2023.10.13
10月13日、アスリート・インテグリティー・ユニット(AIU、世界陸連の独立不正監査機関)は男子短距離のO.オドゥドゥル(ナイジェリア)に対し、2023年2月9日から6年間の出場禁止処分を科すことを発表した。禁止薬物の所持と使用未遂の違反があったため。
オドゥドゥルは現在27歳で、100mの自己記録は9秒86(19年)。今年2月に暫定資格停止処分を受けており、今回の裁定で処分が確定した。東京五輪では100m予選でフライング失格、200mでは準決勝に進出していたが、この処分により21年7月12日以降の成績は取り消される。
この件について関与した運動療法士・自然療法士エリック・リラ氏は、違反薬物をアスリートに摂取させた容疑で刑事告発されており、10年の禁固刑を受ける可能性がある。この刑事告発に基づきAIUの調査が行われ、米国アンチ・ドーピング機構(USADA)と米国司法省も調査に協力した。
女子短距離・走幅跳のB.オカグバレ(ナイジェリア)もリラ氏の関わるドーピング違反によって処分を受けている。
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