8月1日から始まるパリ五輪・陸上競技に向けて、日本代表選手団が出国する前に会見を開いて意気込みを語った。
男子110mハードルの日本記録保持者・村竹ラシッド(JAL)は出国を前に「いつもと変わりありません」と自然体で空港へ。ダイヤモンドリーグ(DL)で一足先にパリの地を踏み、その後一時帰国。「練習も結構やりましたが、よく走れていて、脚さばきも軽くなって全体のスピードも上がってきています」と充実の表情を見せる。
今季は日本選手権も初優勝。その決勝で出した13秒07は今季世界リスト6位タイ、パリ五輪出場者の中で5位という記録だ。それを含め、決勝ラインの目安となる13秒3未満を走った7レース中6本というハイアベレージだ。
「目標は決勝進出とメダル獲得」と村竹。そのためには「準決勝が一番大きな壁になる。しっかり良いパフォーマンスをして、準決勝の壁を越えたい。決勝ではそれ以上の動きをできれば自ずと目標達成に近づけると思っています」と堂々と話し、「大舞台で世界の強い人たちばかりですが、臆さずに頑張ります」と力強く語った。
パリ五輪の陸上競技は8月1日から11日まで行われる。
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