世界陸連は6月3日、新たな選手権「世界陸上アルティメット選手権」を立ち上げることを発表した。
新たに立ち上がった大会は、「世界選手権王者」「五輪王者」「ダイヤモンドリーグ覇者」「年間最優秀選手」が対戦し、究極のチャンピオンを決める画期的なイベントとして実施。
陸上競技では史上最高額となる総額1000万ドル(約15億5千万円)の賞金が設定され、各種目の優勝者には15万ドル(約2350万円)が贈られることが発表された。
この大会は世界選手権が開催されない偶数年に実施。第1回大会は2026年9月11日から13日の3日間、ハンガリー・ブダペストで行われ、夏の陸上シーズンを締めくくる一大イベントとなる。
世界陸連は5月31日に、陸上競技をより魅力的なものとするために、新たなかたちでの競技会の実施を目指すことを発表しており、今大会は「スリリングでスピーディーな陸上競技になる」としている。3日間の午前、午後セッションはいずれも3時間未満のタイムテーブルを設定。午後セッションに決勝を行うという。
各種目の出場選手は8人から16人を想定しており、選手選考は主に世界ランキングに基づいて実施される。
世界陸連のセバスチャン・コー会長は「最高の選手だけが出場し、準決勝と決勝が行われる。アルティメット・チャンピオンになるには、すぐに実力を出さなければならないというプレッシャーが掛かる試合になるだろう」と語り、「陸上競技界の大スターばかりが出場する大会は世界的なイベントになる」と話している。
また、高額な賞金が設定されたことについて、世界陸連は「アスリートへの報酬を増やすことは、陸上競技の認知度を高めるという世界陸連の取り組みの一環。大会に出場するすべてのアスリートに報酬が支払われ、選手たち自身の価値を高めることになるだろう」としている。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.12.11
26年愛知アジア大会マラソン代表選考方針を発表!MGCシリーズ25-26覇者が内定
2024.12.07
不破聖衣来が10000mに出場し12位でフィニッシュ 完全復活へ実戦積む/エディオンDC
-
2024.11.24
-
2024.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.12.11
やり投・北口榛花2025年は「みんなで一緒にもう一度最高の感動を味わいたい!」タニタ健康大賞受賞でコンディション作りも明かす
健康総合企業の株式会社タニタが12月11日、日本人の健康づくりに貢献した個人・団体を顕彰する「タニタ健康大賞」を発表し、女子やり投のパリ五輪金メダリスト・北口榛花(JAL)が選ばれ、同日に贈賞式に出席した。 「競技中でも […]
2024.12.11
26年愛知アジア大会マラソン代表選考方針を発表!MGCシリーズ25-26覇者が内定
日本陸連は12月11日、2026年に開催される愛知アジア大会のマラソン代表選考方針を発表した。 「国際競技会に通用する『勝負強さ』と『スピード』を有するとともに本大会において最大限に持てる力を発揮できる競技者を選出し、メ […]
2024.12.11
27年北京世界陸上マラソン代表選考方針が発表!MGCファストパス突破者、MGCシリーズ26-27覇者が内定
日本陸連は12月11日、2027年北京世界選手権のマラソン代表選考方針を発表し、編成方針は「2027年度最重要国際競技会と位置づけ、メダル獲得および入賞を目指す競技者で選手団を編成する」とした。 そのうえで、代表内定基準 […]
2024.12.11
ニューイヤー駅伝のエントリー発表! トヨタ自動車は太田智樹、西山雄介 Hondaはパリ代表・小山直城、青木涼真ら 東日本VのGMOは吉田祐也が登録
12月11日、日本実業団陸上競技連合は第69回全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝/2025年1月1日)のエントリー選手を発表した。 前回4回目の優勝を飾ったトヨタ自動車はパリ五輪10000m代表の太田智樹や福岡国際マ […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会