2023.07.02
2日、豪州でゴールドコーストマラソンが行われ、男子は小山直城(Honda)が2時間7分40秒の大会新記録で優勝を飾った。
レースは現地時間の午前6時15分にスタート。天候は曇り、気温が15度前後という条件で行われ、男女6722人のランナーがエントリーした。
スタートから先頭集団でレースを進めた小山は、1km3分00秒のペースを刻み、中間点を1時間3分43秒で通過。徐々に集団が絞られるなか、30km過ぎに仕掛けてトップに立つと、その後もペースをキープして、1位でフィニッシュした。優勝タイムは今年3月の東京マラソンで出した自己記録(2時間8分12秒)を32秒更新したほか、19年に設楽悠太が樹立した大会記録(2時間7分50秒)も上回った。
小山は埼玉県出身の27歳。埼玉・松山高時代には15年の都道府県対抗男子駅伝4区で区間賞を獲得して、埼玉県の優勝に貢献。東農大では17年箱根駅伝に関東学生連合チームのメンバーとして4区に出場している。Honda入社後はさらに躍進し、昨年は3月の東京で2時間8分59秒でマラソンデビューを果たすと、10000mでも27分55秒16をマーク。今年の東京マラソンは日本人5番手(15位)に入り、パリ五輪マラソン代表選考会のMGCへの出場権を手にしている。
優勝後のインタビューでは「大会記録を更新できたことはとてもうれしい。日本人選手が多く出場するなかでトップに立てたことは良かったです」と答え、初の海外レースでの快走に、10月のMGCへの大きな弾みとした。
日本勢では川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)が2時間12分35秒で7位。金子晃裕(コモディイイダ)が2時間15分04秒で続いた。
女子はR.ジェプコリル(ケニア)が2時間27分10秒で優勝。山口遥(AC・KITA)が2時間39分55秒で日本人最高の9位でフィニッシュした。
【動画】大会新を樹立した小山直城のフィニッシュのシーンをチェック!
RECOMMENDED おすすめの記事
Ranking
人気記事ランキング
-
2025.12.01
-
2025.12.01
-
2025.12.01
2025.11.28
青学大、國學院大、中大、早大など11校! 4回目を迎える宮古島大学駅伝の出場予定校発表
-
2025.11.29
2022.04.14
【フォト】U18・16陸上大会
2021.11.06
【フォト】全国高校総体(福井インターハイ)
-
2022.05.18
-
2023.04.01
-
2022.12.20
-
2023.06.17
-
2022.12.27
-
2021.12.28
Latest articles 最新の記事
2025.12.02
東洋大男子長距離が4社と契約 “昇り龍”を描いた鉄紺の新ユニフォームも発表「頂点目指し力強く上昇」
東洋大は12月2日、陸上競技部男子長距離部門において、セブン銀行(本社:東京都千代田区)、カカクコム(本社:東京都渋谷区)が運営する「求人ボックス」、ECC(本社:大阪市北区)、ビースタニング(本社:東京都渋谷区)が運営 […]
2025.12.02
約137gの超軽量ながら3D形状のカーボンプレート搭載、ミズノのスピードレーシングシューズ「HYPERWARP」が発売!
ミズノは12月2日、3D形状のフルレングスカーボンプレートを搭載したスピードランナー向けの新レーシングシューズ「HYPERWARP」シリーズを12月19日に全国のミズノランニング品取扱店で発売することを発表した。 近年の […]
2025.12.01
サニブラウンが熱血アドバイス「成功し続けて最終的にトップに残る人はほとんどいない」失敗と挑戦のススメ
日本陸連は12月1日、第12期ダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリートNextageの認定式を開いた。 同プログラムは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にスタート。こ […]
2025.12.01
高1の松下碩斗と後藤大樹がダイヤモンドアスリートNextage新規認定「小さな目標からステップアップ」
日本陸連は12月1日、第12期ダイヤモンドアスリート・ダイヤモンドアスリートNextageの認定式を開いた。 ダイヤモンドアスリートは東京五輪に向けた中長期的なエリートアスリートの国際人としての育成を目的に2014年にス […]
Latest Issue
最新号
2025年12月号 (11月14日発売)
EKIDEN REVIEW
全日本大学駅伝
箱根駅伝予選会
高校駅伝&実業団駅伝予選
Follow-up Tokyo 2025