◇第19回トワイライト・ゲームス(7月21日/東京・AGFフィールド)
トワイライト・ゲームスの男子110mハードルに、日本記録保持者でパリ五輪代表の泉谷駿介(住友電工)が出場し、シーズンベストとなる13秒10(+1.2)をマークして貫禄勝ちを収めた。
今季は春先にパリ五輪代表に早期内定していたため、ダイヤモンドリーグ(DL)に絞ってレースに出場。今回は「自信を持ってオリンピックに臨めるように」と、急きょレーンが空いていたために出場に至り、「多くの方に協力していただいて感謝したいです」と言う。
昨年の日本選手権以来の国内での110mハードルということもあり、「楽しく自分らしいレースができました」とホッと胸をなで下ろす。内容的には「スタートで少しビルドアップのような感じになってしまった」と言い、「欲を言えば13秒0台が出れば良かったですが」を振り返る。
DL転戦してきたことで「海外勢に合わせたレースプランを組めたり、知っている人ばかりになって(海外が)アットホームに感じられたりした」と収穫もあった反面、「レースの難易度が高くて、自分の思うようなレースをしにくい」部分もあった。もちろん、世界トップクラスのアスリートの証だが、そうしたこともあり、パリ五輪前に弾みをつけた格好だ。
昨年以上にスプリントや出力が上がったことで、「インターバルが刻めない」といい、「毎回、走幅跳をしているようで、ここより越えちゃいけない、というところで跳べないとクラッシュしてしまう」。そこさえクリアできれば、自ずと大きな記録もついてくる。
2度目の五輪。「当たり前のように決勝に行きたい。決勝に行ったら、メダルを取りたいですがレベルもすごく高くなっているので難しいところもある。ただ、そうした中で勝負してメダルを取れたら自信になると思います。今までやってきたことを信じて臨みます」。
1年ぶりの“ホーム”でシーズンベストを歴史を切り開き続けてきたハードラーがパリの舞台でも躍動する。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.16
橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.19
全中駅伝に出場する女子48チームが出そろう 3連覇狙う京山をはじめ、大沢野、松橋などが全国切符 櫛形は20回目
9月から開催されてきた第33回全国中学校駅伝(12月14日)の都道府県予選が11月16日をもって終了し、47都道府県の代表に開催地枠で出場するチームを加えた全48チームが出そろった。 女子は前回の全国大会で2連覇を飾った […]
2025.11.19
全中駅伝男子・出場チームが決定! 17チームが初出場 塩山は第1回大会以来32年ぶり 京山、三島の全国V経験校も
9月から開催されてきた第33回全国中学校駅伝(12月14日)の都道府県予選が11月16日をもって終了し、47都道府県の代表に開催地枠で出場するチームを加えた全48チームが出そろった。 男子は2年前に全国制覇を達成している […]
2025.11.19
マラソン日本記録保持者・鈴木健吾が神奈川大のアンバサダー就任 「刺激や勇気を届けられる存在でありたい」
神奈川大は11月19日、男子マラソン日本記録保持者でOBの鈴木健吾が陸上部のアンバサダーに就任したと発表した。 鈴木は箱根駅伝では3年連続で2区を担い、3年時に区間賞を獲得。4年時には東京マラソンで2時間10分21秒で走 […]
2025.11.19
岡山・京山が今年も男女ともに全国出場! 全中1500m優勝・是枝愛香を擁する内部は26年ぶり/中学駅伝
12月14日に行われる第33回全国中学校駅伝の出場を懸けた県大会が、11月14日から16日にかけて、全国10県で行われた。 14日の岡山県大会では、2年前に全国男女優勝、女子は昨年も連覇を飾った京山が圧倒的な継走を披露。 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025