パリ五輪女子やり投で金メダルを獲得した北口榛花(JAL)が8月12日、パリから練習拠点を置くチェコのドマジュリツェに到着し、地元の住民から大きな祝福を受けて出迎えられた。
2019年からドマジュリツェを拠点に、ディヴィッド・セケラック・コーチの指導を受けている北口。今も1年の半分を人口1万人ほどの街で過ごし、トレーニングに励む。
この日は同じセケラック・コーチと、練習パートナーで五輪にも出場したペトラ・シカコヴァ(チェコ)ともに役場を表敬訪問。アントシュ町長や住民から花束が贈られた。
北口は地元紙のインタビューに答えるかたちで「たくさんの応援ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えると、町長は「北口選手は日本を代表するだけでなく、私たちのドマジュリツェの代表でもある」と賛辞の言葉を送った。
今年1月には町からスポーツ振興や地域への貢献が評価されて栄誉賞の表彰を受けるなど、当地でも知らない住民はいないほどの人気を誇る。表彰時には「本当にありがたいですし、外国人を表彰するというのは簡単にできることではないと思います」と話し、ドマジュリツェの街全体からの応援に「助けてくれる方々がたくさんいて本当に心強いです」と地元住民の暖かさに触れていた。
パリ五輪の日本選手団の多くは帰国したが、北口は今後も海外の競技会を転戦するためチェコに在留。日本への帰国は9月以降の予定となっている。
【画像】チェコ・ドマジュリツェで激烈な歓迎を受ける北口
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