◇2024世界リレー(5月4日、5日/バハマ・ナッソー)1日目
パリ五輪の出場権を懸けた世界リレーの1日目が行われ、男子4×400mリレー予選1組で日本が3分00秒98で1着となり、今夏のパリ五輪出場権を獲得した。
積極的なレース運びが光った。1走・佐藤拳太郎(富士通)が序盤から上位に付け、得意の後半で順位を上げる。400m日本記録(44秒77)保持者の力を示してトップとほぼ並ぶ形で、2走の西裕大(MINT TOKYO)へ。西は「2人に抜かれて悔しさが残る」と米国、ドイツに抜かれながらも粘って佐藤風雅(ミズノ)へつないだ。
「上位で来ることはわかっていました。しっかり2着に入ることが仕事でした」と佐藤風。バックストレートでドイツをかわし、アンカーの川端魁人(中京大クラブ)へ。「前の3人が良い位置で来てくれた。それを守って帰ってくることを目指していました」と力走し、最後の直線では先行していた米国との差を詰めながら2着でフィニッシュラインを通過した。
レース後に米国の3走がテイクオーバーゾーンで1番内側に割り込んだことから失格となり、組1着での通過が決まった。
22年オレゴン世界選手権では2分59秒51の日本新記録をマークして4位入賞を果たしたが、期待された23年ブダペスト世界選手権では3分00秒39の5着で予選敗退。佐藤拳が400mで32年ぶりに日本記録を更新するなど地力は高まっているだけに、パリ五輪の出場権獲得だけでは誰も満足していない。
「足を止めている暇はありません。(決勝で)しっかりと勝ち切って、パリに臨みたいです」と佐藤拳。パリ五輪への弾みを付けられるか。
|
|
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking 人気記事ランキング
2024.12.14
編集部コラム「仕事納めって、なに?」
-
2024.12.13
-
2024.12.13
-
2024.11.24
-
2024.11.20
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2022.12.20
-
2023.04.01
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2024.12.15
中学駅伝の頂点目指して48チームが対決! 女子11時10分、男子12時15分号砲/全中駅伝
◇第32回全国中学校駅伝(12月15日/滋賀・希望が丘文化公園 男子6区間18km、女子5区間12km) 第32回全国中学校駅伝が12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。都道府県大会を […]
2024.12.14
編集部コラム「仕事納めって、なに?」
毎週金曜日更新!? ★月陸編集部★ 攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム🔥 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいこと […]
2024.12.14
京山・石原万結は5区 神村学園・瀬戸口恋空は2年連続1区 大沢野も長森結愛、黒川志帆が3km区間に/全中駅伝・女子
第32回全国中学駅伝は12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。14日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 女子は1区、5区が3km、2区から4区までは2kmの5区間1 […]
2024.12.14
京山はエースの玉川彩人が3区 坂は8分台トリオを前半に配置 鶴ヶ島藤は植松遼がアンカー/全中駅伝・男子
第32回全国中学駅伝は12月15日、滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。14日には開会式が行われ、併せて区間エントリーも発表された。 史上初の2年連続男女優勝を目指す京山(岡山)は全中3000m […]
2024.12.14
第5回大学対校男女混合駅伝の出場校が決定! 大東大、環太平洋大、亜細亜大、早大が初出場!! 2月16日に大阪・長居で開催
12月12日、関西学連は25年2月16日に開催される第5回全国大学対校男女混合駅伝の出場チームを発表した。 同大会は2021年に大学駅伝では国内初の男女混合レースとして誕生。これまでは「全国招待大学対校男女混合駅伝」とい […]
Latest Issue 最新号
2024年12月号 (11月14日発売)
全日本大学駅伝
第101回箱根駅伝予選会
高校駅伝都道府県大会ハイライト
全日本35㎞競歩高畠大会
佐賀国民スポーツ大会