2023.07.29
◇Athlete Night Games in FUKUI2023(7月29日/福井県営:9.98スタジアム)
日本グランプリシリーズG2のAthlete Night Games in FUKUIが行われ、男子110mハードルは村竹ラシッド(順大)が日本歴代4位、学生歴代2位の自己記録を更新する13秒18(+0.9)で優勝を飾った。
ラストの競り合いに敗れたものの、2位の野本周成(愛媛陸協)も13秒20の自己新。日本歴代5位の快走で、パリ五輪の参加標準記録(13秒27)を突破した。
「自己ベストは出そうだなと思っていました。前半は良かったですが、後半は前に出られてしまった。悔しいほうが大きいです」。そういって唇を噛んだが、大きな収穫も得た。
日本選手権は途中棄権に終わり、「大事なところで失敗してしまう」という課題に向き合った野本。布勢スプリントで13秒28とブダペスト世界選手権の参加標準記録を突破。実業団学生対抗でも13秒51で優勝し、今大会でさらに自己記録を塗り替えた。「冷静に走れるようになった」ことで安定感が出てきたという。
この記録を出してもなお、日本代表に『安泰』とならないのが今の日本スプリントハードル界。「トップスピードが3、4台目で出ているので、もう少しラストまで修正したい。腰が引けていたのをもっと修正できればインターバルも刻めて、13秒1台から0台も見えてきます」。
早大時代から期待を寄せられてきたハードラー。そのスピードを武器に、昨年は世界室内選手権60mハードルであとわずかのところで決勝進出を逃すなど、徐々にトップ選手への階段を上ってきた。
誰が勝ってもおかしくない多士済々の日本男子ハードル。27歳で本格化を迎えた野本が、しっかりと上位争いに加わってきそうだ。
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