HOME 国内

2024.06.30

男子砲丸投・奥村仁志が自己タイの18m53で2連覇「少しずつベストを更新していきたい」/日本選手権
男子砲丸投・奥村仁志が自己タイの18m53で2連覇「少しずつベストを更新していきたい」/日本選手権

24年日本選手権男子砲丸投を制した奥村仁志

◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)4日目

パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の4日目が行われ、男子フィールド種目で最後となった砲丸投は2投目に自己タイ記録となる18m53を放った奥村仁志(センコー)が2年連続2回目の優勝を飾った。

「結構雨が激しく、難しいコンディションだったので、思いっきり投げることだけ意識していきました」と、1投目に17m95を投げトップに立つ。「ここのところ技術面が安定していたので、雨の中でも課題の前に突っ込む癖も出ず、最後跳び上がるイメージで砲丸を投げ切ることができた」と2投目に日本歴代6位タイのベストに並ぶ好記録を投げて笑みがこぼれた。

「日本選手権という大きな舞台でベストタイを投げられたことは自信になる。秋にも大会がいくつも控えているので、今回のいいイメージを忘れず、少しずつベストを更新していきたい」と次なるステージへ視線を向けた。

初優勝を目指したアツオビン・ジェイソン(福岡大)が最終6投目に18m35まで記録を伸ばすも、わずかに届かず2位。森下大地(KAGOTANI)が17m61で3位に続いた。

文/花木 雫

広告の下にコンテンツが続きます
◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)4日目 パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の4日目が行われ、男子フィールド種目で最後となった砲丸投は2投目に自己タイ記録となる18m53を放った奥村仁志(センコー)が2年連続2回目の優勝を飾った。 「結構雨が激しく、難しいコンディションだったので、思いっきり投げることだけ意識していきました」と、1投目に17m95を投げトップに立つ。「ここのところ技術面が安定していたので、雨の中でも課題の前に突っ込む癖も出ず、最後跳び上がるイメージで砲丸を投げ切ることができた」と2投目に日本歴代6位タイのベストに並ぶ好記録を投げて笑みがこぼれた。 「日本選手権という大きな舞台でベストタイを投げられたことは自信になる。秋にも大会がいくつも控えているので、今回のいいイメージを忘れず、少しずつベストを更新していきたい」と次なるステージへ視線を向けた。 初優勝を目指したアツオビン・ジェイソン(福岡大)が最終6投目に18m35まで記録を伸ばすも、わずかに届かず2位。森下大地(KAGOTANI)が17m61で3位に続いた。 文/花木 雫

【動画】雨の中、自己新ショット!男子砲丸投・奥村の投てきをチェック!

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.04.30

9月の東京世界陸上に都内の子どもを無料招待 引率含め40,000人 6月から応募スタート

東京都は今年9月に国立競技場をメイン会場として開かれる世界選手権に都内の子どもたちを無料招待すると発表した。 「臨場感あふれる会場での観戦を通じて、都内の子供たちにスポーツの素晴らしさや夢と希望を届ける」というのが目的。 […]

NEWS 新しい形の競技会「THE GAME」が9月14日 大阪・万博記念競技場で開催決定!

2025.04.30

新しい形の競技会「THE GAME」が9月14日 大阪・万博記念競技場で開催決定!

「陸上競技の魅力を最大限に引き出し、観客と選手の双方にとって忘れられない体験を」をコンセプトに、三重県で開催されてきた『THE GAME』。今年は会場を大阪府。万博記念競技場を移して、9月14日に行われることが決まった。 […]

NEWS 中村宏之氏が79歳で死去 福島千里、寺田明日香、伊藤佳奈恵ら女子短距離日本記録保持者を育成

2025.04.30

中村宏之氏が79歳で死去 福島千里、寺田明日香、伊藤佳奈恵ら女子短距離日本記録保持者を育成

女子短距離で数々のトップ選手を育成した北海道ハイテクアスリートクラブ前監督の中村宏之氏が4月29日に逝去した。享年79。 中村氏は1945年6月9日生まれ。北海道・札幌東高,日体大で三段跳、走幅跳選手として活躍し、卒業後 […]

NEWS 女子七種競技・アラウホが今季世界最高6396点で優勝 男子100mはバルディが9秒99/南米選手権

2025.04.30

女子七種競技・アラウホが今季世界最高6396点で優勝 男子100mはバルディが9秒99/南米選手権

4月25日から27日まで、アルゼンチンのマル・デル・プラタで南米選手権が開催され、女子七種競技ではM.アラウホ(コロンビア)が6396点(13秒13、1m73、13m55、24秒43/6m55、47m62、2分17秒38 […]

NEWS 【高平慎士の視点】自信持って走り切った井上直紀の強さ光る 選手層に厚み“標準突破”へ期待持てるレース/織田記念

2025.04.30

【高平慎士の視点】自信持って走り切った井上直紀の強さ光る 選手層に厚み“標準突破”へ期待持てるレース/織田記念

4月29日に広島・ホットスタッフフィールド広島で行われた織田記念。その男子100mは上位5人が10秒1台、それも0.03秒差以内にひしめく大熱戦となり、大学4年の井上直紀(早大)が自己新の10秒12(+0.4)で制した。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年4月号 (3月14日発売)

2025年4月号 (3月14日発売)

東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL) 
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)

page top