HOME 国内、大学

2020.10.10

【100m】城西大・鈴木涼太「出たい」と志願した100mで初タイトル/関東IC
    【100m】城西大・鈴木涼太「出たい」と志願した100mで初タイトル/関東IC


    ◇関東インカレ(10月10日~12日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)2日目・男子100m

     日本インカレ3位、日本選手権6位に入った男がタイトル奪取へ強い姿勢で臨んだ。2日目に行われた男子100m決勝。鈴木涼太(城西大3)がスタートから抜け出すと、中盤以降は「力まないようにいけば勝てると思った」の言葉通り、10秒32(+2.8)をマークして初優勝を飾った。

    広告の下にコンテンツが続きます

     9月上旬の日本インカレは、100mで10秒22(+1.8)の自己新をマークして3位。200mでも準決勝で20秒77(+0.6)の自己ベストで通過し、決勝は20秒83(-0.6)で2位に入っていた。100m・200m2冠を果たした先輩の水久保漱至とともに、城西大スプリントの存在をアピール。さらに、10月1日から3日の日本選手権では、100m6位に入ると、200mでは飯塚翔太(ミズノ)、小池祐貴(住友電工)に次ぐ3位と、日本トップ選手たちと渡り合った。

     それでも、連戦となった関東インカレに出た理由がある。

    「タイトルを取りたかった」

     水久保は日本インカレ後にケガもあり見送っていたため、「チャンスがある」と疲労がありながら、千葉佳裕監督に志願して100mのみ出場した、

     ライバルと目されたのは、2連覇中の宮本大輔(東洋大3)と、日本インカレ2位に負けていたデーデー・ブルーノ(東海大3)の同期2人。だが、デーデーは欠場し、宮本は決勝を棄権。「日本選手権ほどうまくはいきませんでしたが、スタートからしっかり地面を踏んでいけたのが勝因です。疲労がある中で勝ててよかった」。台風14号の影響で強い雨風の中、10秒3台で勝ち切った価値は小さくない。何よりどんな状況でも“タイトル”を獲得したことは大きな自信になる。

     今季は「ケガもなく、筋力もアップした」と自己ベスト更新の要因を挙げる鈴木。ちなみに、城西大好調の理由は「うーん……何だろう。わかりません」と苦笑いしつつ、「水久保さんや強いOBの方々と切磋琢磨できているからだと思います」と話した。来シーズンに向け、「課題の後半を強化していきたい」と見据えている。

     静岡・浜松工高時代は、17年インターハイ100m7位、国体100m4位。目線のはるか先には、いつも宮本大輔の姿があった。日本インカレで、同学年にほとんど負けてこなかった宮本に先着した後は「ずっと強くてあこがれのような存在だったので勝ててうれしいです」とはにかんでいた鈴木。「一番」を手にした城西大“2番目の男”が、来年の学生短距離界の主役候補に名乗りを上げた。

     また、10秒38の2位には110mハードルが専門の樋口陸人(法大3)が食い込んだ。前日の予選では10秒31(+1.3)の自己新をマークした。

    ■関東インカレ1部 男子100m決勝(+2.8)
    鈴木 涼太(城西大3)10.32
    樋口 陸人(法大3)10.38
    三浦励央奈(早大2)10.43
    林  哉太(法大1)10.49
    山本 未来(中大2)10.59
    伊藤孝太郎(東海大4)10.64
    樋口 一馬(法大4)10.67
    宮本 大輔(東洋大)DNS

    ◇関東インカレ(10月10日~12日/神奈川・相模原ギオンスタジアム)2日目・男子100m 日本インカレ3位、日本選手権6位に入った男がタイトル奪取へ強い姿勢で臨んだ。2日目に行われた男子100m決勝。鈴木涼太(城西大3)がスタートから抜け出すと、中盤以降は「力まないようにいけば勝てると思った」の言葉通り、10秒32(+2.8)をマークして初優勝を飾った。 9月上旬の日本インカレは、100mで10秒22(+1.8)の自己新をマークして3位。200mでも準決勝で20秒77(+0.6)の自己ベストで通過し、決勝は20秒83(-0.6)で2位に入っていた。100m・200m2冠を果たした先輩の水久保漱至とともに、城西大スプリントの存在をアピール。さらに、10月1日から3日の日本選手権では、100m6位に入ると、200mでは飯塚翔太(ミズノ)、小池祐貴(住友電工)に次ぐ3位と、日本トップ選手たちと渡り合った。 それでも、連戦となった関東インカレに出た理由がある。「タイトルを取りたかった」 水久保は日本インカレ後にケガもあり見送っていたため、「チャンスがある」と疲労がありながら、千葉佳裕監督に志願して100mのみ出場した、 ライバルと目されたのは、2連覇中の宮本大輔(東洋大3)と、日本インカレ2位に負けていたデーデー・ブルーノ(東海大3)の同期2人。だが、デーデーは欠場し、宮本は決勝を棄権。「日本選手権ほどうまくはいきませんでしたが、スタートからしっかり地面を踏んでいけたのが勝因です。疲労がある中で勝ててよかった」。台風14号の影響で強い雨風の中、10秒3台で勝ち切った価値は小さくない。何よりどんな状況でも“タイトル”を獲得したことは大きな自信になる。 今季は「ケガもなく、筋力もアップした」と自己ベスト更新の要因を挙げる鈴木。ちなみに、城西大好調の理由は「うーん……何だろう。わかりません」と苦笑いしつつ、「水久保さんや強いOBの方々と切磋琢磨できているからだと思います」と話した。来シーズンに向け、「課題の後半を強化していきたい」と見据えている。 静岡・浜松工高時代は、17年インターハイ100m7位、国体100m4位。目線のはるか先には、いつも宮本大輔の姿があった。日本インカレで、同学年にほとんど負けてこなかった宮本に先着した後は「ずっと強くてあこがれのような存在だったので勝ててうれしいです」とはにかんでいた鈴木。「一番」を手にした城西大“2番目の男”が、来年の学生短距離界の主役候補に名乗りを上げた。 また、10秒38の2位には110mハードルが専門の樋口陸人(法大3)が食い込んだ。前日の予選では10秒31(+1.3)の自己新をマークした。■関東インカレ1部 男子100m決勝(+2.8) 鈴木 涼太(城西大3)10.32 樋口 陸人(法大3)10.38 三浦励央奈(早大2)10.43 林  哉太(法大1)10.49 山本 未来(中大2)10.59 伊藤孝太郎(東海大4)10.64 樋口 一馬(法大4)10.67 宮本 大輔(東洋大)DNS

    次ページ:

           

    RECOMMENDED おすすめの記事

        

    Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

             

    Latest articles 最新の記事

    2026.09.29

    3000m障害・三浦龍司、1500m・飯澤千翔が金!400mH後藤大樹が47秒93、4継は女子銅・男子5位/名古屋アジア大会

    ◇第20回アジア大会・陸上競技(9月23~29日/愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)6日目 名古屋アジア大会の6日目が行われ、日本は男子3000m障害、男子1500mで金メダルを獲得した。 広告の下にコンテンツが続き […]

    NEWS 400mH・後藤大樹が47秒93で銀! 得意レースで逆転されるも「大人の世界は広いと学べた」/名古屋アジア大会

    2026.09.29

    400mH・後藤大樹が47秒93で銀! 得意レースで逆転されるも「大人の世界は広いと学べた」/名古屋アジア大会

    ◇第20回アジア大会・陸上競技(9月23~29日/愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)6日目 名古屋アジア大会の6日目の午後セッションに男子400mハードル決勝が行われ、後藤大樹(洛南高2京都)は日本歴代2位タイ、U2 […]

    NEWS 日本4継は4大会ぶりメダル届かず5位「悔しさ」糧に伝統復活への道模索/名古屋アジア大会

    2026.09.29

    日本4継は4大会ぶりメダル届かず5位「悔しさ」糧に伝統復活への道模索/名古屋アジア大会

    ◇第20回アジア大会・陸上競技(9月23~29日/愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)6日目 名古屋アジア大会の6日目の午後セッションに男子4×100mリレー決勝が行われ、日本は38秒57で5位となった。 広告の下にコ […]

    NEWS 3000m障害・三浦龍司が「初めての金メダル」に笑顔「これを自分が目指しているところで」/名古屋アジア大会

    2026.09.29

    3000m障害・三浦龍司が「初めての金メダル」に笑顔「これを自分が目指しているところで」/名古屋アジア大会

    ◇第20回アジア大会・陸上競技(9月23~29日/愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)6日目 名古屋アジア大会の6日目の午後セッションに男子3000m障害の決勝が行われ、三浦龍司(SUBARU)が大会新となる8分17秒 […]

    NEWS 日本女子400mリレー涙の銅!3大会ぶりメダル「みんなで話し合い、やるべきことやった」/名古屋アジア大会

    2026.09.28

    日本女子400mリレー涙の銅!3大会ぶりメダル「みんなで話し合い、やるべきことやった」/名古屋アジア大会

    ◇第20回アジア大会・陸上競技(9月23~29日/愛知県名古屋市・パロマ瑞穂スタジアム)6日目 名古屋アジア大会の6日目の午後セッションに男子4×400mリレー予選が行われ、1組5レーンに出場した日本は日本歴代4位の43 […]

      SNS

      Latest Issue 最新号最新号

      2026年10月号 (9月14日発売)

      2026年10月号 (9月14日発売)

      アジア大会総展望
      山口全中&日本インカレ
      サウェ特集

      page top