英国の名門、オックスフォード大学とケンブリッジ大学の陸上競技部OB・OGからなる「アキレスクラブ」と、日本陸上界の伝統4校(京都大学、慶應義塾大学、東京大学、早稲田大学)のOB・OG、学生の有志が集って結成した「4 Wings Club」との交流競技会が9月1日、東大・駒場キャンパス第一グラウンドで開催されることになった。
アキレスクラブと日本陸上界との交流は1928年7月、アムステルダム五輪参加前に日本代表に選出された早大の織田幹雄、南部忠平、西田修平らが海外遠征(英国・ロンドン)を計画したのだが、その一つがアキレスクラブとの対抗戦だった。

1999年9月、早慶対抗陸上にアキレスクラブが加わり、3クラブで対抗戦。71年ぶりに交流が復活した
その後、70年以上の時を経た1999年9月、早慶対抗陸上にアキレスクラブが加わり、3クラブの対抗戦を東京・大井競技場で復活。さらに、2017年に開催されたロンドン世界選手権の際、東大、京大の現役とOBがケンブリッジ大学グラウンドでアキレスクラブ主催の競技会に参加して交流を拡げた。

2017年に開催されたロンドン世界選手権の際、東大、京大の現役とOBが当地を訪れてアキレスクラブ主催の競技会に参加した時の集合写真
今回、アキレスクラブよりOB・OG、現役を含む総勢80名での来日を計画しているという連絡を受け、日本の伝統4校のOB・OGが受け入れに協力することになり、「4 Wings Club」も組織化。現役学生、付属高校生も参加する競技会は11時から17時半まで実施し、18時からは懇親会も開催する。競技会、懇親会を通じてアキレスクラブと4 Wings Clubの交流、親睦を深め、各クラブの発展に結びつけたい意向だ。


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