世界陸連(WA)は4月10日、今夏に行われるパリ五輪の金メダリストに報奨金5万ドル(約760万円)を送ることを発表した。世界陸連によると、国際競技団体が五輪メダリストに金銭での報酬を贈与するのは初という。
世界陸連のセバスチャン・コー会長は「五輪金メダリストへの賞金の導入は、世界陸連と陸上競技全体にとって極めて重要な瞬間であり、アスリートに力を与え、世界の功績を称えるという我々の取り組みを強調している」とコメント。報奨金の財源については、国際オリンピック委員会(IOC)からの分配金から賄われるという。
コー会長は「WAが受け取った資金を選手たちに還元するのは2015年から始めた取り組みで、まずはWAの加盟国へ支払ってきた。今後はアスリート個人にも資金を提供できるようになり、28年のロサンゼルス五輪では銀メダリスト、銅メダリストにも報奨金を送る予定になっている」と発表した。
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