HOME ニュース、国内

2020.09.27

【混成】七種・山﨑有紀が5799点で3連覇 ヘンプヒルは故障で順位落とす/日本選手権混成
【混成】七種・山﨑有紀が5799点で3連覇 ヘンプヒルは故障で順位落とす/日本選手権混成


七種競技で優勝した山﨑、2位大玉、3位藤本

9月26、27日に長野市で行われた日本選手権・混成競技、女子七種競技は山﨑有紀(スズキAC)が自己4番目の5799点で大会3連覇を飾った。山﨑は初日を2位で折り返すと、2日目は走幅跳で2年ぶりの自己新となる6m05(+1.6)を跳ぶと、やり投で47m60、800mも独走でフィニッシュした。

「勝ち切れたことはうれしいです」と山﨑。たら・ればとなるが、走高跳で自己記録1m70前後を跳べば5900点を超え、日本記録に近づく記録だっただけに「終わってみると、もったいなかったな」と苦笑い。それでも、「ホテルに帰ってからも、(走高跳の失敗は)相当へこみましたが、切り替えられた」と持ちこたえたことが収穫。あらためて「そこが混成競技の難しさ」とも。今季は接地から意識を変えてドリルなどに取り組み、「全体的にパワーアップしている感じがあります」と山﨑。来季に向けて「試合で力を発揮できるようにメンタル面も鍛えていきたい」と離した。

広告の下にコンテンツが続きます

2位は5358点をマークした大玉華鈴(日体大)。「今年は1種目ずつでいい記録が出せていますが、全体そろえるのが難しい。来年は学生記録(5907点)を更新するつもりで練習していきます」と語った。3位に5218点で藤本瑠奈(金沢星稜大)が入った。

初日をトップで折り返し、日本新ペースで進めたヘンプヒル恵(アトレ)は、やり投の1回目で右膝を痛め、800mもスタートラインに立ったものの途中でトラックを離れた。総合では4705点で14位。最後は笑顔で写真撮影に収まった。また強くなって戻ってくることだろう。

U20混成の七種競技は伊藤桃子(東京学芸大)が4943点で優勝。「全種目、普通かそれ以下だった」と課題はあったようだが、「日本一を目標にしていたのでうれしいです」と笑顔がはじけた。

■日本選手権 七種競技上位成績
1 山﨑有紀(スズキAC) 5799点
13秒95ー1m58ー12m13ー24秒81ー6m05ー47m60ー2分18秒11
2 大玉華鈴(日体大) 5358点
3 藤本瑠奈(金沢星稜大) 5218点

七種競技で優勝した山﨑、2位大玉、3位藤本 9月26、27日に長野市で行われた日本選手権・混成競技、女子七種競技は山﨑有紀(スズキAC)が自己4番目の5799点で大会3連覇を飾った。山﨑は初日を2位で折り返すと、2日目は走幅跳で2年ぶりの自己新となる6m05(+1.6)を跳ぶと、やり投で47m60、800mも独走でフィニッシュした。 「勝ち切れたことはうれしいです」と山﨑。たら・ればとなるが、走高跳で自己記録1m70前後を跳べば5900点を超え、日本記録に近づく記録だっただけに「終わってみると、もったいなかったな」と苦笑い。それでも、「ホテルに帰ってからも、(走高跳の失敗は)相当へこみましたが、切り替えられた」と持ちこたえたことが収穫。あらためて「そこが混成競技の難しさ」とも。今季は接地から意識を変えてドリルなどに取り組み、「全体的にパワーアップしている感じがあります」と山﨑。来季に向けて「試合で力を発揮できるようにメンタル面も鍛えていきたい」と離した。 2位は5358点をマークした大玉華鈴(日体大)。「今年は1種目ずつでいい記録が出せていますが、全体そろえるのが難しい。来年は学生記録(5907点)を更新するつもりで練習していきます」と語った。3位に5218点で藤本瑠奈(金沢星稜大)が入った。 初日をトップで折り返し、日本新ペースで進めたヘンプヒル恵(アトレ)は、やり投の1回目で右膝を痛め、800mもスタートラインに立ったものの途中でトラックを離れた。総合では4705点で14位。最後は笑顔で写真撮影に収まった。また強くなって戻ってくることだろう。 U20混成の七種競技は伊藤桃子(東京学芸大)が4943点で優勝。「全種目、普通かそれ以下だった」と課題はあったようだが、「日本一を目標にしていたのでうれしいです」と笑顔がはじけた。 ■日本選手権 七種競技上位成績 1 山﨑有紀(スズキAC) 5799点 13秒95ー1m58ー12m13ー24秒81ー6m05ー47m60ー2分18秒11 2 大玉華鈴(日体大) 5358点 3 藤本瑠奈(金沢星稜大) 5218点

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.11.16

國學院大のルーキー・野田顕臣がU20日本最高1時間1分29秒!「自分ができるところまでアピールを」/上尾ハーフ

第38回上尾シティハーフマラソンは11月16日、埼玉県上尾市内で行われ、大学生男子の部は青木瑠郁(國學院大)が1時間0分45秒の日本人学生歴代10位タイの好記録で優勝した。國學院大のルーキー・野田顕臣がU20日本最高記録 […]

NEWS 駒大・桑田駿介は積極レースで2位 伊勢路出走なく「箱根ではチームの役に立つ走りを」/上尾ハーフ

2025.11.16

駒大・桑田駿介は積極レースで2位 伊勢路出走なく「箱根ではチームの役に立つ走りを」/上尾ハーフ

第38回上尾シティハーフマラソンは11月16日、埼玉県上尾市内で行われ、大学生男子の部は青木瑠郁(國學院大)が1時間0分45秒の日本人学生歴代10位タイの好記録で優勝した。桑田駿介(駒大)が3秒差の2位に入った。 強い覚 […]

NEWS 國學院大・青木瑠郁が1時間0分45秒で競り勝つ! 流れを戻すために「勝てたことが大きかった」/上尾ハーフ

2025.11.16

國學院大・青木瑠郁が1時間0分45秒で競り勝つ! 流れを戻すために「勝てたことが大きかった」/上尾ハーフ

第38回上尾シティハーフマラソンは11月16日、埼玉県上尾市内で行われ、大学生男子の部は青木瑠郁(國學院大)が1時間0分45秒の日本人学生歴代10位タイの好記録で優勝した。 風がなく、気温が上がり切る前にスタートしたレー […]

NEWS 【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(九州共立大1)70m04=U20歴代5位

2025.11.16

【男子ハンマー投】アツオビン・アンドリュウ(九州共立大1)70m04=U20歴代5位

11月15日、九州共立大学陸上競技場で第1回九州共立大投てき競技会が行われ、U20規格(6kg)で実施された男子ハンマー投において、アツオビン・アンドリュウ(九州共立大1)が70m04のU20歴代5位の記録をマークした。 […]

NEWS 仙台育英高・長森結愛が3000m高1歴代2位の9分04秒77! 米澤奈々香 4年ぶり自己新の5000m15分26秒64/日体大長距離競技会

2025.11.15

仙台育英高・長森結愛が3000m高1歴代2位の9分04秒77! 米澤奈々香 4年ぶり自己新の5000m15分26秒64/日体大長距離競技会

11月15日、神奈川横浜市の日体大健志台陸上競技場で第324回日体大長距離競技会兼第18回NITTAIDAII Challenge Gamesが行われ、NCG女子3000mでは高校1年生の長森結愛(仙台育英高・宮城)が留 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年12月号 (11月14日発売)

2025年12月号 (11月14日発売)

EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選

Follow-up Tokyo 2025

page top