HOME 国内

2024.03.03

鈴木健吾は28位でパリ五輪の夢ついえる「走り続けられるのであれば再スタートしたい」/東京マラソン
鈴木健吾は28位でパリ五輪の夢ついえる「走り続けられるのであれば再スタートしたい」/東京マラソン

日本記録保持者の鈴木健吾は28位。目標のパリ代表を逃し悔しさを露わにした

◇東京マラソン2024(3月3日/東京・東京都庁~東京駅前)

アボット・ワールドマラソンメジャーズの一つ、東京マラソン2024が3月3日に行われ、男子はB.キプルト(ケニア)が世界歴代5位の2時間2分16秒で優勝した。

広告の下にコンテンツが続きます

2時間4分56秒の日本記録保持者・鈴木健吾(富士通)は2時間11分19秒の28位。パリ五輪MGC設定記録2時間5分50秒には届かず、悲願の五輪出場は果たせなかった。

「ハーフくらいまでは少し余裕がありました」と言うように、安定しないペースメーカーに声をかけたり、前に出たりするなど、記録への気持ちの強さを示した。

それでも「年間通して走り続けてこられなかったので、(遅い)ペースにも最後までつけなかった」と鈴木。徐々に後退して日本人トップ争いから脱落した。

「4年間たくさん試合はありましたが、パリ五輪に向けて残念な気持ちです。タイムの通り、力が足りなかった」と率直な心境を明かす。それでも、ケガなどを経て「恥ずかしながら久しぶりのマラソン。走り続けられるのであれば、もう一回、ここから再スタートをできるように頑張っていきたいです」と前を向いた。

広告の下にコンテンツが続きます
◇東京マラソン2024(3月3日/東京・東京都庁~東京駅前) アボット・ワールドマラソンメジャーズの一つ、東京マラソン2024が3月3日に行われ、男子はB.キプルト(ケニア)が世界歴代5位の2時間2分16秒で優勝した。 2時間4分56秒の日本記録保持者・鈴木健吾(富士通)は2時間11分19秒の28位。パリ五輪MGC設定記録2時間5分50秒には届かず、悲願の五輪出場は果たせなかった。 「ハーフくらいまでは少し余裕がありました」と言うように、安定しないペースメーカーに声をかけたり、前に出たりするなど、記録への気持ちの強さを示した。 それでも「年間通して走り続けてこられなかったので、(遅い)ペースにも最後までつけなかった」と鈴木。徐々に後退して日本人トップ争いから脱落した。 「4年間たくさん試合はありましたが、パリ五輪に向けて残念な気持ちです。タイムの通り、力が足りなかった」と率直な心境を明かす。それでも、ケガなどを経て「恥ずかしながら久しぶりのマラソン。走り続けられるのであれば、もう一回、ここから再スタートをできるように頑張っていきたいです」と前を向いた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.26

編集部コラム「令和7年の大会取材」

攻め(?)のアンダーハンド リレーコラム?? 毎週金曜日(できる限り!)、月刊陸上競技の編集部員がコラムをアップ! 陸上界への熱い想い、日頃抱いている独り言、取材の裏話、どーでもいいことetc…。 編集スタッフが週替りで […]

NEWS 名古屋アジア大会の派遣設定記録クリアと日本選手権優勝で代表内定 参考競技会も決定

2025.12.25

名古屋アジア大会の派遣設定記録クリアと日本選手権優勝で代表内定 参考競技会も決定

日本陸連は12月25日までに来年の名古屋アジア大会の派遣設定記録と、選考要項にかかる参考競技会について公開した。 来年9月19日から10月4日まで行われるアジア大会。日本開催は1994年の広島以来、32年ぶりとなる。陸上 […]

NEWS 関東学連・原晋駅伝対策委員長 箱根駅伝の改革「裾野を広げてさらなる強化」 五輪イヤーが記念大会「世界を目指す」

2025.12.25

関東学連・原晋駅伝対策委員長 箱根駅伝の改革「裾野を広げてさらなる強化」 五輪イヤーが記念大会「世界を目指す」

関東学生陸上競技連盟の植田恭史会長や次呂久直子幹事長、原晋駅伝対策委員長ら6人が12月25日、東京都庁に小池百合子知事、神奈川県庁に黒岩祐治知事を訪問した。 この日発表された出場校の増加(通常開催計24チーム、記念大会計 […]

NEWS 箱根駅伝の出場チーム増が決定!記念大会も「改革」4年に一度の五輪イヤー、予選会は全国へ門戸拡大

2025.12.25

箱根駅伝の出場チーム増が決定!記念大会も「改革」4年に一度の五輪イヤー、予選会は全国へ門戸拡大

関東学生陸上競技連盟(関東学連)は12月25日、箱根駅伝における「記念大会改革」と「出走チーム数増加」について発表した。 2028年の第104回大会から、これまで5年に1回だった記念大会を五輪イヤーの4回大会ごとに変更。 […]

NEWS 箱根駅伝Stories/前年より質・量ともに充実の山梨学大 主将の弓削征慶「今までより良い位置で走れる」

2025.12.25

箱根駅伝Stories/前年より質・量ともに充実の山梨学大 主将の弓削征慶「今までより良い位置で走れる」

新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 「山上り一本にかける」 箱根駅伝予選会の出場を回避した山梨学大のキャ […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top