◇第18回トワイライト・ゲームス(7月22日/東京・AGFフィールド)
第18回トワイライト・ゲームスが東京・AGFフィールドで行われ、2組タイムレースの男子100mは1組で10秒21(+1.8)をマークして1着だった藤原寛人(中大)が優勝を飾った。2組1着の宇野勝翔(順大)が10秒26(+0.8)で2位だった。
中盤から力強く伸び、フィニッシュタイマーを確認するとガッツポーズ。飯塚翔太(ミズノ)、川面聡大(SPRINTEST)の中大記録を0.01秒更新し、「目標にしていた記録を更新できて良かったです」と笑顔で振り返った。
千葉・東海大浦安中時代は全中100mを制し、東海大浦安高でも国体や全国高校大会で入賞を重ねてきた。中大に入っても、2年だった昨年にU20日本選手権を制し、U20世界選手権では4×100mリレーで2走として史上初の金メダル獲得に貢献している。
だが、これだけのキャリアを重ねてきたことで、「結果を求め過ぎて」今季は自分の走りを見失っていたという。6月の日本選手権では予選敗退。ただ、これが転機になった。
「常に完璧な自分を求め過ぎていました。時にはうまくいかないこともある。そんな自分を受け入れようと思ったんです」
これまでは「トレーニングはラフに、試合は緻密に」だったスタイルも「トレーニングを緻密に、試合はラフに」に切り替えた。この日も、「ダメなら来週のAthlete Night Games in FUKUIがあるし、それでもダメなら秋の日本インカレや来年につなげられればいい」と臨んだという。
6月末の布勢スプリントで出した自己ベストを0.06秒更新し、「1つ前進できました」と笑顔がこぼれる。それでも、「満足はしていません」ときっぱり。
「高2から一度も勝てていない」という同学年の鵜澤飛羽(筑波大)、U20世界選手権の4×100mリレーでともにバトンをつないだ栁田大輝(東洋大)が、1週間前のアジア選手権で金メダルと躍動した。「2人の活躍は悔しい。特に、鵜澤君に勝つまではやめられません」と藤原。その目、しっかりと前を見つめていた。
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
2025.09.19
男子20km競歩 古賀友太の補欠登録を解除/東京世界陸上
2025.09.12
前夜祭イベントでギネス“世界新” 寺田明日香が高速道路KK線でリレー参加/東京世界陸上
2025.09.13
明日午前開催の女子マラソン 鈴木優花の補欠登録を解除/東京世界陸上
-
2025.09.14
-
2025.09.13
2025.08.27
アディダス アディゼロから2025年秋冬新色コレクションが登場!9月1日より順次販売
-
2025.08.19
-
2025.08.24
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.09.19
オレゴン世界陸上100m金・カーリーがドーピング容認大会参加を表明 今季トラブル続きでスポンサー契約も解除
オレゴン世界選手権男子100m金メダリストのF.カーリー(米国)がドーピング容認の大会、エンハンスト・ゲームズに参加することを表明した。陸上からは同大会への登録は初となる。 エンハンスト・ゲームズは26年5月に米国・ラス […]
Latest Issue
最新号

2025年10月号 (9月9日発売)
【別冊付録】東京2025世界陸上観戦ガイド
村竹ラシッド/桐生祥秀/中島佑気ジョセフ/中島ひとみ/瀬古優斗
【Coming EKIDEN Season 25-26】
学生長距離最新戦力分析/青学大/駒大/國學院大/中大/