8月1日から始まるパリ五輪・陸上競技に向けて、日本代表選手団が出国する前に会見を開いて意気込みを語った。
男子400mハードルで日本選手権初優勝し、47秒99(日本歴代3位)をマークした豊田兼(慶大)もこの日出国。父の祖国でもあるフランスは幼い頃から何度も訪れ、「3年ぶりくらい」だという。現地で楽しみなのは「昨年のワールドユニバーシティゲームズで交流した人との再会」。フランスには「慣れている」とはいえ、「食事の面ではお味噌汁を大量に持ってきました」と笑う。
日本選手権では110mハードルにもトライしたが、ハムストリングスの違和感のため準決勝を欠場。「日本選手権後は思うように積めなかった」といい、「スパイクはまだ履いていないですが、走れていて出力も70~80%くらい」。走り以外でも「バイクやウエイトトレーニングなど自重でやってきた」。あとは現地に入って「調整していくだけ」と話す。
「初めての大舞台で緊張していますが、日本選手権に比べればチャレンジャーとして攻めていかないといけないので、少し薄れています」と笑顔を見せた。
パリ五輪では「決勝を目指して飛躍できるように。そのためにも自己ベストを目指して頑張ります」。理想としては予選を「様子を見ながら」通過し、準決勝では日本選手権で見せたような「前半から攻める」レースで勝負にでる構えだ。
現在の世界のトップ3と言われるカールステン・ワルホルム(ノルウェー)、ライ・ベンジャミン(米国)、アリソン・ドス・サントス(ブラジル)とも予選・準決勝で同組になる可能性もあり、「前半から食らいついていきたい」とイメージしていた。
パリ五輪の陸上競技は8月1日から11日まで行われる。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.06.15
編集部コラム「私のインターハイ地区大会」
2025.06.15
小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク
-
2025.06.11
2025.05.28
女子10000mがレース途中で異例の中断!! 大雨と雷の影響も選手困惑/アジア選手権
2025.05.16
2025高校最新ランキング【女子】
-
2025.06.04
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.06.15
編集部コラム「私のインターハイ地区大会」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 広告の下にコンテンツが続きます 攻め(?)のアンダーハンドリレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃 […]
2025.06.15
NCG5000mはアジア選手権5位・荒井七海が13分47秒58で日本人トップ!東海大・永本脩が学生トップ/日体大長距離競技会
第322回日本体育大学長距離競技会兼第16回NITTAIDAI Challenge Games(NCG)の2日目が6月15日に行われ、最終種目のNCG男子5000mはB.キプトゥー(麗澤大)が13分46秒77で1着を占め […]
2025.06.15
小原響が3000m障害で8分22秒64の日本歴代8位!セイコーGGPに続く自己新マーク
6月14日に米国・ポートランドで行われたポートランド・トラックフェスティバルの男子3000m障害で、小原響(GMOインターネットグループ)が日本歴代8位の8分22秒64をマークした。 大会は世界陸連コンチネンタルツアー・ […]
Latest Issue
最新号

2025年7月号 (6月13日発売)
詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会