2024.01.02
◇第100回箱根駅伝・往路(東京・大手町~神奈川・箱根町/5区間107.5km)
第100回箱根駅伝の3区は青学大の太田蒼生(2年)が区間歴代2位、日本人では史上初めて1時間を切る59分47秒で区間賞を手にした。
先頭の駒大から22秒差の2位でタスキを受け取った太田は、7.7kmで先頭に追いつく。そこから度重なる先頭交代を繰り返し、18.2km付近でサングラスを外してスパート。中継所では4秒差がついた。
「前半で追いついて後半湘南海岸に出てから勝負だと思っていました。競り合いになってしんどかったですが、1位でタスキを渡したいと思っていたので良かったです」と自身の走りを振り返る太田。タイムについては「1時間切りが1つの目標タイムだったので、達成できたのは収穫です」と笑顔を見せた。
太田は1年時にも3区で先頭に立ち、2年時は3位から一時トップに立つなど好走が続いたものの、いずれも区間2位。3度目の挑戦にして初の区間賞となった。
これで青学大は2区、3区と連続区間賞でトップも奪取。「優勝を全員で狙っているので、駒大1強を崩していきたい」と、後続のチームメイトにも信頼を寄せているようだった。
区間2位だった駒大・佐藤圭汰(2年)も区間歴代3位の1時間0分13秒。区間3位は城西大のヴィクター・キムタイ(2年)の1時間1分29秒で、上位2人の強さが際立つ結果となった。
箱根駅伝3区区間歴代10傑
59.25 Y.ヴィンセント(東京国際大1) 20年 59.47 太田蒼生(青学大3) 24年 1.00.13 佐藤圭汰(駒大2) 24年 1.00.55 丹所健(東京国際大3)22年 1.01.19 伊豫田達弥(順大3) 22年 1.01.23 遠藤大地(帝京大2) 20年 1.01.25 田澤廉(駒大1) 20年 1.01.26 森田歩希(青学大4) 19年 1.01.29 V.キムタイ(城西大2)24年 1.01.32 鈴木塁人(青学大4) 20年 1.01.34 青木祐人(國學院大4)20年RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.12.20
旭化成のエマニエル・キプルトに出場停止処分 世界陸連が発表
-
2025.12.20
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2025.12.14
中学駅伝日本一決定戦がいよいよ開催 女子11時10分、男子12時15分スタート/全中駅伝
-
2025.12.14
-
2025.12.14
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝女子(2025年12月14日)
2025.12.14
【大会結果】第33回全国中学校駅伝男子(2025年12月14日)
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.20
旭化成のエマニエル・キプルトに出場停止処分 世界陸連が発表
世界陸連(WA)は12月19日、旭化成に所属するエマニエル・キプルト(ケニア)に対して、出場停止処分を科したと発表した。 処分理由の詳細について、WAは明らかにしていないが、「アスリート代理人規則に基づく異議申し立てを受 […]
2025.12.20
東京世界陸上代表・小池祐貴と中島ひとみが人気番組「逃走中」に参戦! 自慢のスプリントで逃げ切りなるか
東京世界選手権代表で男子短距離の小池祐貴(住友電工)と女子100mハードルの中島ひとみ(長谷川体育施設)が、フジテレビの人気番組「逃走中」に出演することが発表された。 小池は19年に100mで9秒98をマーク。今季は5月 […]
2025.12.20
川口桃佳が自己記録に迫る5000m15分26秒59 3年ぶりの15分30秒切り/日体大女子長距離競技会
12月20日、神奈川県横浜市の日体大健志台陸上競技場で第26回日体大女子長距離競技会が行われ、5000m4組では川口桃佳(ユニクロ)が15分26秒59で1着となった。 川口は11月のクイーンズ駅伝で、1区を務め5位と好走 […]
2025.12.20
箱根駅伝Stories/日大・山口彰太「万全の状態で本戦を」 2度目の舞台は往路で勝負
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 1年目はケガや長期離脱 「こうすれば良かった、という後悔が一切ない走 […]
2025.12.20
箱根駅伝Stories/最後のエース区間へ意欲を燃やす神奈川大・宮本陽叶 あこがれのOBに「やっと記録で追いつけた」
新春の風物詩・第102回箱根駅伝に挑む選手やチームを取り上げる「箱根駅伝Stories」。学生三大駅伝最終決戦に向かうそれぞれの歩みや思いを紹介する。 エース区間で苦戦も悲観せず 神奈川大のエース・宮本陽叶(4年)が最後 […]
Latest Issue
最新号
2026年1月号 (12月12日発売)
箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳