HOME 高校

2023.06.07

洛南が4×100mRで39秒97!京都橘も4×400mRで9年ぶりの大会新/IH京都府大会
洛南が4×100mRで39秒97!京都橘も4×400mRで9年ぶりの大会新/IH京都府大会

39秒97の大会新で男子4×100mRに優勝した洛南。左から走順に甲斐日翔、土城隼磨、村松悦基、津田伊万。津田は100m、200mも制す

8月の北海道インターハイに向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。

京都府大会は悪天候のため1日順延となり、6月3日から5日の3日間、たけびしスタジアム京都で行われた。

広告の下にコンテンツが続きます

男子4×100mリレーでは洛南が39秒97と大会新で2位に1.6秒以上差をつけて圧勝。洛南は男子4×400mリレーでも、400m優勝(48秒61)の藤原和馬(3年)を1走に置き、3分14秒40でフィニッシュした。

洛南は個人でもトラックで活躍を見せ、200mは徳島インターハイ200m4位の津田伊万(3年)が21秒17(-0.7)で優勝。津田は100mでも向かい風のなか、10秒66(-1.3)で制した。チームメイトの村松悦基(2年)も10秒69で2位、甲斐日翔(3年)が10秒76で3位と上位独占した。津田は個人とリレーで4冠を飾っている。

このほか、男子3000m障害でも、9分04秒92で井上優人(2年)がトップに立った。2位の髙木崚平(3年)は9分08秒92、3位に9分14秒42で加嶋翼(2年)と続き、洛南勢が昨年に引き続きメダルを独占している。

男子400mハードルでは橋本諒生(乙訓3)が51秒24と、大会記録(52秒00)を23年ぶりに更新。2位にはチームメイトの安部虎太朗(3年)52秒94が入り、乙訓がワン・ツーを飾っている。

広告の下にコンテンツが続きます

男子ハンマー投は高2最高記録となる65m11でアツオビン・アンドリュウ(花園2)が優勝した。アツオビンは砲丸投でも16m06、円盤投を45m58で制し、投てき3冠を獲得している。

男子走幅跳では、3回目に7m30(+1.7)を跳んだ中田凱斗(北稜3)がそのまま逃げ切ってトップに輝いた。中田は昨年インターハイ7位となった男子三段跳でも、15m34(+1.0)で快勝して2冠を達成した。浦川尚樹(洛南3)が14m83(+1.8)、工藤が14m82(+0.8)と続いたほか、6位でも14m53とハイレベルな勝負となった。

女子100mでは森本海咲希(京都橘3)が11秒84(-2.0)の大会新をマークした。森本は200mも24秒63(-1.2)で走破し、チームメイトの河野桃々(2年)が続いた。

短距離個人種目で上位を占めた京都橘は4×100mリレーの予選を46秒11で大会新を出すと、準決勝で46秒02まで短縮。決勝も46秒07と2位に1秒65つけて圧勝した。女子4×400mリレーでも400m優勝の福井彩乃(3年)を擁したオーダーで、3分44秒45で9年ぶりに大会記録(3分45秒07)を塗り替えている。

広告の下にコンテンツが続きます

女子800mでは昨年のインターハイ800m3位の松尾愛利紗(京都文教3)が、2分09秒81で完勝を収めた。松尾は400mハードルも61秒47で、2種目に優勝を飾った。

また、女子棒高跳では坂田優(洛東3)が大会記録を1cm上回る3m61をマークした。

学校対抗は、男子は洛南がトラック種目の11種目優勝を含む185点で圧勝。女子は京都橘がトラック種目で稼いだ79点で優勝を果たした。

近畿大会は6月15日から4日間、和歌山県の和歌山市・紀三井寺公園競技場で行われ、全国大会の北海道インターハイは8月2日から6日に札幌市の厚別公園競技場で開催される。

広告の下にコンテンツが続きます
8月の北海道インターハイに向けた都府県大会が5月上旬から各地で行われ、高校生たちが熱い戦いを繰り広げている。 京都府大会は悪天候のため1日順延となり、6月3日から5日の3日間、たけびしスタジアム京都で行われた。 男子4×100mリレーでは洛南が39秒97と大会新で2位に1.6秒以上差をつけて圧勝。洛南は男子4×400mリレーでも、400m優勝(48秒61)の藤原和馬(3年)を1走に置き、3分14秒40でフィニッシュした。 洛南は個人でもトラックで活躍を見せ、200mは徳島インターハイ200m4位の津田伊万(3年)が21秒17(-0.7)で優勝。津田は100mでも向かい風のなか、10秒66(-1.3)で制した。チームメイトの村松悦基(2年)も10秒69で2位、甲斐日翔(3年)が10秒76で3位と上位独占した。津田は個人とリレーで4冠を飾っている。 このほか、男子3000m障害でも、9分04秒92で井上優人(2年)がトップに立った。2位の髙木崚平(3年)は9分08秒92、3位に9分14秒42で加嶋翼(2年)と続き、洛南勢が昨年に引き続きメダルを独占している。 男子400mハードルでは橋本諒生(乙訓3)が51秒24と、大会記録(52秒00)を23年ぶりに更新。2位にはチームメイトの安部虎太朗(3年)52秒94が入り、乙訓がワン・ツーを飾っている。 男子ハンマー投は高2最高記録となる65m11でアツオビン・アンドリュウ(花園2)が優勝した。アツオビンは砲丸投でも16m06、円盤投を45m58で制し、投てき3冠を獲得している。 男子走幅跳では、3回目に7m30(+1.7)を跳んだ中田凱斗(北稜3)がそのまま逃げ切ってトップに輝いた。中田は昨年インターハイ7位となった男子三段跳でも、15m34(+1.0)で快勝して2冠を達成した。浦川尚樹(洛南3)が14m83(+1.8)、工藤が14m82(+0.8)と続いたほか、6位でも14m53とハイレベルな勝負となった。 女子100mでは森本海咲希(京都橘3)が11秒84(-2.0)の大会新をマークした。森本は200mも24秒63(-1.2)で走破し、チームメイトの河野桃々(2年)が続いた。 短距離個人種目で上位を占めた京都橘は4×100mリレーの予選を46秒11で大会新を出すと、準決勝で46秒02まで短縮。決勝も46秒07と2位に1秒65つけて圧勝した。女子4×400mリレーでも400m優勝の福井彩乃(3年)を擁したオーダーで、3分44秒45で9年ぶりに大会記録(3分45秒07)を塗り替えている。 女子800mでは昨年のインターハイ800m3位の松尾愛利紗(京都文教3)が、2分09秒81で完勝を収めた。松尾は400mハードルも61秒47で、2種目に優勝を飾った。 また、女子棒高跳では坂田優(洛東3)が大会記録を1cm上回る3m61をマークした。 学校対抗は、男子は洛南がトラック種目の11種目優勝を含む185点で圧勝。女子は京都橘がトラック種目で稼いだ79点で優勝を果たした。 近畿大会は6月15日から4日間、和歌山県の和歌山市・紀三井寺公園競技場で行われ、全国大会の北海道インターハイは8月2日から6日に札幌市の厚別公園競技場で開催される。

次ページ:

       

RECOMMENDED おすすめの記事

    

Ranking 人気記事ランキング 人気記事ランキング

Latest articles 最新の記事

2024.05.04

2024年インターハイ都府県大会情報

各地で行われているインターハイ都府県大会の大会関連ページをまとめました! ・各都府県大会上位6位までがインターハイ出場 ※男女競歩は5位、女子棒高跳、女子三段跳、女子ハンマー投、混成は4位までが出場 ●福岡インターハイ( […]

NEWS リレーのパリ五輪切符を懸けて!世界リレーが5/5朝8時05分に開幕 上位14ヵ国に出場権、初日予選突破でつかめるか?

2024.05.04

リレーのパリ五輪切符を懸けて!世界リレーが5/5朝8時05分に開幕 上位14ヵ国に出場権、初日予選突破でつかめるか?

8月のパリ五輪リレー種目の出場権を懸けた世界リレーが5月4、5日の2日間、バハマ・ナッソーで開催される。男女の4×100m、4×400mと男女混合4×400mの5種目が実施。上位14ヵ国(決勝8チーム+2レース目からの6 […]

NEWS 200mは鵜澤飛羽がセカンドベストの20秒26でV2!400mHは筒江が豊田ら抑える ハンマー投・福田が73m00/静岡国際

2024.05.04

200mは鵜澤飛羽がセカンドベストの20秒26でV2!400mHは筒江が豊田ら抑える ハンマー投・福田が73m00/静岡国際

◇静岡国際陸上(5月3日/小笠山総合運動公園静岡スタジアム) 日本グランプリシリーズG1の静岡国際が5月3日に行われた。注目を集めた男子200mはブダペスト世界選手権代表の鵜澤飛羽(筑波大)が連覇。セカンドベストとなる2 […]

NEWS 五島莉乃 標準届かずも自己新初V「悔しいのが一番」パリ五輪見据え「勝負できるように」/日本選手権10000m

2024.05.04

五島莉乃 標準届かずも自己新初V「悔しいのが一番」パリ五輪見据え「勝負できるように」/日本選手権10000m

◇第108回日本選手権10000m(5月3日/静岡・小笠山総合運動公園静岡スタジアム) パリ五輪代表選考会となる日本選手権10000mが行われ、女子は五島莉乃(資生堂)が日本歴代6位の30分53秒31をマークして初優勝を […]

NEWS 葛西潤が殊勲の初V!日本歴代6位の27分17秒46「ケガなくできたのが一番」パリ五輪目指しもう1本挑戦/日本選手権10000m

2024.05.04

葛西潤が殊勲の初V!日本歴代6位の27分17秒46「ケガなくできたのが一番」パリ五輪目指しもう1本挑戦/日本選手権10000m

◇第108回日本選手権10000m(5月3日/静岡・小笠山総合運動公園静岡スタジアム) パリ五輪代表選考会となる日本選手権10000mが行われ、男子は葛西潤(旭化成)が日本歴代4位の27分17秒46をマークして優勝した。 […]

SNS

Latest Issue 最新号 最新号

2024年5月号 (4月12日発売)

2024年5月号 (4月12日発売)

パリ五輪イヤー開幕!

page top