2024.06.27
◇第108回日本選手権(6月27日~30日/新潟・デンカビッグスワンスタジアム)1日目
第108回日本選手権の1日目が行われ、男子3000m障害で初出場の柴田大地(中大)が8分24秒68の日本歴代8位、学生歴代2位の好記録で2位に食い込んだ。
無欲の走りで最後まで優勝争いに絡んだ。「練習が積めていたので、後半崩れても攻めの走りで行こうと考えていました」と、序盤から積極的な走りを見せた柴田。最後の障害を越えてからのラスト勝負には敗れたものの、5月の関東インカレ1部(2位)で出したばかりの自己記録を18秒以上も更新する快走だった。
エントリー段階ではターゲットナンバーギリギリの18番目。「運良く入れてもらうことができました。来年の世界陸上に向けて、日本選手権は通らないといけない道。出場できるならしたいと思っていました」と話す。
ただ、快記録にも「上出来というくらいですが、上振れてはいません。もっと突き詰めていける部分はあると思っています」と強調。ゴール後に繰り出したガッツポーズは着順に対してのもので、ラスト勝負に敗れた甘さを課題に挙げた。
京都・洛南高出身で、3学年上には東京五輪7位の三浦龍司(SUBARU)がいる。柴田は「中学の頃から洛南高校にすごい先輩がいると意識していました。目標にしていて、追いかけていきたいです」。先輩に続き、世界の舞台へとはばたくつもりだ。
男子3000m障害学生歴代10傑+α
8.09.91 三浦龍司(順大4) 2023. 6. 9 8.24.68 柴田大地(中大2) 2024. 6.27 8.25.8 新宅雅也(日体大) 1979.10.28 8.26.77 岩水嘉孝(順大4) 2001. 6. 9 8.27.80 小原響(青学大2) 2021. 6.26 8.28.16 菖蒲敦司(早大4) 2023. 6. 2 8.28.67 D.ジェンガ(流経大2) 1996. 5. 6 8.29.14 塩尻和也(順大4) 2018. 6.24 8.29.71 B.トゥーラ(亜細亜大2)1993. 6.13 8.29.85 阪口竜平(東海大4) 2019. 6.29 8.31.27 愛敬重之(中京大2) 1983. 8. 9男子3000m障害日本歴代10傑
日本歴代 8.09.91 三浦龍司(順大4) 2023. 6. 9 8.18.93 岩水嘉孝(トヨタ自動車) 2003. 8.23 8.19.52 新宅雅也(ヱスビー食品) 1980. 7. 8 8.19.96 山口浩勢(愛三工業) 2021. 6.26 8.20.09 青木涼真(Honda) 2022. 6.11 8.21.6 小山隆治(クラレ) 1974. 6.22 8.23.93 阪口竜平(SGホールディングス) 2021. 5. 9 8.24.68 柴田大地(中大2) 2024. 6.27 8.25.07 小原響(GMOインターネットグループ)2024. 5.31 8.25.49 潰滝大記(富士通) 2021. 6.26【動画】青木涼真が初V!男子3000m障害ハイライト
【1分ハイライト #日本陸上】
— NHKスポーツ (@nhk_sports) June 27, 2024
男子3000m障害決勝#青木涼真 選手が初優勝!
五輪参加標準記録突破はならず
ランキングでの出場を目指します
NHKでは連日地上波・BSで大会を放送します
詳しい放送予定は👇https://t.co/gZSDn03FHx pic.twitter.com/o5UTAfvN0h
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.11.16
橋岡優輝が家族での初教室「楽しみながら陸上に触れて」
-
2025.11.14
-
2025.11.13
-
2025.11.15
2025.11.02
青学大が苦戦の中で3位確保!作戦不発も「力がないチームではない」/全日本大学駅伝
-
2025.11.02
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.11.20
“最速の景色へ。”をコンセプトにしたプーマの「EKIDEN PACK」が11月21日より発売!
プーマ ジャパンは、駅伝やマラソンが本格化するシーズンに向けてレーシングモデルを含む5モデルをラインアップした「EKIDEN PACK(エキデン パック)」を11月21日午前10時より発売することを発表した。 EKIDE […]
2025.11.19
全中駅伝に出場する女子48チームが出そろう 3連覇狙う京山をはじめ、大沢野、松橋などが全国切符 櫛形は20回目
9月から開催されてきた第33回全国中学校駅伝(12月14日)の都道府県予選が11月16日をもって終了し、47都道府県の代表に開催地枠で出場するチームを加えた全48チームが出そろった。 女子は前回の全国大会で2連覇を飾った […]
2025.11.19
全中駅伝男子・出場チームが決定! 17チームが初出場 塩山は第1回大会以来32年ぶり 京山、三島の全国V経験校も
9月から開催されてきた第33回全国中学校駅伝(12月14日)の都道府県予選が11月16日をもって終了し、47都道府県の代表に開催地枠で出場するチームを加えた全48チームが出そろった。 男子は2年前に全国制覇を達成している […]
2025.11.19
マラソン日本記録保持者・鈴木健吾が神奈川大のアンバサダー就任 「刺激や勇気を届けられる存在でありたい」
神奈川大は11月19日、男子マラソン日本記録保持者でOBの鈴木健吾が陸上部のアンバサダーに就任したと発表した。 鈴木は箱根駅伝では3年連続で2区を担い、3年時に区間賞を獲得。4年時には東京マラソンで2時間10分21秒で走 […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025