクラスのビッグレコードに「U16の大会記録が更新できればと思っていたので言葉も出ません」と福田自身も目を丸くした。 中学規格(ハードルの高さ76.2cm、ハードル間が8.0m)で行われた、8月の全中では1学年下の今村好花(大宰府東中2福岡)に敗れ2位。前回のU16大会は会場入りしながら40度の高熱が出て棄権していただけに、「前回と全中のリベンジができて本当にうれしい」と満面の笑みを浮かべる。 午前中の予選では3.0mの追い風を受け、いきなり13秒13をマーク。条件が異なるものの、シニア世代のトップ級を思わせるタイム。秋を感じさせる爽やかな風を背に158cmの身体が華麗に駆け抜けた。 「予選の前まではあまり調子が良くないと感じていたので不安もありました」と打ち明けるが、「大会前にサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)選手の講習会に参加し、そこで自分が主役のレースを作ることが大切ということを教わりました。他の選手や周りを気にするのではなく、自分の走りを意識することで緊張などもなく集中して臨めたのが良かったです」と快記録の要因を口にする。 100mでも11秒97と11秒台のベストを持つ。「夏まではハードリングで腰が落ちてしまうのが課題でしたが、やや横振りになっていた腕振りをまっすぐに振るように意識することで、前半からロスなくスムーズに跳べるようになりました」とフォームを修正してきた。全中では出遅れた反省を踏まえ、1台目の入りからライバルを圧倒。最後まで軸がブレないキレ味鋭いハードリングを見せつけ、初の全国タイトルを勝ち取った。 また、全中に続くタイトルは逃したものの今村も13秒31の好タイムで2位と健闘。「全中の時のようにスタートから飛び出すことができず、自分のリズムで行けませんでした。タイムは良かったですが優勝が目標だったので悔しいです」と唇を噛む。しかし、まだ中学2年生の今村。「来年は今回、福田さんが作った記録を更新して優勝したいです」と、雪辱を誓った。 文/花木 雫

【動画】驚異的U18日本新!女子100mH・福田花奏の走りをチェック!

※5レーン(右から4人目)緑のユニフォームが福田

女子100mYHのU18日本歴代10傑

(ハードルの高さ:0.762m,ハードル間8.5m) 13.09 1.6 福田花奏(神河中3兵庫)   2024.10.20 13.26 1.2 木梨光菜(倉敷中央高2岡山) 2023.10.21 13.31 1.6 今村好花(太宰府東中2福岡) 2024.10.20 13.32 0.9 林美希(中京大中京高2愛知) 2022.10.21 13.34 0.0 石原南菜(白鴎大足利高1栃木)2024.10.13 13.39 0.8 吉田唯莉(小松商高2石川)  2016.10.21 13.40 0.9 山田裕未(市船橋高2千葉)  2021.10.22 13.43 0.9 福井有香(桐蔭高2和歌山)  2022.10.21 13.44 0.4 茨木凜(九里学園高2山形)  2017.10.20 13.46 1.3 安藤愛未(至学館高3愛知)  2019. 9. 1 13.46 -0.9 井上凪紗(滝川二高2兵庫)  2024. 9.14

女子100mYH中学歴代10傑

13.09 1.6 福田花奏(神河3兵庫)    2024.10.20 13.31 1.6 今村好花(太宰府東2福岡)  2024.10.20 13.54 1.4 吉永優衣(西諌早3長崎)   2023.10.16 13.58 1.6 恩田未来(館林四3群馬)   2019.10. 6 13.59 0.9 坂田涼音(太田3千葉)    2022.10.23 13.61 1.5 楠田ゆうな(阿久根3鹿児島) 2023. 7.14 13.65 1.4 藤田紗季(金津3福井)    2024.10.15 13.66 1.4 藤森菜那(入野3静岡)    2012.10. 7 13.74 1.7 岸本礼菜(咲くやこの花3大阪)2021. 9. 5 13.75 1.7 井千夏(宮ノ陣3福岡)    2023. 8.27

次ページ:

ページ: 1 2 3

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.05.01

東京メトロに伊東明日香が入部 「競技が続けられる環境があることに感謝」

伊東明日香の加入を発表する東京メトロ女子駅伝部 【選手入部のお知らせ】日頃より #東京メトロ女子駅伝部 (マーキュリー)を応援いただき、ありがとうございます。5月1日付けで、下記の選手が入部いたしました。 伊東 明日香 […]

NEWS 九電工にケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが加入 ハーフマラソンなどロードが主戦場

2025.05.01

九電工にケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが加入 ハーフマラソンなどロードが主戦場

ケニア出身のニアマイアの加入を報告する九電工 🟡WELCOME TO KYUDENKO🟡 5月1日付で以下の選手が加入しました!#キプンゲノ・ニアマイア 選手(ケニア🇰🇪) たくさんの応援よろしくお願いします📣https […]

NEWS アディダスによるスポーツを通じたグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET」が今年も開催!

2025.05.01

アディダスによるスポーツを通じたグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET」が今年も開催!

アディダス ジャパンは、未来のスポーツ環境を支えるためのグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET(ムーブ・フォー・ザ・プラネット)」を5月12日~25日まで開催することを発表した。5月12日の計測開 […]

NEWS 水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

2025.04.30

水戸招待のエントリー発表! 棒高跳に柄澤智哉、山本聖途、諸田実咲ら男女トップ集結 戸邉直人、城山正太郎も出場予定

5月5日に行われる日本グランプリシリーズ第7戦「2025水戸招待陸上」のエントリー選手が発表された。男子棒高跳には東京五輪代表の山本聖途(トヨタ自動車)、江島雅紀(富士通)や世界選手権代表経験のある柄澤智哉(東京陸協)ら […]

NEWS 【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

2025.04.30

【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」

テクノロジーとパフォーマンスの向上 典型的な例が2008年北京オリンピック水泳競技で25個の世界記録更新のうち23個が同じ水着(レーザーレーサー)を着用した選手によって樹立されたことは大きく注目された。 2009年の世界 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top