◇第39回U20日本選手権・混成競技(6月10、11日/秋田県立中央公園陸上競技場)
第39回U20日本選手権・混成競技が行われ、男子十種競技は齋藤泰希(東海大)が6774点の自己新で初優勝、女子七種競技は林美希(中京大中京高3愛知)が5043点で連覇を飾った。
先週、韓国で行われたU20アジア選手権で100mハードル優勝、七種競技銀メダルの林。帰国してその足で秋田へ。それでも、昨年のインターハイ2冠女王の強さは健在だった。
13秒46のベストを持つ100mハードルではシニアの日本選手権も上回る13秒83(-0.3)をマーク。「連戦の中で種目ごとに練習と思って意識した」と言うように、砲丸投では「2回目にすごく良い感覚がありました」と、ところどころで手応えをつかんだ。
最後はしっかり5000点を超えるあたりさすがの一言。来週はインターハイを懸けた東海大会を控えている林は、「全国で優勝と自己ベストを目指します」と突き進んでいく構えを見せていた。
齋藤は「昨年は5位だったので優勝目指して頑張りました」と言い、4種目で自己新、1種目自己タイと好記録で頂点に立った。姉は円盤投の日本チャンピオン・齋藤真希(東海大院)。「以前は比較されるのは苦手でしたが、これで僕も日本一を取ったよ、と言えます」と笑顔を浮かべる。
今後は「来年の関東インカレ、日本インカレの標準記録を狙っていきます」とさらなる成長を目指す。
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