2024.06.02
◇布勢スプリント2024(6月2日/鳥取・ヤマタスポーツパーク陸上競技場)
日本グランプリシリーズG2の布勢スプリントが行われ、男子100mは鈴木涼太(スズキ)が10秒06(+2.8)と追い風参考ながら好タイムで優勝した。
昨年の日本選手権覇者で、22年オレゴン、23年ブダペスト世界選手権100m代表の坂井隆一郎(大阪ガス)は10秒12で3位。予選は10秒22(+1.7)でこちらも3着だった。
2年前に自己記録10秒02を出した場所で、「ここに着いた時に思い出して、あわよくば9秒台を狙っていたのですが、やはりそう簡単ではないな、と思いました」と話す。
4月に腸腰筋を痛めた影響でシーズンインが遅れた坂井。5月の木南記念が初戦で、セイコーゴールデングランプリは予選を10秒10で走破したが、決勝はケイレンのため9位だった。その後は「がっつり練習をしてきたので疲労のある状態」だと言い、「タイムや優勝を狙う気持ちはあったのですが、そう甘くはなかったです」とこぼす。
ただ、セイコーGGP以降は「順調にしっかり練習が積めている」とし、「負けましたがスピード練習もできたので、メリットもあります」と前向きに捉えている。
日本選手権では「連覇」がターゲット。100mではすでにサニブラウン・アブデル・ハキーム(東レ)がパリ五輪代表に内定したことで、残すは2枠のみ。出場のためには参加標準記録(10秒00)の突破かワールドランキングで出場資格を得ることが求められる。現状、坂井はワールドランキングでも入るかどうかギリギリのラインだ。
「9秒台は狙える範囲内。自己ベストを出さないといけないと思っています。標準を突破する気持ちでやっていきます」。社会人なってからずっと目標にしてきたパリ五輪。残り4週間弱で、本来の走りを取り戻すためにギアを上げていくつもりだ。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.21
飯塚翔太が「世界新」東京世界陸上を沸かせた代表選手たちがTBS『スポ男』で身体能力を披露
2025.12.21
今井悠貴がV 順大勢が上位で力示す 2位に明大の井上が入る/関東10マイル
-
2025.12.21
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2025.12.21
【大会結果】第37回全国高校駅伝・女子(2025年12月21日)
-
2025.12.21
-
2025.12.21
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
-
2025.12.21
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.21
飯塚翔太が「世界新」東京世界陸上を沸かせた代表選手たちがTBS『スポ男』で身体能力を披露
TBSの『最強スポーツ男子頂上決戦2025冬』が12月21日に放送され、東京世界選手権代表選手が多数出場して番組を盛り上げた。 ビーチフラッグスやモンスターボックス(跳び箱)など、身体能力を生かすさまざまな種目で、運動神 […]
2025.12.21
今井悠貴がV 順大勢が上位で力示す 2位に明大の井上が入る/関東10マイル
第139回関東10マイルロードレースが12月21日に行われ、一般・学生男子10マイルは、今井悠貴(順大2)が47分38秒で優勝した。 今井は前橋育英高出身。11月に10000mで29分03秒33の自己新を出しているが、箱 […]
2025.12.21
大東大に13分51秒30で若林司ら都大路区間賞2人、豊川・嶋岡希ら10人合格!古豪復活へ有望そろう
大東大の男子長距離ブロックが26年度の推薦入学試験合格者を発表した。 この日行われた全国高校駅伝で2位に入った仙台育英(宮城)から、アンカー7区を務め区間賞を獲得した若林司が加入。5000mでは13分51秒30のベストを […]
2025.12.21
部員全員で戦った鳥取城北は初入賞の4位 「タスキリレーができてうれしかった」/全国高校駅伝・男子
◇全国高校駅伝・男子(12月21日/京都・京都市たけびしスタジアム京都発着:7区間42.195km) 全国高校駅伝の男子が行われ、学法石川(福島)が2時間0分36秒の高校最高記録で初優勝を飾った。鳥取城北(鳥取)は県最高 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳