◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)4日目
パリ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権の4日目が行われ、女子800mは久保凛(東大阪大敬愛高2大阪)がU18日本新の2分03秒14で初優勝を飾った。
バックストレートは塩見綾乃(岩谷産業)、川田朱夏(ニコニコのり)の優勝経験者が引っ張り、最初の1周を60秒で通過する。
そこからレースは大きく動き、残り300mでまず田中希実(New Balance)が前に出ると、それに合わせるように久保が先頭へ。残り150mでややリードを奪うと、直線に入って一気に抜け出した。
久保は2週間前のインターハイ近畿地区大会で出したばかりのU18日本記録(2分03秒50)を0.36秒更新。今季は4月の金栗記念、5月の静岡国際、木南記念と日本グランプリシリーズで3連勝してきたが、一気に日本一の座に立った。
2位は卜部蘭(積水化学)で2分04秒26、3位は渡辺愛(園田学園女大)で2分04秒33で。田中は2分05秒14の7位で、4日間5本目となった今大会最後のレースを終えた。
女子800m高校歴代10傑
2.02.57 塩見綾乃(京都文教3京都) 2017. 8. 1 2.02.74 川田朱夏(東大阪大敬愛3大阪) 2017. 8. 1 2.03.13 久保凛(東大阪大敬愛2大阪) 2024. 6.30 2.04.00 西村美樹(東京3東京) 2000. 8. 5 2.04.15 西田有里(草津東3滋賀) 2023. 9.30 2.04.29 福田翔子(松江北3島根) 2016. 8. 1 2.04.44 久保瑠里子(広島井口3広島) 2006. 7. 2 2.04.73 ヒリアー紗璃苗(明星3東京) 2019. 6.29 2.04.82 新井文子(群馬女短大附3群馬) 1985.10.23 2.04.85 池崎愛里(舟入3広島) 2016. 8. 1【動画】女子800mダイジェスト
【速報動画 】 #日本陸上 女子800m決勝#パリオリンピック 代表選考会
— NHKスポーツ (@nhk_sports) June 30, 2024
📺地上波(総合)で放送中
スーパー高校生 #久保凛 選手が
自己ベストを更新する快走で初優勝! https://t.co/YDqpvSI0yg
👆ネット配信で他の種目も見られます pic.twitter.com/OcNAYrHNaw
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.12
ボストンマラソンに世界歴代8位のコリル、女子はパリ五輪4位のロケディがエントリー
-
2025.12.07
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.12
ボストンマラソンに世界歴代8位のコリル、女子はパリ五輪4位のロケディがエントリー
ボストンマラソンの主催者は12月11日、来年4月20日に米国で開催される同大会への出場選手6名(車椅子レースを含む)を発表した。 男子のJ.コリル(ケニア)、女子のS.ロケディ(ケニア)と、前回大会優勝者が出場予定。コリ […]
2025.12.12
グランドスラム・トラックが財政難で破産申請へ 創設者マイケル・ジョンソン氏「使命と未来はあきらめない」
今年新設されたリーグ大会、グランドスラム・トラックが破産申請を行ったことが現地メディアで報じられている。 グランドスラム・トラックはマイケル・ジョンソン氏を創設者・コミッショナーとして新設されてたリーグ戦。4大会を実施予 […]
2025.12.11
タイの19歳ブーンソンが100m9秒94!!!日本記録上回るアジア歴代3位、U20世界選手権2大会ファイナル
東南アジア大会がタイ・バンコクのスパチャラサイ競技場で行われ、男子100mでタイのプリポル・ブーンソンが9秒94(+0.7)をマークした。 予選で出されたこの記録はアジア歴代で日本記録(9秒95:山縣亮太)を上回る3位。 […]
2025.12.11
青学大・原晋監督が最大のライバルに駒大 「勝つ知識、ノウハウを兼ね備える」 箱根V3へ不安材料は「経験者が少ない」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 壮行会後に記者会見が行われ、一番のライバル校を問われた原監督は「一番はやはり駒澤大学です。ここ11年 […]
2025.12.11
箱根駅伝V3へ青学大が壮行会 主将・黒田朝日「新たな歴史を作る舞台」 2年連続区間賞・塩出翔太「良い報告ができるように」
第102回箱根駅伝で3連覇を狙う青学大が、都内の青山キャンパスで壮行会を開き、原晋監督やエントリー選手たちが登壇した。 お昼休みで多くの学生や教職員が集まるなか、原監督は「シーズン当初は新体制となり、学生たちには『勝つ確 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025