HOME 国内

2023.12.11

太田智樹が日本記録上回る27分12秒53!早大卒の4年目「もう一度すべてレベルアップしたい」/日本選手権10000m
太田智樹が日本記録上回る27分12秒53!早大卒の4年目「もう一度すべてレベルアップしたい」/日本選手権10000m

レース後に優勝した塩尻和也(左)と握手をかわし、健闘をたたえ合った太田智樹

◇第107回日本選手権10000m(12月10日/東京・国立競技場)

パリ五輪代表選考会を兼ねた第107回日本選手権10000mが行われ、男子は塩尻和也(富士通)が27分09秒80の日本新記録で優勝した。

広告の下にコンテンツが続きます

2位に入った太田智樹(トヨタ自動車)が27分12秒53と、こちらも従来の日本記録(27分18秒75)を上回る日本新。「今の力は出し切れました」と納得しつつも、「またゴールデンゲームズ(inのべおか)と同じように負けてしまったので、そこは反省したい」と振り返った。

10000mは21年に出した27分33秒13がベストだったが、今季は5000mでも13分20秒11の自己新を出しており「27分33秒は切れるだろうと思っていた。そのタイミングが今日だった」と自信を付けて臨んでいた。

静岡・浜松出身の26歳。父・善之さんは中大出身の箱根駅伝ランナーで、姉の優紀さんが中大で全日本大学女子駅伝を走り、弟の直希も早大卒業後ヤクルトで競技を続ける、まさに陸上一家に育った。中学時代から3000mで全中を優勝するなど活躍してきたが、ここにきて本格化の兆しが漂う。

26分台は「まだ出せるとは自信を持って言えません」と冷静に見つつ、パリ五輪に向けて、「少し前までは行けるのかなという不安もありましたが、今日で自信がつきました。遠い目標ではなくなったかなと思います」。

広告の下にコンテンツが続きます

海外レースや5月の日本選手権を照準に定め、「狙えるうちは狙いたい。もう一度、すべてレベルアップしていきます」と次を見据えていた。

◇第107回日本選手権10000m(12月10日/東京・国立競技場) パリ五輪代表選考会を兼ねた第107回日本選手権10000mが行われ、男子は塩尻和也(富士通)が27分09秒80の日本新記録で優勝した。 2位に入った太田智樹(トヨタ自動車)が27分12秒53と、こちらも従来の日本記録(27分18秒75)を上回る日本新。「今の力は出し切れました」と納得しつつも、「またゴールデンゲームズ(inのべおか)と同じように負けてしまったので、そこは反省したい」と振り返った。 10000mは21年に出した27分33秒13がベストだったが、今季は5000mでも13分20秒11の自己新を出しており「27分33秒は切れるだろうと思っていた。そのタイミングが今日だった」と自信を付けて臨んでいた。 静岡・浜松出身の26歳。父・善之さんは中大出身の箱根駅伝ランナーで、姉の優紀さんが中大で全日本大学女子駅伝を走り、弟の直希も早大卒業後ヤクルトで競技を続ける、まさに陸上一家に育った。中学時代から3000mで全中を優勝するなど活躍してきたが、ここにきて本格化の兆しが漂う。 26分台は「まだ出せるとは自信を持って言えません」と冷静に見つつ、パリ五輪に向けて、「少し前までは行けるのかなという不安もありましたが、今日で自信がつきました。遠い目標ではなくなったかなと思います」。 海外レースや5月の日本選手権を照準に定め、「狙えるうちは狙いたい。もう一度、すべてレベルアップしていきます」と次を見据えていた。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.12.29

【高校生FOCUS】走高跳・中村佳吾(関大北陽高)「プレッシャーがあったほうが跳べる」

FOCUS! 高校生INTERVIEW 中村佳吾 Nakamura Keigo 関大北陽3大阪 毎月恒例掲載の高校生FOCUSは、男子走高跳の中村佳吾選手(関大北陽3大阪)に2025年を締めくくってもらいます。7月の広島 […]

NEWS インフル乗り越えた大東大・外園監督「出場できることに感謝」名城大・米田監督「総合力で勝ち切る」/富士山女子駅伝

2025.12.29

インフル乗り越えた大東大・外園監督「出場できることに感謝」名城大・米田監督「総合力で勝ち切る」/富士山女子駅伝

12月30日に開催される2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)の前日会見と開会式が、29日に静岡県富士市内で行われた。 会見には城西大の赤羽周平監督、大東大の外園隆監督、名城大の米田勝朗監督、東北福祉大の冠木雅 […]

NEWS 全日本女王・城西大の赤羽監督は初Vへ「100%が出せれば見えてくる」立命大・杉村監督「この布陣で連覇を」/富士山女子駅伝

2025.12.29

全日本女王・城西大の赤羽監督は初Vへ「100%が出せれば見えてくる」立命大・杉村監督「この布陣で連覇を」/富士山女子駅伝

12月30日に開催される2025全日本大学女子選抜駅伝(富士山女子駅伝)の前日会見と開会式が、29日に静岡県富士市内で行われた。 会見には城西大の赤羽周平監督、大東大の外園隆監督、名城大の米田勝朗監督、東北福祉大の冠木雅 […]

NEWS 【箱根駅伝区間エントリー】全日本王者・駒大は6区に3度目となる伊藤蒼唯! 主将・山川拓馬、エース・佐藤圭汰らは補欠

2025.12.29

【箱根駅伝区間エントリー】全日本王者・駒大は6区に3度目となる伊藤蒼唯! 主将・山川拓馬、エース・佐藤圭汰らは補欠

第102回箱根駅伝(2026年1月2日、3日)の区間エントリーが12月29日に発表された。 全日本大学駅伝を制し、3年ぶりの優勝を狙う駒大は前回経験者4人を登録。1区は伊勢路でも同区間で区間4位と好走した小山翔也(3年) […]

NEWS 【箱根駅伝区間エントリー】悲願の初Vへ國學院大は2区に主将・上原琉翔! ルーキー・髙石樹が5区 野中恒亨らは補欠

2025.12.29

【箱根駅伝区間エントリー】悲願の初Vへ國學院大は2区に主将・上原琉翔! ルーキー・髙石樹が5区 野中恒亨らは補欠

第102回箱根駅伝(2026年1月2日、3日)の区間エントリーが12月29日に発表された。 出雲駅伝を制し、悲願の初優勝を狙う國學院大は2区に主将の上原琉翔(4年)を登録。1区には前回6区の嘉数純平(4年)、4区には出雲 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2026年1月号 (12月12日発売)

2026年1月号 (12月12日発売)

箱根駅伝観戦ガイド&全国高校駅伝総展望
大迫傑がマラソン日本新
箱根駅伝「5強」主将インタビュー
クイーンズ駅伝/福岡国際マラソン
〔新旧男子100m高校記録保持者〕桐生祥秀×清水空跳

page top