HOME 世界陸上、海外

2023.08.28

「今日は完璧だった!」男子5000m・インゲブリグトセンが連覇で1500mの雪辱!/世界陸上
「今日は完璧だった!」男子5000m・インゲブリグトセンが連覇で1500mの雪辱!/世界陸上

5000mで金メダルを獲得し、笑顔を見せたインゲブリグトセン

【動画】壮絶なラスト300mからのダッシュ! 男子5000mダイジェスト

◇ブダペスト世界陸上(8月19日~27日/ハンガリー・ブダペスト)9日目 ブダペスト世界陸上9日目のアフタヌーンセッションが行われ、男子5000mはヤコブ・インゲブリグトセン(ノルウェー)が13分11秒30で大会連覇を果たした。 連日続いた高温は最終日も変わらず、気温が30度を超える暑さの中行われた男子5000m。中盤まで集団の後方に位置取ったインゲブリグトセンは、ペースが速くなった3500mから徐々にポジションを前へと移す。 ベリフ・アレガウィ(エチオピア)が4000mを10分49秒で通過してもなお、集団は13人ほどの大グループだったが、残り500mあたりから試合が動いた。 真っ先に仕掛けたのが、今季ダイヤモンドリーグでも優勝しているモハメド・カティル(スペイン)で、最後の1周のバックストレートでトップに立つ。しかし、インゲブリグトセンはこれをしっかりマークすると、徐々に接近してほぼ並ぶようにして最後の直線に入った。 そして、「最後の40~50メートルは非常にきつい走りだったけど、勝つためにはこれしかなかった」というスプリントでカティルを抜き去ると、トップでフィニッシュラインになだれ込み、金メダルをもぎ取った。 優勝候補に挙げられていた1500mで英国選手に敗れて銀メダル。そして5000mでの雪辱Vは、インゲブリグトセンにとって前回のオレゴン大会をなぞるような展開に。 喉の痛みなどで今大会も1500mで銀メダルに甘んじたが、最後に最強ランナーの意地を見せた。「1500mで負けた私にとって価値ある優勝です。身体の状態はベストじゃなかったけど、モチベーションはあったし、周りのサポートにも恵まれて、今日は完璧なレースができた」と感謝の言葉を残してスタジアムを後にした。

【動画】壮絶なラスト300mからのダッシュ! 男子5000mダイジェスト

次ページ:

ページ: 1 2

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2025.06.16

古賀ジェレミーが110mH13秒45の高校新記録! 「もう少し上げられる自信がついた」/IH南関東

◇インターハイ南関東地区大会(6月13~16日/カンセキスタジアムとちぎ、栃木県総合運動公園多目的広場投てき場)最終日 広島インターハイ出場を懸けた南関東地区大会の最終日の4日目が行われ、男子110mハードル決勝で古賀ジ […]

NEWS 100mH・石原南菜が13秒33!地元で高校歴代2位・U18日本新・高2歴代最高の激走/IH北関東

2025.06.16

100mH・石原南菜が13秒33!地元で高校歴代2位・U18日本新・高2歴代最高の激走/IH北関東

女子100mH高校歴代10傑をチェック! 13.31 0.7 井上凪紗(滝川二3兵庫) 2025. 5.30 13.33 1.3 石原南菜(白鴎大足利2栃木) 2025. 6.16 13.34 -0.3 小林歩未(市船橋 […]

NEWS 110mH・古賀ジェレミーが特大高校新13秒45!!準決勝の記録をさらに0.13秒更新/IH南関東

2025.06.16

110mH・古賀ジェレミーが特大高校新13秒45!!準決勝の記録をさらに0.13秒更新/IH南関東

男子110mH高校歴代10傑+パフォーマンス10 13.45 0.1 古賀ジェレミー(東京3東京) 2025. 6.16 13.58 -0.1 古賀 2 2025. 6.16 13.59 -0.7 古賀 3 2024. […]

NEWS クレイ・アーロン竜波が800m1分46秒31! ポートランドのレースで6年ぶり自己ベスト更新

2025.06.16

クレイ・アーロン竜波が800m1分46秒31! ポートランドのレースで6年ぶり自己ベスト更新

【動画】クレイ・アーロン竜波が6年ぶりベスト! 800mのレースをチェック 7レーン外側の白いユニフォームがクレイ・アーロン竜波。5レーンがD.ブレイジャー

NEWS 女子400mHサザーランドが52秒46の全米学生新V 女子3000m障害レンゴールは今季世界最高の8分58秒15/全米学生選手権

2025.06.16

女子400mHサザーランドが52秒46の全米学生新V 女子3000m障害レンゴールは今季世界最高の8分58秒15/全米学生選手権

6月11日から14日、米国オレゴン州ユージンで全米学生選手権が開催され、女子400mハードルではS.サザーランド(ミシガン大/カナダ)が52秒46の全米学生新で優勝を飾った。 サザーランドは昨年のパリ五輪では7位に入って […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2025年7月号 (6月13日発売)

2025年7月号 (6月13日発売)

詳報!アジア選手権
日本インカレ
IH都府県大会

page top