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2023.12.21

【Playback箱根駅伝】第60回/早大30年ぶり優勝!東海大が往路2位と健闘 初出場・東大が17位
【Playback箱根駅伝】第60回/早大30年ぶり優勝!東海大が往路2位と健闘 初出場・東大が17位

第60回箱根駅伝/30年ぶりに歓喜のフィニッシュテープを切った早大・遠藤司

2024年に箱根駅伝は第100回大会を迎える。記念すべき100回に向けて、これまでの歴史を改めて振り返る『Playback箱根駅伝』を企画。第1回大会から第99回大会まで、大会の様子を刻んでいく。(所属などは当時のもの)

第60回(1984年/昭和59年)
早大が2区・主将の坂口泰でトップに 復路も堂々の継走披露

第60回を記念して20校が実施。東大が初出場を果たし、東学大は23年ぶり、慶大と明大は10年ぶりに出場した。

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レースは11時間7分37秒で早大が30年ぶり10回目の総合優勝。2区から先頭を譲らない盤石のレース運びを見せた。

1区は連覇を狙う日体大の植松誠が区間賞を獲得。早大は59秒差の5位でスタートすると、2区を任された主将の坂口泰はハイペースで順位を上げ、10km過ぎには日体大の小田英明をとらえた。約1km並走してから一気にスパートをかけると、戸塚では2位の順大に1分02秒差をつける。区間賞は大東大の米重修一に譲ったが、坂口の区間2位の力走が後続に良い流れをもたらした。

早大は3区で順大に33秒差まで迫られるが、4区の高橋雅哉が区間賞の走りでリードを2分5秒に拡大。5区の木下哲彦も区間2位と好走して2位の東海大に6分11秒の大差をつけた。

日体大は6分54秒差で3位。順大は5区で区間15位とブレーキして5位に後退した。

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往路で大きな貯金を作った早大は復路でそれを使うどころか、区間を経るごとにリードを拡大。7区以降で4連続区間賞の圧勝だった。

最後はアンカーの遠藤司が1時間4分5秒の区間新記録でフィニッシュ。往路、復路ともに制する完全優勝を飾った。

復帰9年目、70歳の古稀を迎えていた早大の中村清監督はこの優勝を花道に退任。翌年5月に不慮の事故でこの世を去った。

また、早大と15分18秒差の2位でゴールした日体大の10区は4年生の玉城良二。現在の日体大の監督である。

参考文献:箱根駅伝90回記念誌(関東学生連盟)

2024年に箱根駅伝は第100回大会を迎える。記念すべき100回に向けて、これまでの歴史を改めて振り返る『Playback箱根駅伝』を企画。第1回大会から第99回大会まで、大会の様子を刻んでいく。(所属などは当時のもの)

第60回(1984年/昭和59年) 早大が2区・主将の坂口泰でトップに 復路も堂々の継走披露

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第60回箱根駅伝総合成績をチェック

●総合成績 1位 早大  11時間07分37秒 2位 日体大 11時間22分55秒 3位 順大  11時間27分06秒 4位 大東大 11時間28分28秒 5位 日大  11時間29分03秒 6位 東海大 11時間31分48秒 7位 東農大 11時間35分14秒 8位 東洋大 11時間35分53秒 9位 筑波大 11時間36分52秒 10位 専大  11時間36分59秒 11位 中大  11時間44分17秒 12位 駒大  11時間45分23秒 13位 国士大 11時間56分33秒 14位 亜細亜大11時間57分45秒 15位 拓大  11時間57分46秒 16位 法大  12時間06分03秒 17位 東大  12時間15分08秒 18位 明大  12時間19分43秒 19位 東学大 12時間29分13秒 20位 慶大  12時間39分18秒 ●区間賞 1区 植松誠(日体大) 1時間04分11秒 2区 米重修一(大東大)1時間08分34秒 3区 渡瀬智康(専大) 1時間05分40秒 4区 高橋雅哉(早大) 1時間02分52秒 5区 大八木弘明(駒大)1時間12分41秒 6区 羽柴卓也(順大) 1時間00分52秒 7区 伊藤雅弘(早大) 1時間06分09秒 8区 川越学(早大)  1時間07分22秒 9区 谷口伴之(早大) 1時間11分19秒 10区 遠藤司(早大)  1時間04分05秒

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