第2回目を迎えたアディダス ジャパン主催のランニングイベント「ADIDAS TOKYO CITY RUN 2024」が2月23日、東京都新宿区の明治神宮外苑特設コースで開催された。
冷たい雨が降り続くコンディションで行われた最終種目招待5kmの男子は、アモス・ベット(東京国際大)が13分53秒で制し、5000m、10000m、ハーフマラソンの学生記録を持つチームメイトのリチャード・エティーリを抑えた。
「自分自身としてはとても良かったけど、コンディションがとても悪かったので、目標の13分20秒を出せずに残念」と振り返る。今季の目標については「10000mのパリ五輪参加標準記録を目指したい」と力強く語った。
日本人トップの3位には14分01秒で塩出翔太(青学大)が入った。「4日前に合宿が終わって、最後にマラソンも走った状態での追い込み練習として出場しました。その中でもしっかりと日本人トップを取ることができて、収穫のあるレースでした」と振り返った。
正月の箱根駅伝では8区を務め、同区チーム新となる1時間4分00秒で区間賞に輝き、2年ぶり王座奪還に貢献している2年生。2月中旬から1週間の高知合宿を行い、30km走、21km走、そして練習の42.195km走として18日の高知龍馬マラソンに出場。2時間19分20秒で優勝を飾っている。
その流れの中から、5kmのスピードレースに挑戦。「難しいかと思ったのですが、いざ走ってみると3kmまで余裕を持っていくことができた」と言う。ラスト1kmもさすがに「寒さで身体が動かなかった」とはいえ、日本人トップ争いには競り勝つ。着実にベースアップを遂げたことを実感するレースになつた。
指導する原晋監督は、高知での距離走からの流れについて、年間計画における「春のトラックレースに向けたタイムトライアルの位置づけ」と説明。タイムトライアルを「究極のスピード練習」とする原監督が、力の見極めの指標の一つに置く5km(5000m)での今回の塩出の走りを見て、「13分30秒前後で走る力はあるのではないか」と目を細めた。
14分05秒で4位の原秀寿(國學院大3)を挟み、5位には箱根駅伝5区で区間新(区間2位)の力走で往路優勝テープを切った若林宏樹(3年)、6位には平松享祐(1年)が14分07秒の同タイムで続き、箱根駅伝王者としての貫禄を示した。
サポートを受けるアディダスのイベントについて、原監督は「スポーツメーカーがお金をかけてこういったイベントを開催する。それだけ投資効果が陸上競技、長距離にはあるということだと思います」。
これまで、さまざまな場で「陸上界、長距離界の普及」について発信してきたが、「普及というキーワードを使って事を起こさないと、業界の発展はない」と改めて強調。そのうえで、「箱根駅伝を勝つことができましたが、勝っただけでなく、フォローアップとしてこういったイベントをメーカー各社とともにできること、さらにはファンのみなさんを味方につけること、それが青山学院にとってもプラスだし、陸上界、長距離界にとってもプラス」と語った。
ADIDAS TOKYO CITY RUN 2024 ADIZERO 5K SPECIAL RACE 男子のフィニッシュシーンはこちら!
https://twitter.com/Getsuriku/status/1760929667673186492RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2026.02.04
-
2026.02.04
-
2026.02.03
2026.01.31
青学大・黒田朝日は「コンディション不良に近い」MGC獲得が「第一目標」/別大毎日マラソン
2026.02.01
【大会結果】第29回日本学生ハーフマラソン選手権(2026年2月1日)
-
2026.02.01
-
2026.01.29
2026.01.31
青学大・黒田朝日は「コンディション不良に近い」MGC獲得が「第一目標」/別大毎日マラソン
-
2026.02.01
-
2026.01.18
Latest articles 最新の記事
2026.02.04
関東学院大にチーム初のケニア人留学生・オンディソが入学 自由ケ丘高・吉田悠輝ら11人が加入
2月4日、関東学院大は今春に入部予定の11人を発表した。 5000mの持ち記録では14分45秒63の吉田悠輝(自由ケ丘高・福岡)がトップ。吉田は1500mも得意としており、インターハイ路線では北九州大会に進んでいる。 広 […]
2026.02.04
トヨタ紡織・下史典が引退 IH5000m日本人トップ、全国高校駅伝1区区間賞 箱根、ニューイヤーでも活躍
2月4日、トヨタ紡織は所属する下史典が今年度限りで競技を引退することを発表した。 下は三重県出身の29歳。伊賀白鳳高では2年時に全国高校駅伝6区で区間賞を獲得し、チームの3位入賞に貢献した。翌年は山梨インターハイの500 […]
2026.02.04
日本選手権ハーフマラソン競歩 山西利和、勝木隼人、吉川絢斗、柳井綾音らがエントリー! 世界陸上金のボンフィムも参戦
2月4日、日本陸連は2月15日に開催される第109回日本選手権ハーフマラソン競歩(兵庫・神戸、六甲アイランド甲南大学西側長距離競歩路)のエントリー選手を発表した。 同大会はこれまで20kmの距離で開催されてきたが、ルール […]
2026.02.04
キプリモのハーフマラソン56分42秒は世界記録認定ならず 先導車が助力行為と判断
世界陸連は、25年2月16日に行われたバルセロナハーフマラソンにおいて、ジェイコブ・キプリモ(ウガンダ)が出した56分42秒について、世界記録として認定しないと判断した。 東京五輪10000m銅メダルのキプリモは、このレ […]
2026.02.04
ミラノ・コルティナ五輪 開会式の旗手にキプチョゲ氏が選出
2月6日にイタリアで行われるミラノ・コルティナ2026冬季五輪の開会式で男子長距離のE.キプチョゲ氏(ケニア)が五輪旗の旗手を務めることがわかった。 開会式では10人が旗手を務め、そのうちの1人としてキプチョゲ氏が選出さ […]
Latest Issue
最新号
2026年2月号 (1月14日発売)
EKIDEN Review
第102回箱根駅伝
ニューイヤー駅伝
全国高校駅伝
全国中学校駅伝
富士山女子駅伝