2024.06.19
陸上界のレジェンドとして1990年代から2000年代に活躍したマイケル・ジョンソン氏(米国)の主催する陸上リーグの詳細が6月19日に発表された。「グランドスラム・トラック」と銘打たれ、25年に開始される予定となっている。
ジョンソン氏は近年の陸上人気低下を憂い、今年2月に商業的リーグの創設を発表していた。
大会は年4回の実施を予定しており、2大会を米国、2大会を米国外で開催する。100mから5000mまでのトラック種目のみを実施し、48選手がレーサーとしてリーグと契約する。
契約選手は基本報酬とともに競技成績による報酬を得られるが、4大会すべてに出場する必要があるとしている。選手はショートスプリント(100m/200m)やロングディスタンス(3000m/5000m)など6つのカテゴリーのいずれかに振り分けられ、カテゴリで優勝者を決めるという。
ジョンソン氏は「グランドスラム・トラック」の創設にあたり、「地球上で最も優れたレーサーたちのために、この新しいプラットフォームを立ち上げることに興奮しています」とコメント。各カテゴリの優勝者には10万ドル(約1570万円)、8位の選手でも1万ドル(約157万円)が送られる予定で、年間の賞金総額は1260万ドル(約20億円)にも上る。
すでにスポンサーなどから3000万ドル以上(約47億円)の資金を確保したと発表しており、今後さらなるプロモーション活動などで安定した運営を目指していくとしている。
また同日には女子400mハードルの世界記録保持者・S.マクローリン・レヴロン(米国)が1人目のレーサーとして契約したことが発表された。
陸上界では6月3日に世界陸連が賞金総額15億円の「世界陸上アルティメット選手権」を2025年からスタートすることを発表している。
「グランドスラム・トラック」のカテゴリーと該当種目
・ショートスプリント(100m/200m)
・ショートハードル(100mHまたは110mH/100m)
・ロングスプリント(200m/400m)
・ロングハードル(400H/400m)
・ショートディスタンス(800m/1500m)
・ロングディスタンス(3000m/5000m)
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.05.01
東京メトロに伊東明日香が入部 「競技が続けられる環境があることに感謝」
2025.05.01
九電工にケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが加入 ハーフマラソンなどロードが主戦場
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
-
2025.04.30
2025.04.29
100mH田中佑美が予選トップ通過も決勝棄権「故障ではない」昨年の結婚も明かす/織田記念
-
2025.04.28
-
2025.04.26
2025.04.12
3位の吉居大和は涙「想像していなかったくらい悔しい」/日本選手権10000m
-
2025.04.01
-
2025.04.12
-
2025.04.12
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.05.01
東京メトロに伊東明日香が入部 「競技が続けられる環境があることに感謝」
東京メトロは5月1日、伊東明日香が入部したと発表した。今年3月31日に埼玉医科大グループを退部していた。 伊東は東京・順天高時代から全国高校駅伝に出場。東洋大進学後は全日本女子大学駅伝や富士山女子駅伝など全国大会に出走し […]
2025.05.01
九電工にケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが加入 ハーフマラソンなどロードが主戦場
九電工は5月1日、ケニア出身のキプンゲノ・ニアマイアが同日付で加入したと発表した。 ニアマイアはケリンゲット高出身の27歳。ハーフマラソンや10kmなどロードレースを主戦場としている。自己ベストは5000m13分57秒3 […]
2025.05.01
アディダスによるスポーツを通じたグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET」が今年も開催!
アディダス ジャパンは、未来のスポーツ環境を支えるためのグローバルムーブメント「MOVE FOR THE PLANET(ムーブ・フォー・ザ・プラネット)」を5月12日~25日まで開催することを発表した。5月12日の計測開 […]
2025.04.30
【連載】上田誠仁コラム雲外蒼天/第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」
山梨学大の上田誠仁顧問の月陸Online特別連載コラム。これまでの経験や感じたこと、想いなど、心のままに綴っていただきます! 第56回「昭和100年とスポーツ用具の進化」 昨年は記念大会となる第100回箱根駅伝が開催され […]
Latest Issue
最新号

2025年4月号 (3月14日発売)
東京世界選手権シーズン開幕特集
Re:Tokyo25―東京世界陸上への道―
北口榛花(JAL)
三浦龍司(SUBARU)
赤松諒一×真野友博
豊田 兼(トヨタ自動車)×高野大樹コーチ
Revenge
泉谷駿介(住友電工)